2016年06月26日
段ボールはなぜ『段』『ボール』なのか
段ボール。
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(画像引用 Wikipedia)
何気なく、彼らのことをそう呼んでいますが....。
「段」?
「ボール」?
どのへんが????
そう、まず段がわかりません。
段ボールは、使用目的や変形過程において
「箱」であったり「平面」だったりするわけですが、
基本的に「階段状」ではありません。
それなのに「段」ボールなどと・・・。
ん?
誰か来たようです。
段ボール「困りますね。言いがかりは」
筆者「あっ!おなじみの本人登場!」
段ボール「いいですか、モノの名には由来があるんです」
筆者「では、なぜ段なのかをひとつ・・・」
段ボール「いいでしょう。見なさい、私の断面を!」
![image.jpeg](/huun/file/image-3bbd9-thumbnail2.jpeg)
(出典 高田紙器製作所)
筆者「おおっ!これは!段ですね!」
段ボール「そう。この波型こそ、私の特徴」
筆者「確かに!段ボールといえばこんなです!」
段ボール「正確には『両面段ボール』といいます」
筆者「どうやって作るんですか」
段ボール「まず、ライナーという紙を用意。
ま、土台のようなものですね」
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筆者「この時点では、ただの紙ですね」
段ボール「次に、先ほどのライナーに『中しん』を張り付けてゆきます」
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筆者「おお、さっきの波型のやつですね」
段ボール「そう。中しんにはあらかじめ波型がつけてあります」
筆者「それを糊かなんかでくっつけて・・・」
段ボール「デンプンと水を混ぜた糊液を使用します」
筆者「でもこのままでは、片面だけの処理ですよね」
段ボール「そう。これを『片面段ボール』といいます。
反対側に、もう1枚ライナーを貼り合わせると・・・」
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筆者「おお〜!完成しました!」
段ボール「これが『両面段ボール』です」
筆者「よくわかりました!確かに波型の段がありました!」
段ボール「語源からして、波や段があるのは当然なのです。
そもそも、段ボールは英語で
corrugated cardboard。
corrugated=波型の
cardboard=厚紙
という意味ですから」
筆者「へ〜!ところで、段ボールの『ボール』についてですけど」
段ボール「それは、厚紙すなわち『ボール紙』を使うからですよ」
筆者「でも、『ボール紙』はボール(ball)ではありませんが・・・」
段ボール「諸説ありますが、本来は
『ボード紙』だったようです。つまり、
ball ではなく board。」
筆者「じゃあ、『段ボール』ではなく
『段ボード』が正しいはずだと」
段ボール「今さらどうこう言う気はありませんがね・・・」
筆者「いや!今からでも願いは叶いますよ!
世界に散らばるという、七つのドラゴンボードを集めて」
段ボール「そこはボールのままでいいから」
・・・というわけで段ボールにまつわるお話でした。
語呂合わせは
「corrugated=波型の」
なので
「凍るゲートで並みがあったの」
北風の中、門のそばに吉野家が!!
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