◎大きなシステムを構築する時には・・・
●質問1:どの形式がいいと思いますか?
@能力100のコンピュータシステム単体で構築されたシステム
A能力10のコンピュータシステムが12個合わさったシステム
B能力50のコンピュータシステム1つと、能力5のコンピュータシステム20個
●質問2:どちらがコストがかからないと思いますか?
@能力100のコンピュータシステム単体で構築されたシステム
A能力10のコンピュータシステムが12個合わさったシステム
B能力50のコンピュータシステム1つと、能力5のコンピュータシステム20個
●質問3:採用する場合、選択する基準は何ですか?
@可用性 (システムを利用できる割合が高い方が良いとされる)
A拡張性 (企業の発展に従って処理性能をアップできる方が良いですよね。)
B保守性 (放っておいても動き続けるなら、もう神レベル)
CTCO (Total Cost of Ownership)
(保守や電気代など、全てを含めた費用・・・安い方が良いですよね。)
これらは、新規システムを構築しようとするときに避けては通れない選択です。
まず、機能要件を決定します。
そして、システム要件を決定します。
それを実現するためのコンピュータシステム構成を決定します。
それを可能とするコンピューターハードウェアを決定します。
質問1の答えは、私は@です。
当然質問2の答えも、私は@です。
なぜか?
合計ならAの方か、それよりもBの方が大きくなります。
ただ、考えてみてください。
あなたが能力100の要員だったらどうでしょう?
能力50の要員で能力5の部下が20人いたら・・・
あなたが能力10の要員12人のうちの1人だったら?
どの場合が一番効率よく仕事が出来るでしょうか?
そして、要員が多ければ多いほど・・・
病気で休む人が発生する確率が高くなります。
病気で休む人が出たら、その部分の仕事が停まってしまって、部署全体の仕事が進まなくなりますよね。
そうならないように、冗長化します。
すると、その分だけ要員が多く要ります。
コンピューターでもそうです。
多くなればなるほど故障する確率が増えます。
一年に一回の確率で故障するコンピューター365台を稼働させている場合、
そこのシステムエンジニアは毎日故障対応
そんなの嫌ですよねー!
質問Bに至っては、優劣を決めることがなかなかできません・・・
そのシステムの用途によって重要要素が変わってくるからです。
ちなみに、私の会社で使用しているこんなピューターは、
@〜Cを全て満たしています。
特にBなんて、放置プレイマシンってメーカー代理店の営業マンが言ってて
うまいって思いましたもん私の会社で基幹システムのメインコンピューターとして稼働させているのは
IBM社の Powerです。
このブログタイトル『IBM AS400とパソコンを愛するSEのブログ』に書いている、IBM AS400がそれです。
まぁ、IBM社もコロコロと名前を変えてくれ貼りますが、
AS/400(またはAS400)と呼ばれていた期間がめちゃくちゃ長く
IBMの営業さんもAS(エーエス)って未だに言ってはります。
(このコンピューターの商談でもね)
このAS/400
順番は定かではありませんが、
●Power Systems
●IBM i
●i Series
●e-Server
とか
もしかして漏れているのもあるかも知れません(笑)
名前は変わってきて、アーキテクチャーもどんどん進化してきています。
昔の黒背景に緑の文字の画面・・・いかにも古めかしいコンピューターみたいな画面でも動かせますし、
今風(笑)のGraphical な Windows上でのアプリとしての画面も使用できます。
もちろん、スマホからでもアクセスできますし、ブラウザからでもアクセスできます。
今ではオープン過ぎて、私の頭では付いていけません
しかも、コストパフォーマンスは抜群!
親会社のメインコンピューターの4倍以上の性能で、価格は1/20以下です。
性能が良くてコストが安いだけではなくて、
365日24時間無停止運転が出来ています。
前回停めたのはいつだったか忘れてしまいました
こんなに素晴らしいコンピューターがあるのに、
親会社では、オープン系とかで
Windowsサーバーを一杯立てて、統合システムを構築しています。
めんどくさいシステムになるんだろうなぁ
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