VIXEN（ヴィクセン）のライヴアルバム『LIVE FIRE』を聴いてみた。

2018年09月13日

VIXEN（ヴィクセン）のライヴアルバム『LIVE FIRE』を聴いてみた。

Vixen

米・女性ハードロック・バンド、ヴィクセン（VIXEN）が2018年7月に

リリースした新作ライヴアルバム『LIVE FIRE』。最近、購入し聴いて

みましたが、これがなかなか良かったので、レビューみたいなものを

書いてみたい。

まず、現在のヴィクセンは2012年にオリジナルメンバー3人と再結成時に

参加していたギタリストの4人で「JSRG（JanetShareRoxyGina）」として

活動を再開。

これはオリジナルメンバーのギタリスト、ジャン・クエネムンドが他の

メンバーと「VIXEN」として活動していたためで、ジャンが2013年に

亡くなり、その後、その意思を受け継いで「JSRG」が「VIXEN」として

活動。それから、5年が経過し、待望のアルバムリリースとなったのが、

このライブアルバム『LIVE FIRE』なのです。

この『LIVE FIRE』は、米・シカゴのアルカディア・シアターで録音された

ライブアルバムで、新ギタリスト、ブリット・ライトニングを加えた

ラインアップでヴィクセンの往年の名曲やカバー曲、未発表の「Big Brother」

を含む12曲のライブトラックを収録。このほか、ボーナストラックにヒット曲

「Edge of A Broken Heart」のアコースティック・スタジオ・ヴァージョンと

「You Ought To Know By Now」のニュー・スタジオ・ヴァージョンを収録。

ミックスはマイケル・ワグナーが担当しています。

さて、アルバムを聴いてみると、音が良い、MIXが良い。というかその前に

ヴァン・ヘイレンの『Tokyo Dome Live in Concert』を聴いているのもあって、

ラインで録音されたライブアルバムってこんなに音が良かったんだという感じ。

ヴィクセンの演奏の能力の高さもあって、スタジオ録音かと錯覚しそうです。

曲ですが、オープニングから勢いのある曲が3曲「 Rev It Up 」

「How Much Love 」「One Night Alone 」と間髪入れずに続くところから

やられてしまう。新加入のへヴィメタル系のギタリスト、ブリット・ライト

ニングはオリジナルとほぼ変わらないギターソロを弾いていますが、

アウトロが長くアレンジされている曲もあり、そこでオリジナリティを発揮。

また、「Cryin'」や「Love Is A Killer」の歌い出しでは、サポートメンバー、

タイソン・レスリー（Tyson Leslie）のキーボードがフィーチャーされ、

ライブならではのアレンジとなっている。

さらに、カバー曲ではレイ・チャールズの「I Don’t Need No Doctor」

（ハンブル・パイのカバー）のほか、クレジットされていませんが、

「Rock Me」では、途中にディープ・パープル（Deep Purple）の

「Perfect Strangers（パーフェクト・ストレンジャーズ）」が演奏されて

います。

といった感じで、初期の２枚のアルバムからの曲に、カバーを織り交ぜた

なかなか満足のいく内容。メロディアスでちょっとハードな曲が好きという

私の欲求を満たす内容となっておりました。

今回、スタジオ録音がボーナストラックで２曲でしたが、今度こそは

スタジオアルバムを期待したいところです。

WE LOVE MUSIC!!

VIXEN（ヴィクセン）のライヴアルバム『LIVE FIRE』を聴いてみた。

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