2021年05月02日
新CMの読み合わせに見えた稽古場の光景は、実はミュージカルの舞台の読み合わせだった! クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇
2017年に発売され、今年で5年目を迎える、サントリーのペットボトルコーヒー「クラフトボス」。
これまで、すっきりとした味わいとスタイリッシュなボトルデザインで、“現代の働く人を快適にする新しい相棒”として、世代・職種を超えて幅広いお客様にご愛飲されているそうです。
そこで、このたび「クラフトボス」のコーヒーシリーズを大刷新。
数ある種類の中で、ブラック、カフェオレ、微糖の3種類については、“満足感がありながらも、すっきり飲み続けられる味わい”を進化させるとともにに、デスクワークにとどまらない“現代の働く人の相棒”として、“クリアさ”“なじみやすさ”“スリムさ”にこだわった新ボトルを開発しました。
さらには、エンボスの“ボコボコ”とした質感により、“手なじみ”が良く、いままで以上に愛着を感じていただけるよう、下のブラックの画像にもあるデザインの新ボトルに仕上げたということです。
「クラフトボス」の大刷新にちなんで制作された今回の新CMでは、関係者が一堂に会する新作舞台の読み合わせ(役者が台本を声に出して読む稽古のこと)に、キャスト役として、役所広司さん、堺雅人さん、杉咲花さんが登場。
稽古の最中、なぜか「クラフトボス」の話ばかりが出てくる台本を不審に思った役所さんが、演出家に不満を漏らしたことから展開されるコミカルな掛け合いを通じて、発売5年目の「クラフトボス」コーヒーシリーズが、味も見た目も大刷新したニュースを印象的に訴求していく内容となっていたのでした。
まずは、下のYouTubeからのプレーヤーで、今回の記事の対象となった宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇のテレビCM動画を視聴してみてくださいね。
クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇 60秒
では、今回の記事の対象となった「稽古場」篇の内容について、いつものように私なりに振り返ってみたいと思いますが、実はサントリーさんのニュースリリースには、「稽古場」篇のCMは30秒バージョンだけでもA〜Dまでの4つのバージョンがあったこと。
宇宙人ジョーンズの調査報告についても、60秒バージョンを含め4つのパターンがあったのでした。
そこで、30秒バージョンのA〜Dまでの印象的なセリフや場面を一部ピックアップしつつ、60秒バージョンとを合わせた内容として私なりに振り返ってみることにしましょう。
【宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇 60秒バージョン】
とある舞台の稽古場の読み合わせにて。
そのままペットボトルで渡してもよさそうなのだが、あえてグラスに注がれていた、ペットボトルの「クラフトボスブラック(以下、クラフトボス)」のシーンとともに、
「そう、私が伝説のコーヒーブレンダーだ。
改良した新しいクラフトボス、飲んでくれ」
と、テーフルに下げられていた紙には「伝説のブレンダー 役所広司」というふうに書かれていた男性(役所広司、以下、役所さん)のセリフとともに、グラスのコーヒーを飲む出演者たち。
そのうち、社員役の杉咲さん(杉咲花)と堺(堺雅人)さんは、
杉咲さん「スッキリしている、新しい『クラフトボス』!」
堺「うまい、新しい『クラフトボス』!」
と、台本に書かれている味の感想を語るのだった。
続いて、
「この新しい『クラフト』…」
と言いかけたところで、なぜか「クラフトボス」のことばかりが出てくる台本に対して、
「おかしいだろ、こんな商品名を言うCMみたいな芝居…」
と苦笑しながら物言いをつけ、思わずかけていたメガネを外した役所さん。
それに対し、脚本・演出を手がける男性(山内ケンジ、以下、演出家)が
「いいと思います」
と、あっさり返すことに。
予想外の反応に呆然としている役所さん。
さらには、
杉咲さん「でもホントおいしいですよ」
と、杉咲さんがホロッと本音を口にすると、
堺さん「パッケージもボコボコしているし」
杉咲さん「(ペットボトルのクラフトボスのボコボコした部分を触りながら)指が刺激されてアイデアが出そう」
と、2人の関心はクラフトボスのボトルのパッケージにあるボコボコに移ることに。
杉咲さんがそう言ったことで、役所さんもクラフトボスのボコボコした部分を指で触ると、
「おぉ、気持ちいいなこのボコボコ」
と、クラフトボスのボコボコを気に入ったようなのだが、演出家は、
「役所さん、こう、(自らの左頬にクラフトボスを当てながら)ボコボコ気持ちいい〜、ですね」
と、軽いダメ出しをすることに。
演出家による、クラフトボスに頬ずりをするかのような受け入れがたい演出に、味方を得ようと、役所さんは、
「堺くんどう思う?」
と堺さんに尋ねるものの、
「いいと思います」
とあっさり回答した堺さん。
それを聞いて、クラフトボスのボコボコを左頬に当て、
「ボコボコ気持ちいい〜」
と、演出家の真似をして自分なりに演じてみた役所さん。
再び読み合わせに戻り、あらためて堺さん、杉咲さんがグラスのクラフトボスをひと口飲むと、
堺さん「ウーン」
杉咲さん「おーいし〜い!」
と言って、見るからにおいしそうな表情を浮かべていた。
2人の自然なお芝居に比べて、クラフトボスを飲んだ際、
「クゥワー! うめぇーっ!」
と、ややオーバーアクション気味においしそうなリアクションをした役所さんに、
演出家「役所さん、そこ歌うとこです」
と意外な指摘。
「歌う?」
役所さんの疑問に感じた表情をよそに、
演出家「♪見た目からおいしい 新しい…」
と歌う演出家に、
「これ、ミュージカルだったの?!」
と驚く役所さんなのだった。
Na:見た目からおいしい、新しいクラフトボス。
最後は、そんな彼の様子を、後ろで、「木」の文字が書かれた紙を首にかけ、厚紙で作ったと思われる木の絵が描かれた2枚の紙を両手で持ち、木の役をしながら冷静に観察していたジョーンズが、
「この惑星では、たまには商品のことだけ言うCMがあってもいい」
「この惑星のボコボコは、たしかに触ってみたくなる」
「この惑星の新商品は、ボコボコぐらいで売れるのだろうか?」
「この惑星では、商品をほめすぎるCMも多い」
と調査報告を行ないながら、舞台の読み合わせの様子を見続けていたジョーンズでENDとなっていた。
◆「稽古場」篇の撮影エピソードをご紹介しつつ、私のコメントも交えて書いてみました
では、「稽古場」篇のCMの内容を私なりに振り返ったところで、今回もサントリーさんのニュースリリースで紹介されていたCMの撮影エピソードを引用し、ご紹介しつつ、私のコメントを交えた記事として書いてみたいと思います。
カメラ4台で臨場感たっぷりに切り取った読みあわせ稽古
稽古場での撮影は4台のカメラを使用し、コの字型に配置された席につく、役所さんたちキャスト同士、またはキャストと演出家とのやり取りをさまざまなアングル、距離から長回しで収録しました。
撮影にあたり、舞台稽古をしていた頃が懐かしいと目を細めていた役所さん。
堺さんはキャリアのスタートが大学の演劇サークルで、深夜まで仲間と稽古することもあったと語り、杉咲さんは自身の初舞台の稽古が宝物のような時間と振り返っていました。
3人とも稽古場には思い入れがあり、かつ役者の皆さんにとっては馴染みのある設定ということで、テストから早くもそれぞれの役になりきって、臨場感たっぷりの掛け合いを披露していました。
役所さん、堺さん、杉咲さんのうち、役所さんについては、あの「無名塾」出身の俳優さんですからね。
「稽古場」篇のCMにおける読み合わせのシーンでは、舞台稽古をしていたころが懐かしいと目を細めていたというのも、きっと、かつて無名塾での舞台稽古をしていたころのことを思い出したのかもしれません。
ジョーンズも巻き込む役所さんのアドリブに堺さん&杉咲さん大笑い
「クラフトボス」のことばかり出てくる台本に違和感を覚えた役所さんが、演出家に思わずクレームを入れるシーン。
ここでは演出家に続いて、役者仲間の堺さんにもあっさり否定された役所さんが、三度目の正直とばかりに、後ろで木の役をしているジョーンズの方を振り返って、「ジョーンズはどう思う?」と問いかける場面がありました。
このアドリブは惜しくも本編でカットになったものの、目の前で見ていた堺さん、杉咲さんは大笑い。
サブキャストの皆さん、周りのスタッフからも楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
推しくも本編ではカットになったという、後ろで木の役をしているジョーンズのほうを振り返って、役所さんが「ジョーンズはどう思う?」と問いかけていたシーンは、ぜひ60秒バージョンで使ってほしかったです。
おそらく、ジョーンズさんは次のように答えると思いますからね。
「イイトオモイマス!」
役所さんのコミカルな演技を引き出す本物の演出家が出演
頬に「クラフトボス」を当てながら、「ボコボコボコボコ〜」とうっとりするシーン。
演出家役のキャストが、監督から演技指導を受けながら、コミカルなお芝居に臨む姿を見て、当初は「俺にもできるかなぁ」と不安そうな表情を浮かべていた役所さんですが、いざ自分の番になると、肌なじみの良いボコボコとした質感に陶酔している様子が伝わってくる抜群の演技を連発し、あっという間にOKテイクを獲得していました。
ちなみに、演出家役を演じたのは、舞台『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞している、舞台演出家・劇作家の山内ケンジさん。第一線で活躍する本物の演出家を配役することで、コメディータッチの世界観にリアリティーを盛り込みました。
あっ、「稽古場」篇に出演していた演出家役の山内ケンジさんは、本物の演出家だったんですね!
どおりで、演出家役にしては、まるで本物の演出家が演じているように見えたわけです(笑)。
久々のリアルな現場共演で芝居トークが弾む堺さんと杉咲さん
「クラフトボス」のCMシリーズでは、久々のリアルでの共演となった堺さんと杉咲さん。
休憩中は「こんなに広い場所があったら最高だよね」と、本CMの舞台でもある稽古場の話題で盛り上がると、サブキャストの皆さんも交えて、普段の稽古の様子や舞台にまつわる最新情報など、芝居トークに花を咲かせていました。
「稽古場」篇の設定が舞台の読み合わせの設定であったことや、CMの映像からではあったものの、部屋全体の雰囲気を見ると、なんとなく稽古場というよりは会議室っぽい感じがしなくもありませんでした。
これはテレビだけで見たイメージではあるけれど、舞台の稽古場というと、どちらかといえば狭い空間という印象がありますからね。
では次の「稽古場」篇の記事では、宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇の視聴後の感想とCMソングを含めた関連記事について書いてみたいと思います。
これまで、すっきりとした味わいとスタイリッシュなボトルデザインで、“現代の働く人を快適にする新しい相棒”として、世代・職種を超えて幅広いお客様にご愛飲されているそうです。
そこで、このたび「クラフトボス」のコーヒーシリーズを大刷新。
数ある種類の中で、ブラック、カフェオレ、微糖の3種類については、“満足感がありながらも、すっきり飲み続けられる味わい”を進化させるとともにに、デスクワークにとどまらない“現代の働く人の相棒”として、“クリアさ”“なじみやすさ”“スリムさ”にこだわった新ボトルを開発しました。
さらには、エンボスの“ボコボコ”とした質感により、“手なじみ”が良く、いままで以上に愛着を感じていただけるよう、下のブラックの画像にもあるデザインの新ボトルに仕上げたということです。
「クラフトボス」の大刷新にちなんで制作された今回の新CMでは、関係者が一堂に会する新作舞台の読み合わせ(役者が台本を声に出して読む稽古のこと)に、キャスト役として、役所広司さん、堺雅人さん、杉咲花さんが登場。
稽古の最中、なぜか「クラフトボス」の話ばかりが出てくる台本を不審に思った役所さんが、演出家に不満を漏らしたことから展開されるコミカルな掛け合いを通じて、発売5年目の「クラフトボス」コーヒーシリーズが、味も見た目も大刷新したニュースを印象的に訴求していく内容となっていたのでした。
まずは、下のYouTubeからのプレーヤーで、今回の記事の対象となった宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇のテレビCM動画を視聴してみてくださいね。
クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇 60秒
では、今回の記事の対象となった「稽古場」篇の内容について、いつものように私なりに振り返ってみたいと思いますが、実はサントリーさんのニュースリリースには、「稽古場」篇のCMは30秒バージョンだけでもA〜Dまでの4つのバージョンがあったこと。
宇宙人ジョーンズの調査報告についても、60秒バージョンを含め4つのパターンがあったのでした。
そこで、30秒バージョンのA〜Dまでの印象的なセリフや場面を一部ピックアップしつつ、60秒バージョンとを合わせた内容として私なりに振り返ってみることにしましょう。
【宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇 60秒バージョン】
とある舞台の稽古場の読み合わせにて。
そのままペットボトルで渡してもよさそうなのだが、あえてグラスに注がれていた、ペットボトルの「クラフトボスブラック(以下、クラフトボス)」のシーンとともに、
「そう、私が伝説のコーヒーブレンダーだ。
改良した新しいクラフトボス、飲んでくれ」
と、テーフルに下げられていた紙には「伝説のブレンダー 役所広司」というふうに書かれていた男性(役所広司、以下、役所さん)のセリフとともに、グラスのコーヒーを飲む出演者たち。
そのうち、社員役の杉咲さん(杉咲花)と堺(堺雅人)さんは、
杉咲さん「スッキリしている、新しい『クラフトボス』!」
堺「うまい、新しい『クラフトボス』!」
と、台本に書かれている味の感想を語るのだった。
続いて、
「この新しい『クラフト』…」
と言いかけたところで、なぜか「クラフトボス」のことばかりが出てくる台本に対して、
「おかしいだろ、こんな商品名を言うCMみたいな芝居…」
と苦笑しながら物言いをつけ、思わずかけていたメガネを外した役所さん。
それに対し、脚本・演出を手がける男性(山内ケンジ、以下、演出家)が
「いいと思います」
と、あっさり返すことに。
予想外の反応に呆然としている役所さん。
さらには、
杉咲さん「でもホントおいしいですよ」
と、杉咲さんがホロッと本音を口にすると、
堺さん「パッケージもボコボコしているし」
杉咲さん「(ペットボトルのクラフトボスのボコボコした部分を触りながら)指が刺激されてアイデアが出そう」
と、2人の関心はクラフトボスのボトルのパッケージにあるボコボコに移ることに。
杉咲さんがそう言ったことで、役所さんもクラフトボスのボコボコした部分を指で触ると、
「おぉ、気持ちいいなこのボコボコ」
と、クラフトボスのボコボコを気に入ったようなのだが、演出家は、
「役所さん、こう、(自らの左頬にクラフトボスを当てながら)ボコボコ気持ちいい〜、ですね」
と、軽いダメ出しをすることに。
演出家による、クラフトボスに頬ずりをするかのような受け入れがたい演出に、味方を得ようと、役所さんは、
「堺くんどう思う?」
と堺さんに尋ねるものの、
「いいと思います」
とあっさり回答した堺さん。
それを聞いて、クラフトボスのボコボコを左頬に当て、
「ボコボコ気持ちいい〜」
と、演出家の真似をして自分なりに演じてみた役所さん。
再び読み合わせに戻り、あらためて堺さん、杉咲さんがグラスのクラフトボスをひと口飲むと、
堺さん「ウーン」
杉咲さん「おーいし〜い!」
と言って、見るからにおいしそうな表情を浮かべていた。
2人の自然なお芝居に比べて、クラフトボスを飲んだ際、
「クゥワー! うめぇーっ!」
と、ややオーバーアクション気味においしそうなリアクションをした役所さんに、
演出家「役所さん、そこ歌うとこです」
と意外な指摘。
「歌う?」
役所さんの疑問に感じた表情をよそに、
演出家「♪見た目からおいしい 新しい…」
と歌う演出家に、
「これ、ミュージカルだったの?!」
と驚く役所さんなのだった。
Na:見た目からおいしい、新しいクラフトボス。
最後は、そんな彼の様子を、後ろで、「木」の文字が書かれた紙を首にかけ、厚紙で作ったと思われる木の絵が描かれた2枚の紙を両手で持ち、木の役をしながら冷静に観察していたジョーンズが、
「この惑星では、たまには商品のことだけ言うCMがあってもいい」
「この惑星のボコボコは、たしかに触ってみたくなる」
「この惑星の新商品は、ボコボコぐらいで売れるのだろうか?」
「この惑星では、商品をほめすぎるCMも多い」
と調査報告を行ないながら、舞台の読み合わせの様子を見続けていたジョーンズでENDとなっていた。
◆「稽古場」篇の撮影エピソードをご紹介しつつ、私のコメントも交えて書いてみました
では、「稽古場」篇のCMの内容を私なりに振り返ったところで、今回もサントリーさんのニュースリリースで紹介されていたCMの撮影エピソードを引用し、ご紹介しつつ、私のコメントを交えた記事として書いてみたいと思います。
カメラ4台で臨場感たっぷりに切り取った読みあわせ稽古
稽古場での撮影は4台のカメラを使用し、コの字型に配置された席につく、役所さんたちキャスト同士、またはキャストと演出家とのやり取りをさまざまなアングル、距離から長回しで収録しました。
撮影にあたり、舞台稽古をしていた頃が懐かしいと目を細めていた役所さん。
堺さんはキャリアのスタートが大学の演劇サークルで、深夜まで仲間と稽古することもあったと語り、杉咲さんは自身の初舞台の稽古が宝物のような時間と振り返っていました。
3人とも稽古場には思い入れがあり、かつ役者の皆さんにとっては馴染みのある設定ということで、テストから早くもそれぞれの役になりきって、臨場感たっぷりの掛け合いを披露していました。
役所さん、堺さん、杉咲さんのうち、役所さんについては、あの「無名塾」出身の俳優さんですからね。
「稽古場」篇のCMにおける読み合わせのシーンでは、舞台稽古をしていたころが懐かしいと目を細めていたというのも、きっと、かつて無名塾での舞台稽古をしていたころのことを思い出したのかもしれません。
ジョーンズも巻き込む役所さんのアドリブに堺さん&杉咲さん大笑い
「クラフトボス」のことばかり出てくる台本に違和感を覚えた役所さんが、演出家に思わずクレームを入れるシーン。
ここでは演出家に続いて、役者仲間の堺さんにもあっさり否定された役所さんが、三度目の正直とばかりに、後ろで木の役をしているジョーンズの方を振り返って、「ジョーンズはどう思う?」と問いかける場面がありました。
このアドリブは惜しくも本編でカットになったものの、目の前で見ていた堺さん、杉咲さんは大笑い。
サブキャストの皆さん、周りのスタッフからも楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
推しくも本編ではカットになったという、後ろで木の役をしているジョーンズのほうを振り返って、役所さんが「ジョーンズはどう思う?」と問いかけていたシーンは、ぜひ60秒バージョンで使ってほしかったです。
おそらく、ジョーンズさんは次のように答えると思いますからね。
「イイトオモイマス!」
役所さんのコミカルな演技を引き出す本物の演出家が出演
頬に「クラフトボス」を当てながら、「ボコボコボコボコ〜」とうっとりするシーン。
演出家役のキャストが、監督から演技指導を受けながら、コミカルなお芝居に臨む姿を見て、当初は「俺にもできるかなぁ」と不安そうな表情を浮かべていた役所さんですが、いざ自分の番になると、肌なじみの良いボコボコとした質感に陶酔している様子が伝わってくる抜群の演技を連発し、あっという間にOKテイクを獲得していました。
ちなみに、演出家役を演じたのは、舞台『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞している、舞台演出家・劇作家の山内ケンジさん。第一線で活躍する本物の演出家を配役することで、コメディータッチの世界観にリアリティーを盛り込みました。
あっ、「稽古場」篇に出演していた演出家役の山内ケンジさんは、本物の演出家だったんですね!
どおりで、演出家役にしては、まるで本物の演出家が演じているように見えたわけです(笑)。
久々のリアルな現場共演で芝居トークが弾む堺さんと杉咲さん
「クラフトボス」のCMシリーズでは、久々のリアルでの共演となった堺さんと杉咲さん。
休憩中は「こんなに広い場所があったら最高だよね」と、本CMの舞台でもある稽古場の話題で盛り上がると、サブキャストの皆さんも交えて、普段の稽古の様子や舞台にまつわる最新情報など、芝居トークに花を咲かせていました。
「稽古場」篇の設定が舞台の読み合わせの設定であったことや、CMの映像からではあったものの、部屋全体の雰囲気を見ると、なんとなく稽古場というよりは会議室っぽい感じがしなくもありませんでした。
これはテレビだけで見たイメージではあるけれど、舞台の稽古場というと、どちらかといえば狭い空間という印象がありますからね。
では次の「稽古場」篇の記事では、宇宙人ジョーンズ「稽古場」篇の視聴後の感想とCMソングを含めた関連記事について書いてみたいと思います。
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