2011年01月14日
<お掃除道入門> 橋本奎一郎
掃除すればお店が変わることを強く提唱している一冊です。
掃除がすぐに売上に直結するわけではありませんが、小売業であれば少なくともお客様の視点からは汚いお店よりもきれいなお店が良いですし、製造業であれば信頼性にもつながります。
また掃除が行き届いており、整理整頓がしっかりしていればモノを探す時間や清掃費といった経費を減らすことができます。
本書では掃除をするための仕組みづくりの方法からどんなところを掃除すればよいかまで、事細かく書かれています。
社員の意識改革など掃除改革には大変な苦労が伴いますが、それに見合うだけの成果があります。
なお、まずは物語やストーリーで楽しく清掃の重要性を認識したいという方にはなぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?を読まれることをオススメします。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
掃除と利益が結び付く流れ
1.清掃と整理整頓
2.美しい環境
3.やる気と創意工夫が生まれる
4.知る人ぞ知る店になる
5.信頼向上、無駄やムラが減る、清掃費などが減る、などを通じて業績が向上する
掃除が続かない要因
1.意識付けがなされていない(例:上司が率先してやらない)
2.継続するためのシステム作りがなされていない(例:評価に挿入されていない)
3.掃除をやめさせようとする力に引きずられる(例:掃除をやる人が浮いてしまっている)
掃除の必然性や重要性の理由は次のような点にある
1.掃除は気付きや感謝の心を育てる
2.物事には順序があり、順序を間違えると効果がない。整理整頓は全ての出発点である
3.精神文化の高い企業が成長する。その上で掃除は社員の意識改革に役立つ
掃除するにあたって目標マップを作る
1.改革(掃除するための仕組みづくりなど)
2.実行(上司の率先垂範、全員参加など)
3.目的(お客さまに信頼感や安心感を与えるなど)
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