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街並みの変化  その2

1週間ほど前、街並みの変化について書きましたが、10年ほど前の街並みを覚えている近場の街として、JR横浜線、小田急線の町田駅(東京都町田市)周辺を、昨日歩いてみました。



ビル全体が元東急ハンズだったところJR横浜線 町田駅近く


まず上の東急ハンズがあったビルですが、複数のテナントが入るビルになっています。入居しているテナントはユニクロなどです。東急ハンズは、小田急町田駅にもう少し近い、東急百貨店町田店の6、7階に縮小移転していました。ハンズ閉店と言えば、JR東海道線、小田急江ノ島線の藤沢駅から少し歩いたところに東急ハンズがありましたが、そちらも何年か前に閉店して、ユニクロなど他のテナントが入居するビルに変わっていたことを思い出しました。100円ショップが出てきたり、不景気でサラリーマンの給料が上がらなくなっていることと関係があるかもしれません。東京のギフトショーでも、100円ショップをよく見るようになった2000年頃から、アメリカ、ヨーロッパ企業の直接出展が減っていきましたが、日本の消耗品や雑貨が高かった頃の値段で売られている雑貨関連商品は、最近、見る機会が減っているような印象があります。

一方、東急ハンズとは、分野は異なりますが、ルミネで見かける若い女性向けの割安感がありながらおしゃれな化粧品、アクセサリー、バッグ、衣類、その他小物の店の数は、10年前とさほど変わっていないような気もします。町田に関しては109も出来ていますので、女性向けのお店は増えているかもしれません。

また、今までなかった形態として、東急ハンズ跡のテナントにNHK文化センター、小田急に近い横浜線町田駅の改札の近くにルミネがありますが、そこにABCクッキング・スタジオがありました。



元ダイソーのあったビル(=工事用の覆いがかぶさったビル)


ここは、数十年前のダイエーから始まり、順序は忘れましたが、トポス、パソコンショップ、ダイソーといくつかお店が入れ替わってきました。ダイソー時代は、ダイソーの中でも巨大店舗ということで、テレビ番組に出てくることもありました。ビルそのものは老朽化で建替えということらしいのですが、その跡に、工事の看板を見ますと、店舗が入居する住居が建つと書いてありました。

店舗跡にマンションと言えば、1週間前に書いた本厚木のパルコと長崎屋もそうですし、十年以上前かもしれませんが、藤沢にありました西武百貨店跡地もマンションになっていたことを思い出しました。

ルミネのようなタイプの若い女性向けのお店は、減っている印象はありませんが、東急ハンズタイプのアイデア商品や雑貨タイプのお店は減っているようです。消費者の収入が減ったということもあるかもしれませんが、100円ショップでも品質やアイデアの良い商品は多くなっていますので、そちらにお客を取られているのでしょうか。それと、消費者が一通りアイデア商品などの雑貨、その他の高級品を購入して、物を持つ豊かさを体験したので、物そのものに興味がなくなっているとか、既に必要なものはあるので、今更、物に興味はないということかもしれません。商品の幅や深さのある専門店が増えていることが、それを物語っているように思えました。

消費も所得と同様、安売り店か高級店かの二極化が進んでいるのでしょう。街を歩いて思ったことですが、バブル時代と比べますと、庶民のセンスは良くなりましたが、貧乏になったなあ、と思いました。

また、町田とは関係ありませんが、スーパーのダイエーなどが分かりやすい例ですが、かつては、衣類、その他も全て自前で揃えていましたが、今は、専門店を入れたりして、安さだけでなく、専門性と質も向上させているお店が増えてきました。私にはまだ分析できていないのですが、質の追求から社会に新しい個性やサービスも発生しているのは分かります。しかし、それが何か的確に説明できるほど充分に理解できていません。水が、氷から水へ、そして水蒸気になるような、液体から気体に変わる何かが今起きているのは分かるのですが、その正体がつかめていません。


東京近郊の鉄道路線のどこかで、相変わらず、ひんぱんに、人身事故が発生しています。これについて私は、思い詰めて考える余裕もなくなっている人が増えているんだろうなと、勝手に想像してしまいます。


今回の街並み観察とは直接関係ありませんが、私たちは、大量生産で商品を簡単に手に入れられるようになりましたが、効率化で人が切り捨てられたり、分業が進みすぎて、お金の循環からはじかれている人も多くなっています。こんな状況ですから、自然界の循環のように、人間も生産だけでなく、分解、再生、再利用なども補強して、循環の輪を回せるようにしなければいけません。このような解決すべき課題も抱えています。


日本の会社は、一番人口の多い一般大衆向けに安くて高品質で便利な中級品を売ることで、世界に出て行きました。そして、豊かさを提供・実現してきました。日本企業のかつての先進国の顧客は、現在、失業などで貧窮に苦しんでいる人々も増えています。それらの人々に安心を与えるという意味でも、自社の製品を、別の要素と結びつけて、食料・エネルギーの自給自足につながる何かに変えて、提供することも考えたほうがいいのではないでしょうか。現在の人類は、全体のバランスを考えないで、環境破壊、環境汚染を引き起こす害虫のようなことをしてきましたので、東洋思想のバランスや循環を取り入れて、文明を変革し、再度、世界に貢献する日本を目指すべきだと思ったりもします。

今の世の中は、過去の延長ではなく、発想の根本的な転換が求められているのは確かです。




それではまた!







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