2017年04月28日
家庭訪問の日。家庭訪問はイベントである。
私が小学生だった30年前。
家庭訪問は一大ベントであった。
母親は朝から掃除機をかけお化粧は濃い目。
紅茶はいつもよりお高いのを選びお茶菓子も普段お目にかかれないような物を出していた。
リビングに通され対面で『どうぞどうぞ』と完食を勧められる。
それを各家庭で一軒一軒、飲まされ食べさせられる先生は地獄であったであろう。
我が家の場合、目の前にお化粧が異常に濃い母親が鎮座しながら食べる事を想像すると地獄具合は想像を絶する。
それも時代の変化と共に減っていき今では玄関先で済まされる事がほとんどだと聞く。
そりゃそうだ。先生達もそんな習慣にいつまでも異を唱えない訳がない。
家庭訪問はイベントである
あくまで我が家の場合だと前置きをさせて頂く。
他のご家庭の全てを知っている訳ではないから。
家庭訪問に向けて、前日から家の周りを奥様が綺麗に履き、当日私が玄関にある雑多な物を裏庭へ運ぶ。
リビングまで招き入れてガッツリ対談をしなくなったとは言え玄関先はキレイキレイにしておく必要がある。
お客人を迎え入れるのに散らかったままなのは失礼になると考えているからだ
ここで強く言っておきたいのはキレイキレイにしてるから子供の成績に色を付けて欲しいとか目にかけて欲しいとかでは無い。
お客人を迎える事が少なくなっている昨今、家庭訪問はお客人を家に招き入れる数少ないイベントなのだ
この家庭訪問というイベントに力を入れない事は『おもてなし』の心を忘れいく事と同義だとも思う。
30年前を振り返って考えてみると、母親が高い紅茶や高級お菓子を提供していたのは全力で『おもてなし』をしていただけだったのだろう。
濃いすぎるお化粧も精一杯の『おもてなし』の表現の1つだったに違いない。
子供だった私には「塗り絵か?」と思わずにはいられなかったけど。
そんな母親を目にしながら育ち、親になって初めて分かったから言っておきたい
家庭訪問は『おもてなし』の心を改めさせられる必要なイベントである
フィナーレ
何度も言いますが各家庭によって思う事は違うと思います。
ですが奥様も同じ感覚を持っていた事に非常に嬉しくなりました。
もう少し深く書きたかったのですが間もなく家庭訪問の時間でございます。
入れ違いで出かけるので後は奥様に託します。
それでは
ん〜!良い人生を!
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