2011年02月27日
<人の心は「色」で動く> 小山雅明
ビジネス・カラーコンサルタントの色に関する一冊です。
何となく色が人にもたらす影響があることを感じてはいましたが、本を手にとって改めて色々なところに色が影響を及ぼしていることに気づきました。
ビジネスに役立つ部分もありますが、全体的には雑学が得られるような感じがしました。
読み物としても面白い一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
人々は色々なものを「色」で判断している
赤い色には緊張や興奮を高める効果がある
紅白運動会であれば「赤」のチームが勝ちやすい
照明灯を「赤」から「青」にすると犯罪が減る
事故が少ない自動車の色は「白」
同じ距離にあっても「白」は近づいてくるように見えるが、「黒」は遠ざかっていくように見える
重さの感じ方は色で決まる
「黒」は「白」よりもおよそ倍の重さを感じる
アメリカ軍には迷彩服が100種類以上ある
明るい照明は「人を招き入れる効果」がある
明るい照明は「お客さんの回転率を上げる効果」がある
照明を落とした方が雰囲気が出る場合であっても、コンビニなどの照明が明るい店舗が近くにあると、
お店が開いてるのか閉まっているのかよくわからない薄暗い店舗になる
色は文化である
同じ日本でも、地域によって色の好みや感じ方、使い方に差がある
シャッターには明るい絵やイラストをつける
シャッターそのものが持つ「グレー」という色に暗い雰囲気で人を寄せ付けない効果がある
パソコンを選ぶときは机との色の相性を考える
デスクが「緑」とパソコンが「黄」と言った組み合わせでは目がチカチカして仕事の効率を落とす
机の上には一つの仕事分の資料や書類しか置かないようにする
それ以外のものは別のところにまとめておき、一つの仕事が終わったら置き換えるようにする
洋服選びや色彩に関しては女性の方が上手
日本人男性の色弱率は5%。一方、日本人女性の色弱率は0.2%
色彩に関して敏感なのは男性よりも女性。またより若い女性の方が敏感である
国によって虹の色の数は異なる
外国人と上手く付き合うならその国の人が好む色を知っておく(例:中国は赤)
どの国の人がどんな色を好むのかがわからなければ国旗の色を目安にする
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