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<誰とでも15分以上会話がとぎれない! 話し方 66のルール> 野口敏





書店でよく売れている本だったことから読んでみました。
具体的な会話のコトバも例示されているのでコミュニケーションの苦手な人に参考になる一冊です。

66のルールとありますが、読み終えてみると66もルールがあったように感じません。
これは悪い意味で66もルールがないということではなく、会話でそれぞれのルールがどこかの部分でつながっていたり、共通の部分があったりするためにそのように感じなかったと思います。


なお、この本の目的は人と親しくなるためのコミュニケーションするための会話術を身につけることです。業務中のコミュニケーション術ではないことは知っておくと期待ハズレにならないと思います。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


人が話をするとき、聞き手に求めているのは「反応」である。反応がいいと話しやすい


話し手が聞き手に一番わかってほしいのは「出来事のあらまし」ではなく、「そのときの気持ち」である


聞き手として話し手を観察するポイント
1.表情
2.声のトーン
3.身振り

これらのポイントから話し手に共感するポイントを探る



話につまった時は、とにかく共感の言葉を繰り返す



話題の広げ方
話すときは自分の性格や人柄がわかるエピソードを話す
質問するときは相手の性格や人柄がわかるエピソードを引き出す



天気の話は話しやすい
例:雨が降りそうな日で傘を持っていくのは降水確率が何%のときからですか?



普段は大っぴらに言えないことを尋ねてたまった気持ちを発散させてあげる
例:お客様と言ってもやりにくい人もいるでしょう?
例:ムッとくるお客様もいるでしょう?
例:嫌になることもあるでしょう?
例:投げ出したくなることもあるでしょう?



「○○なのですか?」と聞くよりも「○○なのでしょうね」と聞く
前者は「はい・いいえ」と返事されるが、後者は付随する情報も話してもらえる



「どうでした?」とは質問しない。相手が返答に困ることがありうる
上記のように「○○なのでしょうね」と質問したり、「一番楽しみにしていたことは何ですか?」などと相手の気持ちを尋ねる質問をする



聞きにくいことや聞きにくい相手には「○○について聞いても構いませんか?」と尋ねる



相手がツッコミやすいように話す:自己開示をした後で相手に質問する
例:最近残業代がカットされてしまって家で晩酌することが多くなりました。○○さんはお酒が強そうに見えますが、平日は家で召し上がりますか?



話しかけにくい人=自分に反応が良くない人
反応があまり返ってこなければそれ以上会話を続けようと頑張らない



話題が尽きたときは相手の持ちモノやその場の情景を話のネタにする



身だしなみや行動の変化を気付き、それを伝える(評価できることを伝えること)



相手の間違いは正さず質問する
「あなたは○○なんだね」と受け止め、その後に質問を投げかけて相手が間違いに気づくようにしてあげる


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