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2017年08月31日
就学前相談。療育続ける?やめる?
旦那が、
「普通のクラスでいい。療育も終わりにする。」
と考えていたことにびっくりしました。
いつも、ケントのことをよく考えていて、幼稚園の行事もいつも仕事を休んででも参加していて。
「ケントに色々なことを経験させたい。自信をつけて欲しい。強くなって欲しい。」
と、一生懸命な旦那。
そんな旦那がそう言うのなら…と、私も納得しましたが。
納得はしたけど、心配は心配で…。
普通のクラスでやっていけるのかな…?
せめて、療育だけは続けた方がいいんじゃないかな…?
と、旦那に話したら。
「いや。療育はもう終わりにする。ケントはもう行かなくても大丈夫だよ。」
と。
私「そうかなぁ〜。心配でさ…。あと、療育行ってた方が担任の先生に気にかけてもらえるかな…と思って。相談できる場所もなくなるし…。」
旦那「ケントのこれからを考えたら、行かない方がいい気がする。」
私「何で…?」
旦那「確かにケントは発達に凸凹があるって言われたし、見ていたらそう感じる部分もある。ちょっと変わってる…というか、独特な感じもあるし。今は幼稚園で普通に集団行動できてはいるけど、真っ白ではないんだろうね。グレーなんだろうね。」
私「そうだね…。グレーゾーンなのかなぁ…。」
旦那「親の贔屓目でグレーって思いたいだけで、専門家が診たら『いやいや、黒だ!』ってなるのかもしれないけど…。」
私「えー!?」
旦那「そんな風にどっちつかずのケントがさ、みんなに混じって小学校、中学校って行くわけじゃん。」
私「うん。」
旦那「で、ちょっと変わってるわけじゃん。」
私「そうだねぇ。」
旦那「もし、ケントがちょっと変わった事したり、言ったりした時に、療育に行ってるか行ってないか…って、すごく大きいと思うんだよね。」
私「どういう意味?」
旦那「周りがどう思うかが、違ってくると思うんだよね…。療育に行ってなかったら、『何か変わってるなぁ。面白いやつだなぁ。』って思ってもらえるかもしれない。でも、療育に行ってたら『あぁ…何か障害があるから変わってるんだな。』って思われるかもしれない。」
私「そんな偏見みたいなこと…子供も感じるのかな…。」
旦那「子供の方が敏感だったり、残酷だったりするからね。まだ『療育』って、そこまで世間に浸透してるわけじゃないと思うから。子供たちも親も、何なのかわかんない人いっぱいいると思うよ。」
私「そうかな。発達障害とか療育とか、メジャーになってきたような気がするけど…。」
旦那「それは自分が興味がある分野でアンテナはってるから、そう感じるのかもよ。うちの親たち(義母や実母。)だって療育のことギャーギャー言ってんじゃん。」
私「そうだね…。」
旦那「あと、ケントもだんだん大きくなって色々わかるようになってくるよね。自分が通っている『療育』というものがどういうものかわかった時に、自信をなくしちゃうんじゃないかな…と思って。」
私「なるほど…。」
赤ちゃんの頃から人見知り・場所見知りが激しくて、常に人の視線を気にして萎縮していていたり、不安がってたりしたような子で、療育を始めることになった時も保健師さんに、
「今のままではこの子がかわいそう。たくさん自信をつけて、どこででも楽しく笑顔で過ごせるようになったらいいね。」
と言われました。
私も旦那も、ケントの自己肯定感が高まるように…、自信がつくように…と気をつけて接してきたつもりです。
それがよかったのか何なのか、ちょっとお調子者になってきています…。
そんなケントが…。
自分が通っている『療育』というものがわかる年齢になった時に、自己否定したり、自信をなくしてしまうことを旦那は心配していたようでした。
私は、私で。
ケントにもし、
「なんでボクは『りょういく』にいってるの?」
と聞かれたら。
「苦手な事を練習しに行ってるんだよ。目がよく見えるようにメガネ掛けてる子いるでしょ?そんな感じだよ〜。」
とポジティブに伝えようと思っていて、それで大丈夫!…と深く考えていなかったので…。
自分の考えの浅さにハッとしました…。
そうか…。
そうかもしれない…。
『先生に気にかけてもらえるし、色々相談できるから療育続けたい。』
って、もはやケントの為ではなくて、自分の安心の為になってますよね…。
反省しました…。
旦那「もうケントも充分がんばったんじゃないかな。療育はもういいよ。ケントなら大丈夫だよ。」
私「…わかった。」
こんな話があって、療育も幼稚園卒園と同時に卒業することに決まりました。
※支援クラスや療育についての、私と主人の会話。
私達の考えや表現など、就学や療育のことで同じように悩んでいる方の中には、不快に思われる方がいらっしゃるんじゃないかと心配です…。(特に私は気が回らないので…。)
私達、一個人で素人の親が、我が子を見て『こう思った。』という話ですので、悪気はないので許してください。
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就学前相談。旦那の考え。
私は、
『支援級も見学させてもらって、それからまた考えよう。』
という気持ちでいたのですが。
旦那に、就学前相談の前日に、
「明日こんなのがあるから、相談してくるよ。何か聞いておいて欲しいことある?」
と確認したら。
旦那「早く言ってよ。俺も行きたかった。休み取るんだったのに。」
私「あれ?言わなかった?ゴメン。言ったつもりだった…。」
旦那「何話すの?」
私「初めてだからよくわかんないんだけど。ケントが小学校に入学した時に、普通のクラスでやっていけるかな〜?微妙かなぁ〜?どうかなぁ〜?って話し合うんじゃないのかな。」
旦那「えっ…!!で、何話すつもり?」
私「支援クラスを見学させてもらえないか、相談してみようかなぁ…って。」
旦那「いや。それはやめて。」
私「何で?」
旦那「ケントは普通クラスに行かせるから。」
私「えーっ!決定?」
旦那「決定。」
私「何で?普通クラスで大丈夫かな…。っていうか、『普通クラスで!』って確固たる意思があるんだったら、早く言ってよ。就学前相談申し込まなかったのに…。」
旦那「あ、ゴメン。お互いバタバタしてたね…。」
私「そうだね…。」
…と、こんな会話がありました。
旦那は、
『小学校に入学したら普通のクラスに行かせる。幼稚園を卒園したタイミングで、療育も終わりにしよう。』
と考えていたようでした。
私「大丈夫かな?ボーってして先生の話全然聞いてない時とかあるし、困ったことがあった時とか自分から先生に言えなかったりするし…。」
旦那「俺も、先生の話聞いてないことたくさんあったよ。周り見て『あれ?みんな何してるんだろ?』って。」
私「まぁ、私もそんな子だったけど…。」
旦那「聞いてないことがあるのはしょうがないとして、そんな時に周りを見たり、仲がいい友達に聞いたりして行動したりするうちに、だんだん臨機応変に行動できるようになるんじゃないかな?」
私「そうなってくれたらいいんだけどね。それがね…なかなか…ね。」
旦那「支援クラスがどんな感じなのかわかんないんだけど、もし、ケントが支援クラスに行ったら、その状況に甘えてしまうんじゃないかな…と思って。」
私「うーん。なんとなくわかる…。」
旦那「支援クラスで少人数の体制でいつも気にかけてもらえて、自分で『どうしよう…?どうしたらいいんだろう…?』って困った状況になる前に先生から働きかけてもらえるのは、ケントにはすごく過ごしやすい環境だと思うけど。」
私「うんうん。」
旦那「ケントは診断ついていないし、今のところ診断受けに行くつもりもない。これから先、中学校、高校、大学、就職した会社で、ずっとそういう支援クラスのような過ごしやすい環境に居れるわけじゃないし、守ってもらえる存在じゃないから。(←診断がついていないので、周りからの配慮は望めない…という意味かな?)自分でちゃんと考えて行動できる力をつけていかないと。」
私「そうだね…。」
旦那「普通クラスでは本人がしんどい思いをしそうなら、支援クラスで色々配慮してもらいながら成長していくのがベストだと思うけど。ケントはお友達が好きだからね。たくさんお友達がいる環境で刺激を受けて、もまれて、強くなって欲しいなと思って。」
私「うーん…。心配は心配だけど…。」
旦那「今、幼稚園に毎日楽しく行って、運動会やおゆうぎ会も一生懸命がんばって参加しててさ。大丈夫だよ。他の子たちと何ら変わりないじゃん。」
私「そうだね…。」
旦那「だから、支援クラスに見学は行かなくていい。入学してから、普通クラスで過ごしてみてケントにはキツそう…となったら、またその時にどうしようか考えよう。」
私「そうか…。了解。」
と、こんな話があったので、就学前相談の時には支援クラス見学の話はもうしませんでした。
続きます。
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2017年08月28日
就学前相談。支援級のイメージ。私の考え。
私の中での《支援級》のイメージって、自分が小学生の時の《なかよし学級》とか呼んでいた、その時のままで。
広い教室に2〜3人ポツーンといて、授業を受けているイメージでした。
授業を受けている…というより、学年が違う子の集まりなので、それぞれがそれぞれのレベルに合ったドリルなどを黙々としていて。
それを先生が見守ってる感じ。
なので、そういう場所にケントがいる意味って?メリットって?…と。
周りの影響を受けやすい(良くも悪くも…なのですが。)ケントには、お友達の存在ってすごく大きいと思うんです。
たくさんのお友達がいる環境の方が、ケントのためになるんじゃないかなぁ…と思ったり。
今現在、ひらがな・カタカナ・アルファベットはマスターしていて、簡単な足し算・引き算もできていて、勉強するのは好きみたいなので授業にはついていけるんじゃないかなぁ…?
まぁ、聞いてさえいれば…ですが。(ボーッとしてそうだなぁ…。)
なので、どちらかというと、
「普通級でがんばって欲しいな…。成長できるんじゃないかな…?」
という気持ちでした。
でも。
何日か前に、テレビで支援級に在席しているアスペルガー症候群の小学生を取材した番組を観て、最近は全然違うんだな…と。
特性に合わせてクラスが分けられていたり、それぞれの子に合わせて工夫がたくさんされていて。
視線がそれやすく気が散りやすい子たちには、机をパーテーションで仕切って1人の空間を作り、落ち着いて学習できるようにしていたり。
先の予定がわからないと不安になる子は、1日の予定表を作っていたり。
予定外・想定外のことが起こるとパニックになりやすい子には、
「こんなことがあるかもよ?そうなったら、どうする?」
「こんな言われた時は、何て言う?」
とか、先生と前もって練習?したり。
普通級で授業も受けながら、支援級ではソーシャルスキルトレーニングのお勉強をしたりなど。
私が小学生の頃とは全然違う支援級の授業風景を見て、
『もしかしたら…。支援級の方がケントには過ごしやすい環境なんじゃないか…。』
と思い始めました。
ただ。
ケントが行く予定の小学校も同じような感じかはわからないので、支援級の見学ができないか?支援級の先生とお話しする機会が持てないか?ということを、今回の就学前相談で聞いてみようと思っていたんです。
続きます。
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2017年08月26日
就学前相談。教育委員会の方のお話。
そして教育委員会の方は、ケントが入学する予定の小学校ではどんな支援が受けられるのか…など話してくださいました。
ケントが入学する予定の小学校は、1学年3〜4クラス程。
支援クラスは、知的クラスと自閉クラスがあって、通常は普通クラスで過ごし、週に何時間かは支援クラスで過ごす…というようになっているそうです。
その週に何時間か…というのは、みんなそれぞれ、苦手な教科の時とか、個別に指導を受けたい教科の時とか。
普通クラスに在席して、支援員にフォローしてもらいながら授業を受ける…という選択肢もあるのですが、支援員の数が少なくて足りていないそうで。
ケントの場合、診断もついていないので、
教育委員会の方「やっぱり、クラスに診断がついている子がいればそちらが優先になるというか…。診断がついていない子は、言い方は悪いですが後回しにされる…じゃないですけど、あまり期待しない方が…。」
という感じでした。
そして、支援クラスを希望したり、支援員のフォローを受けることを希望するなら、専門の先生の診断を受けてもらわないと…ということでした。
診断…というのが、
診断名をつけてもらう
ということなのか、ただ、
診てもらう
ということなのか、どっちなのか確認できなかったのですが。
とにかく、親がただ、
「支援クラスで。」
と希望したからと言って、
「はい、どうぞ。」
ではなく、専門の先生が診て必要だと判断したら…という感じでした。
教育委員会の方「お母様はクラスはどう考えてらっしゃいますか?」
と聞かれたので…。
私「ちょっと…正直よくわからなくて、まだ迷っています。」
と答えました。
そしたら。
教育委員会の方「お話聞いた感じですと、今お母様に考えて頂きたいのは、『ケント君はどんなことが苦手か?』ということです。」
小学校に上がる前に、支援移行シートというものを作成するそうなのですが、ケントが苦手なこと、フォローして欲しいことを小学校側、特に担任の先生に伝えておかないといけないそうで。
教育委員会の方「今、幼稚園や療育センターの先生からのお話で、『新学期、落ち着かなかった。』『慣れるまで時間がかかった。』とあったので、環境の変化に弱いのかな…という感じがしました。小学校に上がってガラリと環境が変わるので、慣れるまで時間がかかる子が本当に多いです。それを、担任の先生に把握してもらえているかいないか…で、ケント君のクラスでの過ごしやすさも変わってくると思うので。こういう風に、先生に伝えておきたいことをピックアップしておいていただけたらいいかと思います。」
とのことでした。
なるほど…。
私「学年の途中や、進級した時に、『やっぱり、支援クラスに…。』とか『やっぱり、普通クラスに…。』って変更したりはできますか?」
教育委員会の方「一応できますが、簡単に『はい、どうぞ。』とはできません。支援クラスに変更するのには、先生の先生の診断が必要です。普通クラスに…というのも、本人の様子を慎重にみたり、先生方とも話し合って…という感じで。保護者の方に「あっちがいい、こっちがいい。」って言われて「はい、そうですか。」というわけには、いきません。」
な、なるほど…。
うーん…難しいな…。
まぁ、そんな感じのことをお話ししました。
次は秋の就学前健診、その次は冬に小学校の先生とお話しできる就学前相談があるそうなので、じっくり考えなきゃな…と。
続きます。
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2017年08月25日
就学前相談。幼稚園・療育の先生のお話。
来年度は小学校に入学するケント。
夏休みに入る前、就学前相談に参加しました。
みんな受ける就学前健診は秋にありますが、療育に通っている子が対象の希望者のみのもので、療育センターを通して申し込みました。
療育センターの先生、幼稚園の担任の先生、教育委員会の方、そして私たち保護者が集まって、ケントの現在の様子や、小学校入学に向けてのことを話し合う…みたいな感じで。
私は、生まれてから今までのケントの発達の様子や、療育に通い始めた経緯、現在困っていること…などを話しました。
幼稚園の担任の先生と、療育センターの先生は、それぞれ、幼稚園でのケントの様子、療育中のケントの様子をお話してくださいました。
幼稚園の担任の先生は、
・新学期はなかなか落ち着かなかったが、今は落ち着いて話を聞けるようになってきた。
・お友達とも仲良く遊べていること。ただ、『相手に合わせる』というのはちょっとまだ難しいかな…と感じる。お友達とケンカをしてしまったら、きちんと謝ることができる。
・指示もきちんと聞いており、製作なども特別フォローしなくても自分で進めている。手先が器用。几帳面。
・興奮すると指示が入りにくい?声を掛けても気付かないことがある。
・忘れ物をしたり、困ったことがあった時など、自分からなかなか先生に伝えられない。泣いてしまう。
・わからないことがあったりする時は、「どうしたらいいの?」と聞きにくるようになってきた。
・細かいところではフォローが必要かもしれないが、普段は特に手がかかることはない。
とのことでした。
療育センターの先生は、
・お友達と仲良く遊べている。お友達の真似をするのが好き。
・手先が器用。のり・ハサミなどを上手に使って製作にも意欲的に参加している。
・自分の気持ちを話すのが苦手かな…。こちらが話しかけると応えるが、自分から話しかけてくることはほとんどない。
・初めての相手には慣れるまで時間がかかる印象。小学校に上がった時に、担任の先生と信頼関係を築くのに時間がかからないか心配。
とのことでした。
幼稚園や療育センターでのケントの様子をじっくり聞く機会があまりないので、色々聞けてよかったです。
続きます。
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2017年08月21日
《次男、療育STARTの話5》見守る。
体験に行った時点では、まだ少し、
『どうしようかなぁ…。』
と迷いもありましたが、主任の先生とお話ししたことと、次男が楽しそうに活動に参加できていたことで、療育に通わせる決心がつきました。
家に帰ってすぐ保健師さんに連絡すると、市役所の福祉課に受給者証の申請に行くように言われました。
他にも、サポートセンターにプランをたててもらったり、療育センターに契約に行ったり、担当の先生と次男の様子や気をつけて欲しいことなど伝えるヒアリングをしたり、週に何回通うかや、曜日を決めたり、分離になるので持たせるものを確認したり。
やることが色々あって、バタバタでした。
そして結局、療育が始まったのは体験に行ってから一ヶ月後。
結構時間がかかるんですね。
初日だけ少し緊張したようでしたが、次からは楽しく過ごせているみたいです。
私も、次男と離れる時間(週に1回1時間半程ですが。)ができたことで、気持ちに余裕が持てるようになった気がします。
次男を追いかけたりなだめたりせずに、ゆっくりカートを押して買い物できるなんて…。
コンビニでおやつを買って、ゆっくり食べたり…。
久しぶりにそんな時間が持てています。
まだまだ始まったばかりですが、今のところ、次男にとっても、私にとってもプラスに働いているな…という印象です。
…が。
まだ次男が幼稚園に行ったりしていないからかな…。
「療育に行ってるんです。」
と周りにカミングアウトする機会がないので、私も落ち込まずに済んでいるのかな…とも思ったり。
あまり気負わず、見守っていけたらな…という感じで。
まぁ、今は正直、次男のことよりケントが心配…。
来年度の就学に向けて、先日は就学前相談に参加して、色々考えさせられました。
また時間ができたら、就学前相談のお話も書いていこうと思います。
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《次男、療育STARTの話4》先生とお話。
自由遊びの時間が終わったら、お部屋に移動して、点呼をしたり、絵本を読んだり。
次は、設定遊びの時間。
設定遊びが終わったら、降園準備。
さようならのご挨拶をしてから、トイレに行ったり、荷物をまとめたりして、みんな帰っていきました。
みんな朝は保護者がセンターまで連れてきて、帰りはそれぞれの保育園へスタッフが送って行くそうです。
その後、次男は引き続き先生に遊んでもらいながら、私はセンターの主任の先生とお話しをしました。
先生「初めてだったのに、泣いたりグズったりしないで、最初から最後までがんばってましたね!」
私「あまり人見知りや場所見知りしたりしないので。人懐っこいですし。」
先生「すごいです。まず、部屋に入れない子もいますから。部屋というか、建物に入るのすら拒否したり。」
…ケントがそうだったなぁ。
先生「がんばっていたので、お家に帰ってからたくさん褒めてあげてくださいね。」
私「…はい。」
色んな場所で色んな人と遊べることは、次男にとっては普通のことだったので、なんだかハッとしたり…。
ちょっと緊張していたみたいだったから、次男は次男でがんばっていんですよね…。
そういうの、気づいてあげないといけないな…。
色々お話しをして、最後に、
先生「今の時点で、何か次男君のことで心配事はありますか?」
と聞かれて。
なんだろう…と。
落ち着きがなくて療育を勧められましたが、今のところだいぶ落ち着いてきているし。
体験中も、離席することもなく先生のお話しをよく聞いて、周りを見ながら行動して、ビックリな私…。
『こんなに、言ってることを理解しているんだ。周りを見ているんだ。』
と、次男の新たな一面を発見でした。
…なので。
1番の心配事だった、【落ち着きがない】が、そうでもないなぁ…となると。
私「言葉が遅いこと…です。今は単語がいくつか出てるだけで、喃語っぽい微妙な単語を話したり、ジェスチャーで伝えようとしてきたりなので。それはそれで家族には伝わってるのでいいんですが、幼稚園に入園したりした時に、それでは周りに伝わらないので、次男がストレスを感じるだろうな…と。言葉が出ないことで、うまく伝えられなくて手が出てしまわないか…とか。」
そんなことを話したら。
先生「そうですね。次男君が言葉を発してる様子は今日は見られませんでしたが、こちらの言っていることは、ほとんど理解しているように見えました。今、たくさんためていて、ある時パァーッと話し出すんじゃないかな?と思いますが、その辺は、もし通うことになったらたくさんフォローしていきたいと思います。」
そうですよね!
喋らないけど、こちらの言っていることは、ちゃんとわかってますよね!
自分でもそう思っていましたが、他の人にもそう言ってもらえると嬉しいです。
そして。
先生「今、お母さんの頭の中は『あれができないな…。』『あれも苦手だな…。』って心配事でいっぱいなんじゃないかな…と思うんです。」
私「はい…。」
先生「でも、次男君、できることや得意なこともたくさんあると思うんです。私たちは、子供たちのできること・得意なことをたくさん見つけてあげて、もっともっと伸ばして、そしてたくさん褒めて自信を持って欲しいなって。」
私「…!!」
先生「もちろん、苦手なこともがんばってできるように遊びの中で練習していきますが、子供たちも苦手なことばっかり練習しててもおもしろくないですからね。」
そんなお話しをしてくださいました。
できること、得意なことを見つけて褒めて、自信をつけてあげたい…。
…こんな場所があったんだ。
…こんな先生がいたんだ…。
…と衝撃的でした。
できないこと、苦手なことだけに目を向けて、
「低緊張気味だから、できないんですよ。」
「そういう特性だから、しょうがないですよ。」
「集団行動なんて、無理ですよ。」
と言い続けてた、ケントが以前通っていた療育センターの先生。
先生って、そういうものだと思っていました。
私たち、素人の親が気付かないような子供の苦手や弱い部分を、教えてくれるのが療育センターの先生なんだと思っていました。
苦手なことをできるようにするように、療育に行ってるんだと思っていました。
でも。
そんなの親も子供もしんどいです。
できること、得意なこと、ケントにもいっぱいあったのに…。
早く、この療育センターの先生に出会えていれば…。
ケントもたくさん褒めてもらえて、自信をつけられたのかな…。
今、こんなこと思ってもしょうがないですけどね。
でも、今はケントもこの先生の下で療育を受けられている…。
今、たくさん褒めてもらっているのかな…。
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2017年08月19日
《次男、療育STARTの話3》いざ、体験へ。
家に帰ってから旦那に、
「次男くん、今日『療育に行ったほうがいいんじゃない?』って言われてさ。今度体験しに行ってくる。」
と話すと…。
「次男は療育は行かなくていい!」
と、私と同じ考え…というより、私よりハッキリそう考えている感じだったので、何て言われるかな…とドキドキしていたら…。
旦那「えー!うそ?こんなに落ち着いてきたのに??でも、周りの人から見たらまだまだ落ち着きない感じに見えるのかなぁ…。まぁ、いきなり幼稚園ってのも次男も大変かもだから、集団行動の練習にもなるし、行ってもいいんじゃない?」
と。
そうだね。
そうかもね。
旦那は、私が迷っていたり、決めた事を後から、
「やっぱり、やめた方がよかったかな…。」
なんてグズグズ言っている時、いつも前向きに背中を押してくれるので、本当にありがたいです。
そして、体験当日。
ケントも通っている療育センターで、先生方も顔見知りだし、緊張しいの私も緊張せずにすみました。
まずは自由遊びの時間。
次男くらいの2〜3歳の子6人が広いプレイルームで、体を動かして遊んでいました。
エアポリンをしたり、バランスボールで遊んだり。
すこし緊張気味で笑顔少なめの次男でしたが、お友達がみんなすごく人懐っこくて、みんなすぐ次男に集まってきて、顔を覗き込みながら頭をナデナデしてくれたり、ほっぺたをプニプニしたり。
そして、手を取ってエアポリンのところに連れて行ってくれました。
あまり同じような年頃の子と遊ぶ機会がなかったので、よかったな…と嬉しく思っていたら。
先生は、
「お友達(次男)がビックリしちゃうから、いきなり触らないよ。」
「お友達(次男)のお手手イタイイタイだから、引っ張らないよ。」
と、丁寧に注意していました。
次男は人に構ってもらうのが好きだし、嫌がってはいなかったので、
『そんな注意しなくて大丈夫なのに…。』
と思いましたが。
よく考えたら、そういう人との距離の取り方(距離感って言うのかな?)も小さいうちから丁寧に教えていってるんだな…と感じました。
ケントが2歳の頃行っていた療育センターでも似たようなことはたくさんあって。
中には、人と接するのにすごく緊張しちゃうタイプや人見知りしちゃう子は、お友達にグイグイ来られると固まってしまったり、泣いてしまったり…。
でも、先生たちは注意したりはしていませんでした。
むしろ、泣いてしまったりする子に、
「せっかくお友達が『あそぼー!』ってきてくれたのに、何で泣くの〜?」
みたいな対応で。
先生方の対応とかお母さんたちの雰囲気とかで、なんとなく、
積極的な子=いい子
消極的な子=ダメな子
みたいな感じでした。(あくまで私が感じただけなのですが…。)
人見知りする消極的なタイプなケントと母子通園していたので、言い方は変かもですが、すごく肩身が狭い…というか…。
積極的な子にやりたい放題されて萎縮してしまって、結局部屋の隅っこで静かにひっそり…ケントと2人で積み木をしたり絵本を読んだりしていて。
先生たちも、構ったら喜んだりはしゃいだりと、いい反応が返ってくる子たちにはよく声をかけて、遊びに誘ったりしていましたが。
慣れない相手に声を掛けられても、反応できずに固まってしまうケントには、あまり近寄って来ないし…。
『何しに来てるんだろう…?』
と、しんどくなった時期もありました。
そんな思い出があったので、そういう風に先生方が注意していて、ハッとしました。
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《次男、療育STARTの話2》療育体験予約!
本当にビックリしてしまって…。
私「えっ?療育ですか…!?」
と固まってしまったんですが。
先生「以前、お母さん療育のこと『どうしようかなぁ…。』って気にされてたから。」
私「はい…。」
迷ってはいましたが、今はもう『行かなくていいかな…。』って感じなんだけどな…。
先生「最近の次男くんを見ていたら、すごく周りに興味が向き始めてるなぁと思って。今色々吸収して伸びていく時期だと思う。」
私「あぁ…そういえば…。」
そう言われてみたら、そんな気が…。
先生「療育を始めるいい時期だと思うんだよね。どうですか?お母さん的には…療育どう思ってる?」
私「最近落ち着いてきたし、もう行かなくて大丈夫かな…なんて思っていたのですが…。」
先生「落ち着いてきたからこそ、療育に行ってもっともっと色々な体験や経験ができるんじゃないかなぁ、と思って。」
…なるほどね。
でもなぁ…。
先生「何か引っかかってる?お兄ちゃん(ケント)も療育に行ってるんだよね。どう?楽しんでるかな?」
私「あぁ…上の子は楽しく通ってます。ただ…。」
先生「???」
私「正直、療育に小さい頃から行かせていて、良かったこともあったし、どうなんだろう…と思ったこともあって。嫌なこともあったし…。それでなかなか踏み切れなくて。」
今思っていることを、正直に話してみました。
すると。
先生「お兄ちゃん、療育どこで受けてるの?」
私「前は○○センターで、今は△△です。」
先生「あぁ、○○はちょっとね…。私も苦手だわ…ちょっとね…嫌よね…。フフフ。」
……!!!!
えっ!?どういう意味…?
気になるけど、突っ込めず…。
先生「じゃあ、△△は?お兄ちゃん楽しく通えてるんなら、次男くんもどうかな?お母さんも雰囲気はもうわかってるだろうから、次男くん、体験してみたらどうかな?」
私「そうですね…。(えー…どうしよう。)」
先生「ねぇねぇ●●さーん(保健師さん)、△△は2歳児は母子通園?分離?」
保健師さん「あそこは分離しかやってないですよ。」
私「…!!!(分離?次男だけ?私1人の時間ができる!)」
次男といつもいつも一緒で、預けたりできる場所もなかったので、分離と聞いて俄然乗り気になったゲンキンな私…。
先生「分離しかしてないみたいだけど、次男くんは大丈夫かな?」
私「全然人見知りしないので、大丈夫だと思います。」
先生「だよね!フフフ。まぁ、体験してみて、嫌だったら行かなくてもいいんだし、とにかく行ってみたら?」
私「はい、そうします。ありがとうございます。」
先生「療育に行くことは、次男君のためでもあるし、お母さんのためにもなるんじゃないかな…と思ってね。」
私「…???」
先生「いつも次男くんに付きっきりでしょ?ちょっと次男くん預けてゆっくりする時間もあった方がいいよ。」
私「そうですね…。楽しみになってきました。」
先生「頑張ってね!応援してるよ。」
私「ありがとうございます!」
そんな感じで話がまとまったので、保健師さんを通してケントが通っている療育センターに体験の予約を取ってもらって帰りました。
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《次男、療育STARTの話1》青天の霹靂。
前回の日記に書いたように、次男も療育に通うことになりました。
なぜそうなったのか…の経緯を、記録しておこうと思います。
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1歳半検診で、
「落ち着きがなさすぎる!」
と指摘された次男。
(この時です→疑惑の次男、1歳半健診へ。 臨床心理士の先生とお話。)
その後は、月に1回ある市の育児相談会に参加して、保健師さんなどに相談しつつ、次男の様子を見てもらっていました。
療育の話もチラッと出たことはあったのですが…。
ケントを小さい頃から療育に通わせていて、よかったな…と思ったこともあれば、嫌な思いをしたこともありました。
ケントのできない部分・苦手な部分にばかり目を向けながら接してしまっていたことを、すごく後悔していたので…。
次男までそんな育て方はしたくない…と思って、療育に通わせる勇気が出ず…。
それと。
正直な気持ち…。
兄弟2人とも療育に通わせることで、周りの人(実母、義母、幼稚園のお母さんたち…など)に、どう思われるんだろう…と、怖くて。
本当に本当に。
こんなこと思ってはいけない、言ってはいけないとわかっているけど…。
障害を持つ子がいて、頑張っているお父さん・お母さんに失礼な気持ちなんだけど…。
兄弟2人とも療育に通ってる…
ってことは、
兄弟2人とも障害児…??
ってことで周りの人に、
『あのお母さん、かわいそう…。』
って思われるのが、嫌で…。
怖くて…。
自分本位すぎて本当に嫌になります…。
療育に理解がない実母や義母にも、また色々言われるのかな…と思うとそれも嫌で。
でも。
ある日、育児相談会に参加した際に、臨床心理の先生に、
「次男くん、療育に行ってみませんか?」
と言われました。
ずっと、気にはなっていたけど、最近は少しずつ落ち着いてきていたし、こちらの言っていることもよく理解して、話せる単語も増えてきていて。
かなり、(言い方は悪いんですが→)扱いやすくなったなぁ…と思っていました。
なので、来年の4月に年少さんで入園するまで、このまま様子見で…ってなるのかなぁ…療育はもう行かなくていいかなぁ…と考えていたんです。
そんな時に、療育を勧められて…。
しかも、まさか、そんなことを向こう側から言い出すなんて思ってもなくて(療育の話をこちらから持ち出さない場合は、親がショックを受けたりしないようにあちらからは言わないようにしてるのかな…と勝手に思ってて。)、なんだか青天の霹靂…くらいの衝撃でした。
続きます。
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