2015年03月01日
少年犯罪のいま昔
(c) .foto project
更新が止まっていました<(_ _)>
新しい職場で、本格的な業務に携わることになりました。
これまでの雑用半分な仕事とは専門性が雲泥の差です。
マニュアルと専門書に首っ引き状態です(^_^;)
夕食後も自宅で勉強しています・・・そこまでしてもなかなかついていけない哀しきアラフィフ。涙
脳みそフル回転でがんばっております。
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さて、痛ましい川崎の事件。
犯人と目される少年たちが現在警察で取り調べを受けています。
事件の真相は徐々に解き明かされるのを待つしかありませんが、ひとつ気になったことを。
少年犯罪についてです。
テレビでは専門家や評論家諸氏が「今まででは考えられない残虐な犯罪」云々とおっしゃっております。
が、実は少年犯罪は戦前の方が断然に件数が多かったとはご存知でしょうか。
私はこちらのサイトでその事実を知り、愕然としました(「少年犯罪データベース」)
しかも異常犯罪と呼ばれる内容の事件が多発していたというじゃないですか。
サイトの管理人である管賀江留郎氏によりますと、昔のこどもは今と違って自分を抑えることを学んでいないから、些細なことでカッとするし、カッとすると限度なく、とことんまでいってしまうといいます。
それは貧しかったとか、生活に追われていたという理由ではなく、農村も都会の富裕層も似たり寄ったりの状況だったそうです。
これは江戸時代の藩校や寺子屋で体罰がほとんど行われていなかったという事実からも明らかで、水戸光圀公もその著書の中で、子どもを厳しく育てると心が捻くれて親に隠れて悪いことをしたり親を逆恨みするようになると述べています。
こどもはおおらかにのびのびと育てよ、というのが江戸以降の日本の風習だったというのは驚きです。
私のイメージでは、武士道に則り精神的にストイックに育てられていたというイメージがありましたから。
そうではなく、逆に体罰は犯罪であるという社会的認識があったようです。
教師が暴力を振るうと、父兄が大挙して学校に押しかけて暴動になったり、果ては校舎焼き討ち事件にまで発展したこともあるそうです。
・・・どこぞのお国を彷彿とさせますね(苦笑)
以上、興味深いデータベースだったのでご紹介してみました。
もちろん今回の事件をこれになぞらえるつもりはありません。
ただ、思うのはいまも昔もこどもというのは暴走すると歯止めが効かなくなるということです。
そして、社会や大人たちを写す鏡であるということは言うまでもありません。
このような事件が起きるたびに考えてしまいます。
どの子も生まれた時は純真無垢な赤ん坊だったのにと。
生まれながらの悪人はこの世に一人としていません。
なのに、どこをどう間違えば加害者となるのか。
この私だって、ひとつ道を選び損なえばそうなっていたかも知れないのです。
自分がいま現在、ここにいるのは結果論でしかありません。
そして、生きている限りは自分だってあちら側に立つ可能性はあるわけです。
人生に「絶対」なんてことはありませんから。
事件の早期解決と被害者の少年のご冥福を心から祈ります。
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