おすすめパイプカッター『TA560AG』
私の会社はエアコンの移設作業もしています。エアコン移設や取付けの際、問題になるのはガス漏れです。ガス漏れの原因は配管のフレア加工不備、接続不備です。
創業12年、エアコンの移設、取付け作業もしていますが、過去3回程、ガス漏れにより配管の再接続作業をしました。しかし、ここ数年はガス漏れのクレームはありません。
そこで今回はエアコン取付けの際、使用していますパイプカッター「TA560AG」が非常に使い易いのでご紹介させていただきます。
またエアコン移設の際、注意すべき留意点やポイントもご紹介させていただきますのでご参照下さい。
おすすめ商品名 スマートチューブカッター「TA560AG」
メーカー名 TASCO
切断能力 1/8(4o)〜1 1/4(32o)
切断可能金属 銅管、薄肉ステンレス
刃 チタンコーティング
寸法 L130×W39.5×T51.5 (重量265g)
※銅管の太さですが、2分管は1/4、3分管は3/8、4分管は1/2です。
TA560AGは上記太さに対応しています。
1.「TA560AG」の最大の特徴はスプリングを内蔵している事です。
使い勝手の悪いパイプカッターや古くなった刃を使用して銅管を切断すると、切断面が潰れたり、バリが多く出たりしてフレア加工が綺麗に仕上がりません。これはガス漏れの原因となります。
「TA560AG」はスプリングを内蔵している為、切断時に無駄な力が銅管に負荷せず、増し締めせずに切断できます。スプリング効果により、ほとんど力を入れずに切断できます。
またチタンコーティングの刃を使用していますので、切断面は綺麗に仕上がります。
2.価格も安く、使い勝手も良いです。
TASCO希望小売価格3,400円とパイプカッターの中でも安い部類に入ると思います。重さ、大きさ共に使い勝手も良く、対価格効果としては抜群です。
3.欠点
刃がむき出しなので、保管の際は購入時に入っていた透明プラケースに入れて保管した方が良いと思います。
工具箱にそのまま「TA560AG」を入れてしまうと刃が破損する恐れがあります。
普通のパイプカッターと同じです。
@銅管を本体にセットします。
Aハンドルを回し、銅管に刃をジャストフィットさせます。
Bハンドルを軽く握り、本体全体を左回転させます。
スプリングが締上げ切断するので力を入れる必要はありません。
※2分、3分、4分の全ての銅管に適応しています。
エアコン取付けの際、一番神経をと使う作業が配管の接続作業です。ここで雑に作業してしまうとガス漏れの原因になります。
配管接続作業を少しでも軽減し、ガス漏れ率を下げるフレアツールとして私はスマートチューブカッター「TA560AG」をおすすめ致します。
価格も安く、対価格効果としては非常に満足できるパイプカッターです。
上述した様にエアコン取付けの際、一番気を付けなくてはいけないのはガス漏れです。 ここから下は私が12年の経験で得た、エアコン移設のちょっとしたコツをご紹介させていただきます。少しでも参考になれば幸いです。
1.サービスポートにゲージマニホールドを接続するコツ
室外機のサービスポートにゲージマニホールドを接続する際、青のチャージホースを引っ張りながら接続すると、ガス漏れしません。ゲージマニホールドを室外機から取り外す時も同じです。
2.銅管を室外機の閉鎖弁に取り付けるコツ
銅管フレアの先端を室外機閉鎖弁のシール面先端にしっかり密着させ、指でフレアナットを回して接続します。その際、力を入れずに接続できていればOKですが、引っかかりがあったり力を入れないと回らない場合はやり直した方が良いです。
最初から工具を使用しないと接続出来ない場合はフレアナットが上手く噛んでいない可能性があります。強引に接続してしまうと閉鎖弁を破損させたり、ガス漏れの原因となります。室内機と銅管の接続においても同様です。
ここはエアコン取付けで一番、神経を使って作業して下さい。
3.信用出来る工具を使用する。
サビサビや古びた工具、使い勝手の悪い工具を使用してエアコンを接続すると不備が発生する可能性が高くなります。特にフレアツールは自分の納得できる物を使用した方が良いと思います。
記事冒頭で紹介したパイプカッターは切れ味の悪い物を使用してしまうとフレア加工不備によるガス漏れが発生します。
モンキーレンチも安物ではなく、軽くて使い易い物を使用する事をおすすめ致します。重くて安物を使用すると疲れますし、フレアナットを破壊してしまう可能性があります。
以上、私の余談でした。参考になれば幸いです。
最後まで「おすすめパイプカッター『TA560AG』」を読んでいただきましてありがとうございました。