2011年01月10日
<察知力> 中村俊輔
サッカーというスポーツが競争社会であることは当たり前のことでしたが、
サッカーというスポーツが適者生存であることを感じさせられた一冊です。
単純に技術力が高い選手ということでは試合に出場することも難しく、
監督の考え方によって選手の起用が異なったり、ひとくちにサッカーといっても各国のサッカー文化が異なったり、様々な環境の中でいかに考えて生き残ってきたのかがつづられています。
普段紹介しているようなノウハウ本ではありませんが、人生の励みになる一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
どんな選手であっても自分のことを知らないと成長はできない
自分に足りないことを認知してそれを補うための工夫をしなければならない
何をすべきかを察知できない選手は激しい競争の中では生き残ることができない
悩んだり、壁にあたった時はサッカーノート(日記)を書く
体験したことを記しておく。次につまずいたときにそれを開くことで悩み続けるという無駄な時間を節約することができる
環境変化の中で一番大切なことは、自分を知ることである
・周りの環境がどのように変化しているのかを認識し、これまでとの違いを感じ取る
・そのうえで、自分には何ができて何ができないのかを知り、工夫していかなければならない
・そして自分の特性を活かせるように考えなければならない
未来に活かすことができればどんな失敗の成功である
ある時期では「失敗」であっても、その後の未来のために「失敗」でなくなるように努力をすること
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