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2017年01月19日
《療育センター変更の話5》ある日の出来事。
そんなわけで、幼稚園に入園してからも並行して療育にも通い続けてました。
幼稚園に入園してからは、療育がある日は療育センターの先生に送迎をお願いしていたので、
幼稚園バスで登園
↓
幼稚園に療育センターの先生がお迎え
↓
療育センターで活動
↓
給食の時間に幼稚園に戻る
↓
幼稚園バスで帰宅
という流れで、私は療育について行かなくなったので、ケントがどういう様子なのか全然わかりませんでした。
ただ、面談ではA先生が一方的に喋り続けるだけで、普段の療育中の様子もなかなか聞けず…。
ケントも、療育に行くことを嫌がらないので、楽しんでいるのかなぁ…と思っていました。
それが。
いつだったかな…。
年中さんになってからの個人面談で、A先生に、
「ケント君、集団行動が全然できません。一斉指示も聞けません。」
と言われたんです。
なんか、正直、
『今さら!?』
と思ってしまいました。
もう年中さんになって何ヶ月か過ぎていて、だいぶケントも落ち着いてきていて。
参観日や行事の時に、特に先生に別に指示を出されるでもなく、普通にみんなと同じように参加しているケントを見ていたので、
『………???』
でした。
だって、幼稚園では1クラスが25名くらい。
全体での行動ともなれば、200名はこえる人数。
それで、みんなと同じように、先生の指示を聞いて動けるのに。
何で、療育の少ない人数(1グループ4〜5名)での活動では、指示が聞けないの…?
不思議に思って、
「幼稚園ではできてるみたいなんですが…。」
と言えば、
「それは、本当にできているとは言わない!」
とか言われて…。
『幼稚園でのケントを見ていないのに、何でそんなに決めつけるようなことを言うんだろう…。』
『そんな少ない人数なのに、指示を聞かせられないなんて、どんなやり方してんだろう…。』
と、もともと苦手だったA先生が、嫌になっていきました…。
そして、ある日。
たまたま幼稚園を早退して実家に行かなければいけなくなった日に。
ケントを療育センターに迎えに行きました。
幼稚園にケントの荷物を取りに行ってから、療育センターに向かうと。
ちょうど、ケントのグループの活動が終わる頃で、部屋から何人か子供たちが出てきたので、その中にケントを探すと…。
いない…。
『あれ…??あのグループじゃなかったっけ?』
と思い、教室の中を覗いて見たら。
ケントがいました…。
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posted by お母さん at 19:51| 療育センター変更の話
《療育センター変更の話4》できないできないできない。
そんな感じで、私が療育センターに不満を持ち始めた頃、他のお母さん方もそういうことを思っている方がチラホラいると知りました…。
「なんかいつも同じような遊びさせられるだけで、来ても意味あるのかわかんないよね〜。」
「もう幼稚園に入園できる年齢だし、幼稚園に入れたら療育は行かなくてもいいかな〜。」
「毎日行ける幼稚園の方がいいしね〜。」
そんな感じで、何人かは辞めていきましたが…。
まぁ、そういう子たちは幼稚園でも、なんとかみんなに混ざってやっていけるような子たちです。
自閉度が高い子のお母さん、知的障害・情緒障害がある子…たちのお母さん方は、療育センターへの不満を口にしつつも、通い続けていました。
やっぱり、我が子のことは心配だし、簡単には辞められないですよね…。
私も、ケントが幼稚園に入園してやっていけるのか…?と考えたら…。
不安で…。
年少さんから幼稚園に入園させる予定でしたが、幼稚園と並行して療育を続けるかどうかは悩みました。
その辺はもう、私1人で考えても答えが出なそうだったので、個人面談でA先生に相談しようとしたら…。
やっぱり、一方的に喋り続けるA先生…。
ケントへのダメ出しばかり…。
あれができない、これもできない…。
できないできないできない…
できないことばかりを、一方的に捲し立てて、私はただ相槌を打つだけ…。
そういうことばかり言われていると、なんだか私も自信がなくなり、療育を辞めようと考えていることなんて相談できずじまい…。
そんなことが、個人面談のたびに繰り返されました。
担当の先生を変えて欲しいなんて言えないし、他に相談できる人もいない…。
ただただ、ケントのできないことばかりを言われるだけで、
「それは、こうしてあげたらケント君にもわかりやすいかも。」
とか、
「そういう時は、こうしてみたら?」
とかアドバイスがあるわけでもなく。
ただ、落ち込んでしまうだけの面談…。
そして、
『なんで、できないの…?』
という悲しい気持ちやイライラを、ケントにぶつけてしまったり…。
本当に、あの頃はしんどかったです。
A先生から言われる、
あれもこれもできないケント君
というフィルターを通してケントを見てしまっていて、本当のケントを見てあげれていなかったような気がします。
できるようになったこと、成長した部分、得意なこと…たくさんあったのに、それは見ないで、ケントができない部分だけ見てしまっていました。
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posted by お母さん at 15:09| 療育センター変更の話
2017年01月18日
《療育センター変更の話3》芽生え始めた不信感。
心理士の先生が退職されてから、何人かの先生が続けて退職されました。
それからはもう先生方の入れ替わりが激しくて、誰が誰やら…。
行くたびに新しい先生がいて、
「誰だろう…?」
という感じでした。
そして、誰なのかわからないまま、その先生もいつの間にかいなくなってたり…。
そんな感じだったので、もともとゆる〜い感じの雰囲気だったのが、ますますなぁなぁな感じになっていってるように感じました。
新しく入ってきた若い先生たちは、ただ、
遊び相手になってるだけ
という感じ…。
おもちゃの取り合いで喧嘩が始まったりなどの子供同士のトラブルも、困ったように見てるだけ…。
他害がある子を止めることもできないし、止めようともしないし…。
遊びの輪に入れない子も、そのまんま放置…。
遊びの中での安全管理みたいな…?そういうのも、なぁなぁな感じで…。
『えっ…?それ危ないんじゃ…?』
と思うようなこともチラホラ…。
「ちょっと…それは…まだできないかも…。」
と、我が子にさせるのを躊躇してしまうお母さん方を、
「過保護だね〜。そんなんだと子供は成長しませんよ。」
と馬鹿にしたように笑ったり。
そんな先生方やA先生、療育センターそのものに、疑問や不満が段々と芽生えていきました。
…が。
他の療育センターを知っているわけでもないし…。
そして、何より。
療育センターの先生方に、何か嫌われるようなことを言ってしまったりしたら…。
療育センターに通えなくなったら…。
ケントの将来が閉ざされてしまうような…。
そんな感覚でした。
『そんな大げさな…。』
と思われるかもしれませんが、悩みに悩んでいた時期に、やっと見つけた自分とケントの居場所のように感じていたんです。
療育に行けなくなったら、また前みたいに毎日毎日悩みに暮らす日々に舞い戻ってしまう…。
療育に行けなくなったら、ケントが成長できない…とまで、感じていました。
だから、先生方には不満や疑問を伝えることができませんでした…。
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posted by お母さん at 14:35| 療育センター変更の話
2017年01月17日
《療育センター変更の話2》療育行って意味あるの…?
A先生はケントのクラスの担当ではありましたが、個人面談などの時にお話する先生は別で、心理士の資格を持った若い女性の先生でした。
なので、色々相談事があればその先生とお話したりできたので、A先生に無視されていても、特に困るようなことはなく…。
まぁ、嫌な気持ちではありましたが…。
ですが、その心理士の先生が退職されてしまって…。
ケントの担当の先生がA先生になってしまったんです。
(この記事に書いてあります。→苦手なおばちゃん先生…。)
それまでの先生は、
「こちらから、『診断を受けに行ってください。』と言うことはないので、ゆっくりケントの成長を見守っていきましょう!」
と言っていたのに、A先生は個人面談のたびに診断を受けるように言ってきました。
しかも。
もう、ケントが発達障害だという前提で
「こういうこと苦手でしょ?特性だからしょうがないですよ。」
なんて話をしたりするし…。
「小学校は支援級でしょ?」
とか勝手に言い出したり…。
同じグループの他の子の悪口のようなことを言ったり…。
…と言うことは、ケントの悪口も他の人に言ったりしてるのかな?と思ったり。
個人面談のたびに、かなり落ち込んでしまいました。
『ケントは発達障害なんかじゃない!普通級に行ける!』
とか、そういうのじゃなく…。
まだ診断も受けていない子にそんな決めつけるような話をしたり、何の資格もない人が勝手に人のこれからの人生に大きく関わるようなことを、簡単に話してしまうことにビックリして…。
そして、そういうことを何の躊躇いもなく親の私にペラペラ話してしまう配慮のなさに、そういう人に子供を預けていることが、すごく不安になりました。
療育に通うような子たちって、繊細な子たちが多いと思います。
特別な配慮が必要だったり、うまく自分を表現できない子の気持ちに寄り添ってあげたり…。
そんな感じが、A先生からは感じられませんでした。
そんな子たちを、こんなガサツな神経の人が相手してるんだ…と。
だから、
療育行って意味あるの…?
って、思うようになってしまったんだと思います。
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posted by お母さん at 16:28| 療育センター変更の話
《療育センター変更の話1》苦手な先生…。
ケントの療育センターを変更した話を書いていこうと思います。
通っている療育センターに疑問や不満があっても、なかなか行動できない…どうすればいいのかわからない…という方がいらっしゃったら、少しでも参考になれば…と思います。
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2歳の頃から通っていた療育センター。
始めは母子通園だったので、毎回私も一緒に登園して、一緒に活動していました。
人見知り・場所見知りがひどかったので、いつも私にべったりのケント。
私と離れられず、みんなの遊びの輪の中に入れないこともありましが、いつも、先生方が優しく声を掛けてくださって、ケントが活動に参加できるようにゆっくりゆっくり慣らしていった感じでした。
そういう風に、無理に活動に参加させないで、ケントのゆっくりペースに合わせて声を掛けてくださる先生はとてもありがたかったのですが…。
少し強引な感じの先生もいらっしゃって…。
この先生をA先生としますが、初めからとても苦手でした。
田舎の陽気なおばちゃん
って感じの方で、私にべったりのケントを、いきなり、
A先生「ケント君!一緒に遊ぼうよ!滑り台する〜?」
と大きな声で話し掛けてきて、びっくりしてますます私にしがみつくケントを、無理矢理抱っこして滑り台のところに連れて行ってしまったり。
そんなことばかりするので、ケントはA先生が苦手になったみたいで…。
そうなったら今度は、無視されるようになりました…。
例えば、他の先生が、
「ケント君〜♪滑り台が気になるんだね。みんな楽しそうだね。先生とママと一緒に行ってみようか〜?」
と、誘ってくださって、なんとかみんなに混ざって滑り台できた時。
滑り台の下にいたA先生は、滑り降りてくる子たちに、
「○○く〜ん!上手だったねぇ〜!」
「△△ちゃーん!シューってすごいねぇ!」
と声を掛けたり、ヨシヨシしたり。
そこにケントが滑り降りて行っても、
シーン…。
A先生は黙って見てるだけでした。
みんなで追いかけっこをして遊んでいても。
キャーキャー言って楽しそうに逃げる子どもたちを、追いかけて捕まえて大笑いするA先生。
ケントもみんなに混ざって楽しそうに走り回っていましたが、A先生はケントのことは無視。
A先生の近くにいても、無視。
他にもたくさん、無視されることがあり…。
でも、他の先生方は全くそんなことなかったし、私も他のお母さん方と仲良くなれたりして、それなりに楽しんではいたので気にしないようにして通い続けていました。
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posted by お母さん at 16:13| 療育センター変更の話
2017年01月14日
迷う…。次男の療育…。
ケントの療育センター問題が解決したと思ったら…。
新たな悩みが…。
次男も療育に通うか迷っています。
1歳半検診で、あまりの落ち着きのなさに、フォローアップで毎月保健師さんとお話したり、様子を見せたりしに行っていたのですが…。
先月のお話の時、チラッと療育の話も出たんです。
こちらが、
「療育に通いたいのですが…。」
と言えば、すぐに手続きを進めてくださいそうな雰囲気。
たぶん、保健師さんは、自分の方から療育を勧めるのは慎重にしているご様子です。
もしかして、私が言うの待ってるのかな…??
療育に行った方が次男のためになるのはわかっているのですが、なかなか踏み切れません…。
ケントを療育に通わせて、良かったこともあったし、嫌な思いをしたこともありました。
療育に行っている
それだけで、偏見を持たれることもあります…。
今だに、実母も義母も、
「普通の子なのに療育なんか行かせて!大げさ!心配しすぎ!」
「あなたがそんな神経質に育てるから!」
「何をそんなに心配してるの?普通じゃない!」
と煩いんです…。
私だって、自分の子供のことを、
「普通じゃない!他の子達と違う!」
なんて、思いたくないです。
ただ、ケントがみんなと楽しく過ごせるように…。
ケントのために…と思っているのに…。
これで、次男までも療育に通うことなったら、実母と義母からまた色々言われると思うと…。
なんだかなぁ…。
兄弟2人とも療育に行っている…って、周りからどう思われるんだろう…とかも思ったり。
なかなか踏み出せないでいます…。
現在2歳ですが、年少さんで幼稚園に入園させようと思っているので、入園まで後1年と少し…。
そろそろ考えないとかな…。
迷うなぁ…。
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2017年01月11日
新しいスタート。
ケントは昨日が幼稚園の始園式。
幼稚園に行くと、楽しいけど疲れるのか、昨日は帰ってきてからグッタリ…でした。
体力つけないといけないね…。
幼稚園の冬休み中、新しい療育センターに初登園しました!
結構前に2箇所の療育センターを見学して、その中の1つに決めていたのですが、市役所の福祉課やサポートセンターの方と色々行き違いがあって手続きに時間がかかってしまい、今月からのスタートに。
まぁ、新年、新しい気持ちでスタートできて、キリがよかったかな。
体験も楽しんで参加していたので心配はあまりなかったのですが、やっぱりニコニコしながら帰ってきて、
「たのしかった!」
の言葉を聞いて安心しました。
また新しい場所・新しい先生・新しいお友達と、楽しく色々な経験をしていって欲しいです。
今回、小さい頃からずっと通っていた療育センターを辞めて、新しい療育センターに…ということで、たくさんたくさん悩みました。
疑問や不信感が出てきてからも、モヤモヤしながら通い続けていたのですが…。
来年度は年長さんになり、小学校に入学してからの支援のことを考えなければいけなくなります。
その時のことを考えると、やっぱり、信頼できる人に相談したいと思って。
新しい療育センターに信頼できる先生がいるかどうかはさておき、とにかく、今の療育センターの先生と、ケントの進学のことを色々お話するのは嫌だったんです。
…なので、踏み切った感じです。
『違う療育センターに行きたいなんて言ったら、今までの療育センターの先生方に失礼なんじゃないか…。』
と、心配というか、
『先生…怒るんじゃないかな…。』
と、もはや恐怖も感じて、落ち着かない日々を過ごしたりしましたが…。
今、とってもスッキリした気持ちです。
本当、思い切って行動してよかったと感じています。
最近、需要に伴って療育センターが増えてきているみたいですね。
ただ、○○の資格を持っている人がいないといけない…とかの決まりがないらしく(…??詳しくはわからないのですが…。)、子供を預かってテレビを観せているだけ…というような所もあるらしく…。
お子さんを療育に通わせているお父さん・お母さんからしたら、疑問や不満を持つこともあるんじゃないかと思うんです。
『他の療育センターは、どうなんだろう…?』
『他の療育センターに行ってみたいな…。』
そう思っても、そういうこと、なかなか先生方には言えなかったりしますし、周りに相談できる人もいなかったり…。
そんな悩みを持っている方が、このブログにたどり着いた時に読んで参考になればいいな…と、今回のことで私がどう行動したのか、また記事にしていこうと思います。
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2016年11月09日
療育センター、辞めました。
久しぶりの日記になってしまいました。
ケントの療育のことで色々あって、ブログを書く気になれず…。
でも、解決してスッキリしました。
タイトルにも書いたように、2歳の頃から通っていた療育センターを辞めました。
幼稚園に入園した時くらいから、
『何で療育に行かせているんだろう…。』
『療育に行って意味あるのかな…。ケントのためになってるのかな…。』
と思うことがあって、ずっとモヤモヤしていました。
それを療育の先生たちに話す訳にもいかないし、幼稚園の先生にも話せないし、相談できる人がいなくて…。
解決しないまま1人で悩んでいたんですが、年中さんから入園してきて同じクラスになった男の子が、ケントとは別の療育センターに通園中の子で。
その子のお母さんと話をしていくうちに、他の療育センターがどんな感じなのか話が聞けたり、その子のお母さんに色々教えてもらったりして、色々考えたりするようになって。
そして、たまたま私が療育センターへ行った時に、先生のちょっと信じられないケントへの対応を見てしまって…。
それでもう吹っ切れた感じです。
『この先生の側にいても、ケントは伸びない。』
そう感じて…。(上から目線かな…。)
市役所の保健師さんに、
・今の療育センターの先生に不信感を持ってしまって、もう通いたくないこと。
・でも、まだちょっと集団行動が苦手そうな感じがあって、療育を辞めていいものか悩んでいること。
をお話したら。
「お母さん、今までずっと我慢してたんじゃないですか?辛かったですね…。お母さんが行かせたくないところに、わざわざ行かせなくていいんですよ。他にも療育センターはあるので、お母さんとケント君がよければ紹介しますよ。」
と言ってくださって…。
涙が出ました…。
そして、すぐに対応してくださって、他の療育センターの空きを確認して、見学の予約を取ってくださいました。
今まで通っていた療育センターに、他の療育センターへ移ることを話すのは勇気がいりましたが、もう事務の先生に伝えて手続きを済ませて。
スッキリした気持ちです。
『療育』自体は続けようと思っていて、今週末、ケントといっしょに新しい療育センターへ見学と体験に行ってきます。
また、新しい気持ちでケントを見守っていきたいです。
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2016年09月07日
ケントのおしゃべりと、子供なりの処世術の話。
もともと、あまりおしゃべりする方ではないケント。
療育の先生には、
「自分の気持ちを話したりするのが、まだうまくできないのかな?」
と言われていて、そうなんだ…と思っていたのですが。
最近よく、ケントの気持ちをお話ししてくれる時があって、それを聞くのが楽しいです。
幼稚園から帰ってきたら、
「あのね、先生が折り紙でカエル作ってくれた!楽しかった!」
とか、
「明日はね、お絵かきと運動会の練習だよ。ケントくん、かけっこが好き!」
とか。
たまに、
「ケントくんね、ジュウオウジャーのお洋服が欲しいなぁ。」
とかおねだりするのも面白くて。
あまり、自分の気持ちを表現してこなかったからか、小さい頃から、
「○○が欲しい!」
「△△買って!」
とか、おもちゃコーナーやお菓子売り場で騒ぐこともなかったし、誕生日のプレゼントのおもちゃも親が選んだり。
自分の欲しい物が言えるようになったんだ!と、それだけのことなのに成長を感じて、ジーン…。
ただ。
まだうまく言葉にできないのか、話すのがすごくゆっくりです。
それがちょっと心配かなぁ。
ゆっくりだし、話しながら自分で訳わからなくなっちゃうのか、話が飛び飛びになったり。
「ケントくんね………あのね………えっとね………。ケントくんね………今日ね、幼稚園で………えっとね……。ママがね……ケントくんがね………。」
みたいな…。
だからゆっくり時間がある時しか聞いてあげられなくて…。
次男のお世話でいっぱいいっぱいだったりで、なかなかゆっくりケントに向き合ってあげられなくて、ケントもそんな空気を察するのか、無口になりがち…。
ゴメンね…。
もっとケントが自分の気持ちをゆっくりでも話せるように、ケントとの時間も作らなきゃな…と感じます。
幼稚園では、まだ、なかなか自分で自分の状況を伝えるのが苦手な様子で。
具合が悪くても先生に言えなくて、無理して給食を食べて結局吐いてしまったり、少しウンチが漏れてしまっても、先生に言えなくてそのままで帰ってきたり…。
「何でも先生に言っていいんだよ?どの先生でもいいから、『お腹が痛い。』とか『ウンチが出ちゃった。』って言うんだよ?助けてくれるからね。」
と話してはいるんですが…。
この前もそんなことがあって、
私「先生に言えなかった?言っていいんだよ。」
ケント「だって…だって…。」
私「なぁに?」
ケント「えっとね……………。」
私「うん?」
ケント「先生……いなかった……。」
と。
多分、先生が近くにいなかった…ということだと思うんですが…。
先生のところに行って、言えばいいのに…。
でも。
わかるんです。
私も子供の頃そうでしたから。
お腹が痛かったり、忘れ物をしちゃったり、困ったことがあったりした時、自分で、
「先生!」
って言えないんです…。
何でか…って聞かれても…。
うーん…みんなは普通に言えるんですかね??
大人になってからも人に助けを求めるのが得意ではなくて、シフト制の職場にいた時は39度熱があっても出勤したりしていました…。(←少人数だったので、自分が休むには変わりに誰か出勤してもらわないといけなくて。)
だから、ケントがなかなか言えない気持ちもわかるんです。
それで私は小さい頃どうしていたかと言うと。
『友達に気付いてもらおう作戦』
をいつもしていました。
具合が悪い時とかは、わざと大げさに具合が悪そうにしたりして。
そしたら周りにいる友達が、
「先生〜!○○ちゃんが!!」
と先生を連れてきてくれて、
「大丈夫?保健室行こうか。」
となるわけです。
忘れ物をしちゃった時も、いかにも、「困ってます!」みたいな雰囲気を醸し出していると、友達が、
「どうしたの?」
と聞いてくれるので、
「△△忘れちゃった…。」
と言うと、友達のを貸してくれたり、先生に言いに行ってくれたり…。
今書いてて自分でも「何てヤツだ…。」と思いますが、それが子供なりに考え出した私の処世術だったのかなぁ…と思います。
ケントも、何か困ったことがあって、「助けて欲しいな。」と思っても、なかなか自分から助けを求められないことがこれからたくさんあると思いますが。
ケントなりに、色々体験したり経験したりして、人に助けを求める方法を身に着けていくのかなぁ…と感じます。
がんばれ、ケント!!
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2016年08月21日
障害がある子…?普通の子…?
お盆、旦那の実家に行ったりしたのですが。
旦那のお母さんとか、おばあちゃんとか、叔父さん・叔母さんとか、親戚の方たちに会ったりしました。
ケントも、モジモジしながら挨拶をしたり、かわいがってもらったり、たくさんの大人に相手をしてもらえて、照れながらも嬉しそう。
次男は…まぁ、いつも通りに、あっち行ったと思えば、こっちに来たりウロチョロウロチョロ。
仏壇や床の間に飾ってある花など、触らないように終始見張って(見張って…って言ったら言い方悪いですが。)いないといけなくて、ヘトヘトになりました。
全然人見知りしないので、どこに行ってもかわいがってもらえる次男ですが…。
リードをつけておきたいくらい、大変です…。
次男のことはさておき。
旦那のお母さん(以下、義母。)は、ケントが療育に通っているのをよく思っていないみたいで。
実母もそうなので、周りから理解してもらえないのは、辛いです…。
そもそも『療育』がどんなものかよくわかっていないんじゃないかな…。
ただ、
障害がある子が行くところ
と思っているようです。
で、義母世代の方たちのイメージする『障害』って、『知的障害』とか、昔からよく知られてる障害とかなんじゃないかと思うんです。
『発達障害』とか『自閉症スペクトラム』とか出てきたのは、最近ですよね…?
そういうのを知らないみたいで…。
だから、ケントのことを、
「普通の子なのに、そんなところに連れて行くなんて!何も障害なんてないのに!」
と言うんです…。
親戚の方たちに、
「この子は『療育』に行ってるんだよ。こんなに普通なのにね〜。」
なんてお話するんですが。
義母世代の親戚の叔母さんたちは、『療育』という言葉も知らないみたいで、
「『ヨーイク』??何それ?」
みたいな反応です。
で、義母が、
「嫁が、障害が…とか言うんだけど、普通よね?こんなにおしゃべりできるのにね?」
なんてみんなに言ってるのを聞いて、もう…なんと言うか…、げんなり…。
以前した発達検査で、知的な遅れはなかったケント。
だから、だいたい年相応(…かな?ちょっと幼いかな…?)の行動や受け答えをする様子を見て、
「どこが障害なの?何の障害があるの?」
と思うみたいです。
最初の頃は、私も、
「集団に入った時に、ちょっと苦手なことや、みんなと同じようにできないことがあったりするので、それを少しでもできるようになれば…と、療育に通ってます。」
と、説明したりしていたのですが…。
…なんか、うまく伝わらないと言うか。
…聞いてくれないです。
義母「昔はそういう子たちも、みんないっしょだったわよ。教室で大人しくできない子もいたわよ。」
私「今は、そういう子たちはちゃんとフォローしてあげましょう…ってなってて…。」
義母「そういう子たちも、なんだかんだで、大人になるのよ。最近はもう何でも障害にして…。」
私「障害にして…というか…。出来ないことを無理にさせないで、理解してあげたりとか…。」
義母「大げさなのよ!そんな風に過保護にするから、療育なんか行かないといけなくなるのよ!」
私「…………。」
みたいな感じです…。
『わかって欲しい。理解して欲しい。』と思って話しても、逆効果…。
旦那は、
「言っても聞く気ないんだから、ほっときな。」
って感じですが…。
私は、ケントの前で、みんなに、
「この子、障害なんてないわよね?普通の子よね?」
と言ったりするのを辞めて欲しいんですよね…。
今はよくわからないかもしれないけど、ケントもそのうち言われていること理解するようになるだろうし、大きくなってから、
『おばあちゃんがいつも言ってたのは、こういう意味だったのか…。』
と、思うことがあるかもしれません。
そういうことを伝えたいのですが、いつもケントの話になると向こうが攻撃的になるし、私も話下手なのでうまく言えず…。
どうしたらいいのかなぁ…。
とにかく、ケントにとっては『大好きなおばあちゃん』なんだから、もう『療育』とか『障害のある子』とか『普通の子』とか気にしないで、ただかわいがってあげて欲しいです…。
『普通の子』って何…?って感じですけどね…。
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