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2013年11月10日

【読書感想】零戦 その誕生と栄光の記録 堀越二郎

宮崎駿 映画「風立ちぬ」がきっかけで購入しました。
映画の中で登場する、堀越二郎が自分の半生を書いた自伝です。

風立ちぬが好きな人や、戦争について興味ある人、工学系でモチベーションが上がらない方へお勧めです。

あらすじ
東京帝国大学を卒業後、三菱内燃機に入社した堀越二郎が、日本の航空技術が世界から遅れをとっていた中で世界から様々なことを学び、九六艦戦、零式艦戦等を生み出す為の過程や努力、苦難、また零式艦戦がおこした軌跡を描いた作品になっています。


感想
自分が本を読む前に、零戦に対して持っていたイメージは、とにかく旋回性能が強い。日本の技術力の賜物といった、軽いイメージしかありませんでした。その中で作った人の視線で読めたことはとてもよかったです。読み始めたばかりの時は、ただ性能等の話だけをしたつまらない本かなとも思いました。読み進めていくと、どんな気持ちで零戦を作ったのか、厳しい戦争とわかっていながらも技術の高みを目指したいという気持ちの葛藤が描かれており、興味を注がれました。
作者は理系の人間で、作家が書く本ではないので、作家よりは描写等が拙いですが、その分純粋で非常に読みやすいとおもいました。
中でも印象的なのが、試作段階での零戦で殉職した方々への思いや、特攻をしたパイロットへの気持ちの部分にかなり強く書いていたことや、そこで発見したことが皮肉にも今の航空技術で当たり前に使われていることになったことでした。
自分は今、大学で半導体について、これが後々何に役立つか、これを知って何ができるかわからずに勉強をしています。この本を通して、物づくりとは何かということを学べたと思いました。
文学的な本を読みたい方にはあまり面白くはないと思いますが、日本の物づくり等に興味ある人や、
宮崎駿がなぜ「風立ちぬ」を描いたか(あとがきにかいており、あとがきを理解するには本を読む必要があります)に興味ある方にお勧めの本です。

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posted by genn8 at 13:05| Comment(70) | TrackBack(0) | 読書感想
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