2022年06月19日
締め切り直前の漫画家の仕事場で気分を高揚させるために、アニメの主題歌を始め、女性アシスタントによる演歌の名曲、童謡による歌唱リレーも クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇
この記事は、2022年5月1日に更新の、とある街の合奏団が、コロナにより1年半の時を経てビルの屋上で演奏した曲は、あの有名ファミコンゲームの序曲だった! 宇宙人ジョーンズ「オーケストラ」篇の続編のCM記事となります。
とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。
冒頭のリンク先のCM記事である「オーケストラ」篇が第80弾でしたので、第81弾となるCMで、ジョーンズが今回、調査対象として選んだ場所は、役所広司さん演じる漫画家の仕事部屋です。
締め切り直前の漫画家の仕事場で、漫画家はもちろん、アシスタントの気分を高揚させ、全員一丸となって怒涛のラストスパートに入れるように、漫画家の指示のもと、仕事場に流れる音楽をスマホを使って流します。
CMで流れた曲は、有名アニメの主題歌、演歌の名曲、童謡までさまざま。
しかも、演歌の名曲、童謡については、女性アシスタント自ら歌い出すなど、ちょっとした歌唱リレーがくり広げられていたのでした。
まずは下のプレーヤーより、今回の記事の対象となった宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇の60秒バージョンのCMを視聴してみてくださいね。
クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇 60秒
では、いつものように「漫画家」篇の60秒バージョンのCMを私なりに振り返ってみることにしましょう。
【宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇 60秒バージョン】
とある男性漫画家の先生(役所広司・以下、先生)の仕事場にて。
「この惑星の、締め切り前は、戦場だ」
という宇宙人ジョーンズの調査報告をはさみながら、先生を始め、宇宙人ジョーンズ(以下、ジョーンズ)ら6名のアシスタントたちが、締め切り直前のこともあり、急ピッチで作画作業に取りかかっていた。
先生の仕事場ということで、先生やアシスタントはてっきり紙の原稿にペンを使って描いているのかと思いきや、実際は、最近ではプロの漫画家も現場で活用しているというペンタブレットと呼ばれる液晶タブレットを使って描いていた。
しかし、
「こりゃ無理だな。
間に合わない!音楽替えて!」
という先生の指示に、
「ハイ、先生」
と応え、スマホを使ってBGMの音楽を替える男性アシスタント(神木隆之介)。
流れてきたのは、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌である「残酷な天使のテーゼ」だった。
音楽がスタートしたと同時に、デスクに置かれた「クラフトボス」のボトルラベルが、まるで違うレコードを入れ替えたかのようにスクロールする。
「残酷な天使のテーゼ」の軽快なメロディーをバックに、黙々と作業を進める先生ならびにアシスタントたちだったが、あまりにも膨大な作業量に、
「も〜やっぱ無理」
と言って弱音を吐く若い女性のアシスタント(杉咲花)。
そこで、まだ「残酷な天使のテーゼ」が流れていた最中ではあったが、
「いっそあきらめましょう。
曲替えます」
という男性アシスタントからの大胆な提案により、再び曲を替えることに。
すると今度は、美空ひばりの名曲「川の流れのように」が流れ始めたことで、一転してゆったりとした曲調の音楽に切り替わった。
ベランダからは西日が差し込み、街が夕暮れを迎えていたことも相まって、
「♪あ〜あ〜 川の流れのよう〜に」
という美しい歌声に耳を傾けているうちに、いつの間にか手を止めていたアシスタントたちに、
「諦めるか…」
とつぶやき、諦めの境地に浸っていく先生。
ところが、その曲はスピーカーから流れているのではなく、実はアシスタントの中年女性(天童よしみ)による生の歌声で、
「♪ゆ〜るやかに〜 いくつも時代は過ぎて〜」
の歌詞に差しかかったときには、アシスタントたちがスマホのライトをペンライト代わりに、曲に合わせて左右に振っていた。
すると、それに気づいた先生が
「なに歌ってんだ、天童!」
と指摘すると、
「すみません、つい…」
と言って謝る、中年女性アシスタント。
「音楽替えて!」
と、またもや男性アシスタントに指示したのだった。
すると、曲こそ替わったものの、聞こえてきたのは、またしてもしっとりしたメロディーが印象的な、童謡の「赤とんぼ」。
しかも、歌っているのは同じくアシスタントの女性姉妹(阿佐ヶ谷姉妹)だった。
「♪ゆうや〜け こやけ〜」
「♪ゆうや〜け こやけ〜」
とハモる2人の歌を聴いていると、またしても作業が滞り、先生も、
「あ〜、音楽替えて」
と頭を抱えてしまったのだった。
Na:気分で選ぼう、クラフトボスも音楽も
そして翌朝。
結局完徹となったのか、抜け殻のようになりながらも、
「間に合った〜」
と、漫画家が安心したようにつぶやいたことで、どうやら間に合ったようである。
最後は、疲れ果てて眠りこけている先生やアシスタントたちをバックに、一人だけ元気だったジョーンズが、
「この惑星の住人は、締め切りがこないと、がんばれない」
と調査報告をしながら、ペットボトルの「クラフトボス」でひと息つくカットでENDとなっていた。
◆「オーケストラ」篇のCMの撮影エピソードと私の一言コメント
ではここからは、「オーケストラ」篇のCMの撮影エピソードをご紹介しつつ、私の一言コメントを交えながら書いてみたいと思います。
デジタルツールを使った現代のマンガ制作を初体験!
今回のCMで、漫画家とそのアシスタント役を演じることとなった役所さんと杉咲さんと神木さん。
まずは実際に漫画家として活躍する先生の指導のもと、PCやペンタブレットなど、デジタルツールを使った現代の漫画制作について学びました。
役者人生初の漫画家役を演じる役所さんと杉咲さんが「見たことはありますけど、自分でやるのは初めて」「大丈夫かなぁ」と不安そうな面持ちで本番を迎える中、一人、目をキラキラ輝かせていたのが神木さん。
映画で漫画家役を演じた経験があり、もともと漫画・アニメも大好きというだけに、あっという間にデジタル作画のコツをつかむと、撮影中も役所さんと杉咲さんに機材の名前や操作方法を丁寧に教え、自らのアシスタント作業も曲の歌詞を口ずさみながら、終始ノリノリで演じていました。
最近では、テレビで漫画家が漫画を書くシーンでも、PCやペンタブレットなどのデジタルツールを使った場面をよく見かけるようになりました。
でもCMでは、まだそういった場面を描いたCMが見られなかったことから、今回の記事の対象となった「漫画家」篇が初めてと言えますね。
おなじみの仲良しコンビによる息の合ったお芝居
撮影中、作画中の2人の動きを音楽のテンポと合わせたいという監督のリクエストに、神木さんが「大丈夫です!完璧にシンクロさせます!」と力強く応じると、「付いていきます」と微笑んだ杉咲さん。
共演作品が多数あり、今回のCMシリーズの撮影現場でも、息ぴったりの掛け合いを披露し、現場のムードを盛り上げていました。
CMでは、エピソードにあったような神木さんと杉咲さんの息ぴったりの掛け合いはあまり感じられませんでしたが、撮影現場ではそれこそ息ぴったりの掛け合いが見られたんでしょうね。
天童よしみさん圧巻の歌唱力に誰もがうっとり
ファーストテイクから、マイク無しのアカペラで、持ち前の力強くも透明感のある美声を響かせると、その音が壁や天井に反響して、まるで部屋自体が揺れていると錯覚するほど圧倒的な歌唱力を披露した天童さん。
カットを掛ける前に思わず「天童さん、すごくいいです」と発声し、手放しで絶賛した監督に、「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべていました。
その後、演技違いのバリエーションを撮影した際には、「間がもっとほしい」「顔を上げるタイミングをもう少し遅く」といったお芝居の演出にも的確に対応。
さらに、監督のOKが出ても、歌に関して納得が行かない時には自ら「もう一回お願いします」と申し出て、それ以上のパフォーマンスを見せつけるなど、徹底したプロ意識とあくなき向上心を目の当たりにして、周りのスタッフのモチベーションも大いに高まっていました。
なにしろ、CMで天童よしみさんが歌っていた、故・美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」を天童さん自らがカバーしたCDも発売されているくらいですからね。
圧巻の歌唱力という表現も当然と言えます。
それでも、歌に関して納得が行かない時には自ら「もう一回お願いします」と申し出て、それ以上のパフォーマンスを見せつけたそうですから、さすがはプロのベテラン演歌歌手だなと思いましたね。
阿佐ヶ谷姉妹ならではのシンクロパフォーマンス
撮影に当たり、いくつかのコーラスのパターンを監督の前で実演した後、メインボーカルの木村さんのメロディーに、渡辺さんが音程差をつけて歌う「ハモリ」で臨むこととなった阿佐ヶ谷姉妹。
そこから「“ゆうや〜”で一緒に顔を上げ始めましょうか」「そちらの手の動きに私が合わせますよ」などと二人で話し合いながら、歌いだしのタイミングや振り付けなどを丁寧に確認していきました。
本番が始まってからも、シンクロ度合いをより高めたいという監督の意向をくんで、細かい体の揺れ具合から手の高さや指を曲げる角度、顔の向きに至るまで、細かくチェックしていた2人。
2時間近くかけて、30テイク以上も積み重ねたOKカットでは、聴く人すべての頭の中に『赤とんぼ』の美しい情景が浮かぶ、叙情的かつ優美なハーモニーを奏でていました。
実際は本当の姉妹ではないけれど、CMでは姉妹役で出演していた阿佐ヶ谷姉妹の2人。
エピソードにあった30テイク以上も積み重ねもあって、OKカットでは「赤とんぼ」をハモる2人のシンクロ度合いが高まっていたように感じましたね。
では、次の記事で「漫画家]篇に出演の天童よしみさんと阿佐ヶ谷姉妹のプロフィール、ならびに視聴後の感想とCMソングについての関連記事を書きたいと思います。
とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。
冒頭のリンク先のCM記事である「オーケストラ」篇が第80弾でしたので、第81弾となるCMで、ジョーンズが今回、調査対象として選んだ場所は、役所広司さん演じる漫画家の仕事部屋です。
締め切り直前の漫画家の仕事場で、漫画家はもちろん、アシスタントの気分を高揚させ、全員一丸となって怒涛のラストスパートに入れるように、漫画家の指示のもと、仕事場に流れる音楽をスマホを使って流します。
CMで流れた曲は、有名アニメの主題歌、演歌の名曲、童謡までさまざま。
しかも、演歌の名曲、童謡については、女性アシスタント自ら歌い出すなど、ちょっとした歌唱リレーがくり広げられていたのでした。
まずは下のプレーヤーより、今回の記事の対象となった宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇の60秒バージョンのCMを視聴してみてくださいね。
クラフトボス 宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇 60秒
では、いつものように「漫画家」篇の60秒バージョンのCMを私なりに振り返ってみることにしましょう。
【宇宙人ジョーンズ「漫画家」篇 60秒バージョン】
とある男性漫画家の先生(役所広司・以下、先生)の仕事場にて。
「この惑星の、締め切り前は、戦場だ」
という宇宙人ジョーンズの調査報告をはさみながら、先生を始め、宇宙人ジョーンズ(以下、ジョーンズ)ら6名のアシスタントたちが、締め切り直前のこともあり、急ピッチで作画作業に取りかかっていた。
先生の仕事場ということで、先生やアシスタントはてっきり紙の原稿にペンを使って描いているのかと思いきや、実際は、最近ではプロの漫画家も現場で活用しているというペンタブレットと呼ばれる液晶タブレットを使って描いていた。
しかし、
「こりゃ無理だな。
間に合わない!音楽替えて!」
という先生の指示に、
「ハイ、先生」
と応え、スマホを使ってBGMの音楽を替える男性アシスタント(神木隆之介)。
流れてきたのは、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌である「残酷な天使のテーゼ」だった。
音楽がスタートしたと同時に、デスクに置かれた「クラフトボス」のボトルラベルが、まるで違うレコードを入れ替えたかのようにスクロールする。
「残酷な天使のテーゼ」の軽快なメロディーをバックに、黙々と作業を進める先生ならびにアシスタントたちだったが、あまりにも膨大な作業量に、
「も〜やっぱ無理」
と言って弱音を吐く若い女性のアシスタント(杉咲花)。
そこで、まだ「残酷な天使のテーゼ」が流れていた最中ではあったが、
「いっそあきらめましょう。
曲替えます」
という男性アシスタントからの大胆な提案により、再び曲を替えることに。
すると今度は、美空ひばりの名曲「川の流れのように」が流れ始めたことで、一転してゆったりとした曲調の音楽に切り替わった。
ベランダからは西日が差し込み、街が夕暮れを迎えていたことも相まって、
「♪あ〜あ〜 川の流れのよう〜に」
という美しい歌声に耳を傾けているうちに、いつの間にか手を止めていたアシスタントたちに、
「諦めるか…」
とつぶやき、諦めの境地に浸っていく先生。
ところが、その曲はスピーカーから流れているのではなく、実はアシスタントの中年女性(天童よしみ)による生の歌声で、
「♪ゆ〜るやかに〜 いくつも時代は過ぎて〜」
の歌詞に差しかかったときには、アシスタントたちがスマホのライトをペンライト代わりに、曲に合わせて左右に振っていた。
すると、それに気づいた先生が
「なに歌ってんだ、天童!」
と指摘すると、
「すみません、つい…」
と言って謝る、中年女性アシスタント。
「音楽替えて!」
と、またもや男性アシスタントに指示したのだった。
すると、曲こそ替わったものの、聞こえてきたのは、またしてもしっとりしたメロディーが印象的な、童謡の「赤とんぼ」。
しかも、歌っているのは同じくアシスタントの女性姉妹(阿佐ヶ谷姉妹)だった。
「♪ゆうや〜け こやけ〜」
「♪ゆうや〜け こやけ〜」
とハモる2人の歌を聴いていると、またしても作業が滞り、先生も、
「あ〜、音楽替えて」
と頭を抱えてしまったのだった。
Na:気分で選ぼう、クラフトボスも音楽も
そして翌朝。
結局完徹となったのか、抜け殻のようになりながらも、
「間に合った〜」
と、漫画家が安心したようにつぶやいたことで、どうやら間に合ったようである。
最後は、疲れ果てて眠りこけている先生やアシスタントたちをバックに、一人だけ元気だったジョーンズが、
「この惑星の住人は、締め切りがこないと、がんばれない」
と調査報告をしながら、ペットボトルの「クラフトボス」でひと息つくカットでENDとなっていた。
◆「オーケストラ」篇のCMの撮影エピソードと私の一言コメント
ではここからは、「オーケストラ」篇のCMの撮影エピソードをご紹介しつつ、私の一言コメントを交えながら書いてみたいと思います。
デジタルツールを使った現代のマンガ制作を初体験!
今回のCMで、漫画家とそのアシスタント役を演じることとなった役所さんと杉咲さんと神木さん。
まずは実際に漫画家として活躍する先生の指導のもと、PCやペンタブレットなど、デジタルツールを使った現代の漫画制作について学びました。
役者人生初の漫画家役を演じる役所さんと杉咲さんが「見たことはありますけど、自分でやるのは初めて」「大丈夫かなぁ」と不安そうな面持ちで本番を迎える中、一人、目をキラキラ輝かせていたのが神木さん。
映画で漫画家役を演じた経験があり、もともと漫画・アニメも大好きというだけに、あっという間にデジタル作画のコツをつかむと、撮影中も役所さんと杉咲さんに機材の名前や操作方法を丁寧に教え、自らのアシスタント作業も曲の歌詞を口ずさみながら、終始ノリノリで演じていました。
最近では、テレビで漫画家が漫画を書くシーンでも、PCやペンタブレットなどのデジタルツールを使った場面をよく見かけるようになりました。
でもCMでは、まだそういった場面を描いたCMが見られなかったことから、今回の記事の対象となった「漫画家」篇が初めてと言えますね。
おなじみの仲良しコンビによる息の合ったお芝居
撮影中、作画中の2人の動きを音楽のテンポと合わせたいという監督のリクエストに、神木さんが「大丈夫です!完璧にシンクロさせます!」と力強く応じると、「付いていきます」と微笑んだ杉咲さん。
共演作品が多数あり、今回のCMシリーズの撮影現場でも、息ぴったりの掛け合いを披露し、現場のムードを盛り上げていました。
CMでは、エピソードにあったような神木さんと杉咲さんの息ぴったりの掛け合いはあまり感じられませんでしたが、撮影現場ではそれこそ息ぴったりの掛け合いが見られたんでしょうね。
天童よしみさん圧巻の歌唱力に誰もがうっとり
ファーストテイクから、マイク無しのアカペラで、持ち前の力強くも透明感のある美声を響かせると、その音が壁や天井に反響して、まるで部屋自体が揺れていると錯覚するほど圧倒的な歌唱力を披露した天童さん。
カットを掛ける前に思わず「天童さん、すごくいいです」と発声し、手放しで絶賛した監督に、「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべていました。
その後、演技違いのバリエーションを撮影した際には、「間がもっとほしい」「顔を上げるタイミングをもう少し遅く」といったお芝居の演出にも的確に対応。
さらに、監督のOKが出ても、歌に関して納得が行かない時には自ら「もう一回お願いします」と申し出て、それ以上のパフォーマンスを見せつけるなど、徹底したプロ意識とあくなき向上心を目の当たりにして、周りのスタッフのモチベーションも大いに高まっていました。
なにしろ、CMで天童よしみさんが歌っていた、故・美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」を天童さん自らがカバーしたCDも発売されているくらいですからね。
圧巻の歌唱力という表現も当然と言えます。
それでも、歌に関して納得が行かない時には自ら「もう一回お願いします」と申し出て、それ以上のパフォーマンスを見せつけたそうですから、さすがはプロのベテラン演歌歌手だなと思いましたね。
阿佐ヶ谷姉妹ならではのシンクロパフォーマンス
撮影に当たり、いくつかのコーラスのパターンを監督の前で実演した後、メインボーカルの木村さんのメロディーに、渡辺さんが音程差をつけて歌う「ハモリ」で臨むこととなった阿佐ヶ谷姉妹。
そこから「“ゆうや〜”で一緒に顔を上げ始めましょうか」「そちらの手の動きに私が合わせますよ」などと二人で話し合いながら、歌いだしのタイミングや振り付けなどを丁寧に確認していきました。
本番が始まってからも、シンクロ度合いをより高めたいという監督の意向をくんで、細かい体の揺れ具合から手の高さや指を曲げる角度、顔の向きに至るまで、細かくチェックしていた2人。
2時間近くかけて、30テイク以上も積み重ねたOKカットでは、聴く人すべての頭の中に『赤とんぼ』の美しい情景が浮かぶ、叙情的かつ優美なハーモニーを奏でていました。
実際は本当の姉妹ではないけれど、CMでは姉妹役で出演していた阿佐ヶ谷姉妹の2人。
エピソードにあった30テイク以上も積み重ねもあって、OKカットでは「赤とんぼ」をハモる2人のシンクロ度合いが高まっていたように感じましたね。
では、次の記事で「漫画家]篇に出演の天童よしみさんと阿佐ヶ谷姉妹のプロフィール、ならびに視聴後の感想とCMソングについての関連記事を書きたいと思います。
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