●タイトル質問の答えは
自分で考えて、自分で答えるのに難しい質問でしたー
なぜなら、その理由はこんなところにあります。
あなたが、車好きで、数ある車の中からただ一つ選んだとします。
選ぶときは、いろいろと比較検討する項目があって、
ある部分では大好き・・・
別の部分はちょっと・・・
って感じになると思います。
そして、最終的に選んだ車・・・
その車の良いところはって聞かれたら、めっちゃ答えが浮かぶと思いますが、
悪いところを聞かれると・・・もうそんなのは消え去っていますよね。
あばたもえくぼってやつです
●良い/悪い
そして、良いとか悪いとか、人によって評価の変わる部分でもあるのです。
でも、客観的に評価できる事項もあるはずです。
例えば、何もかも同じなのに、Aは100万円、Bは200万円
どちらを選びますか?
迷わずAですよね。
このように、客観的に判断できる事項(人によって意見が分かれない事項)もあります。
このような観点でAS400を判断したいと思います。
でなければ、AS400を愛しているSEとしては、良いとこと思っているとこばかり行っちゃうから
●コンピュータに求めるもの
では、コンピュータに求めるものって何でしょうかね?
- 速さ
- 機能の多さ
- 可用性
- 障害発生時の復旧時間
- 容易さ
- 秘匿性
ぐらいでしょうかね。
例えパソコンでもこの中のいくつかは基準として当てはまるでしょう。
●特に価格性能比
そして、これらの性能を入手するために必要なコスト・・・いわゆる価格ですね。
さて、私が現在、当社で使用しているAS400のこれらの性能についてできるだけ客観的に表現したいと思います。
ただし、比較が必要な場合は、グループ本社の富士通 GS-21 600型と比較することをご容赦ください。
- 速さ
AS400は速いです
困っちゃうぐらいに・・・
新システムを今構築中ですが、AS400と同じだけの性能をたたき出すことができないと諦められています。
当社での一か月分の請求明細作成処理は約4分
グループ本社での一か月分の請求明細作成処理は約3〜4時間
もちろん、顧客数で言えば、本社の方が当社の3倍はありますから、それだけ時間はかかるでしょうが・・
この速さは、IBM独自のアーキテクチャによるものが大きいです。
CPUから見ると、64ビットアドレッシングの広大な主記憶装置(メインメモリ)に直接アクセスしているかのようにハードウェアが実現しています。SLMというそうです。 - 機能の多さ
AS400の機能は、オープン系も含めると・・・いっぱい・・・としか言いようがありません。
実際のところ、使い切れていません。
車を買ったら、オートバーンでもほかの車をぶっちぎれるし、近所のスーパーに買い物にも行けるし、アウトドアでハイキングに行けるし、彼女とのデートでロマンチックな夜を過ごすこともできるし・・・
みたいなぐらいに(笑) - 可用性
データベースのごみを掃除するために、週一回:月曜日の午前 0:05〜0:10は計画停止をしています。
計画停止といえど、OSは稼働したままの状態なので、正確には停止とは言えません。
OSが稼働していない時間はというと、2020/9/20 23:47:57から稼働し続けています。
2020/9/20は日曜日で、保守作業を行ったと記録が残っています。 - 障害発生時の復旧時間
障害の程度にもよりますね。かなり昔ですが、無停電装置は商用電源から電力を供給されていますが、この商用電源と同じ電源コンセントにささっいるパソコンに給電する電源コードを誤って蹴って、ショートさせたときに、なぜか無停電装置が誤動作して、AS400への給電を突然ストップしたと事故がありました。
その時は、電源投入後、2時間程度で稼働状態となりましたが、1990年代の話で、AS400といえど今のより5世代ぐらい前でしょうか? 性能も今に比べたら相当低かったと思います。
ちなみに、今ではシャットダウンは大体15分程度で完全停止状態になりますし、その状態から電源ボタンを押して再起動させたら、10分ぐらいで使用可能状態になります。 - 容易さ
悪評は立っていますが、RPGという独自の言語を持っています。
悪評がなぜ立つかは、GUIベースでプログラミングできないから、今の若い世代、生まれた時からWindowsの恩恵に浴している方たちには、食わず嫌い言語となっています。
しかし、プログラムロジックは当然のことながら記述できますし、OS標準のDBとも非常に相性がよく、DBから特定のフィールドを選んで、条件に合うレコードを選択し、帳票に印刷することなど、慣れていれば1〜2分で作れちゃいます。
大規模なシステムも構築可能ですよ。
だって、当社の基幹システムはぜーーーーんぶRPGで開発していますから。
また、高卒で入社し、入社時にはMicrosoft ExcelやWordが全く扱えず、キー入力さえできなかった子が、最初の2か月はタイピング練習をさせて、その後にRPGの勉強をさせたところ、半年で1人前のプログラマーになってました。
もちろん、本人がプログラミングが好きってこともあったでしょうが・・・ - 秘匿性
IBMのマシンです。セキュリティーレベルを5段階に設定できて、最高レベルで稼働させると、米国国防総省の何とかいう基準をクリアする・・・らしいです。
あまりにも厳しすぎて、日本の企業ユーザーでは使っているところがないそうです(笑)
まぁ、徒然と書きましたが、書き漏らしているところがまだまだたくさんありますね。
あっ、そうそう! Unixも動きます。 しかもこの場合は CPUライセンス料は不要だそうです。
ユーザー側のぼったくりですね
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