2010年11月23日
<タクシー王子、東京を往く。> 川鍋一朗
日本交通の三代目社長である川鍋一朗氏のドライバー日誌です。
現場を知らない社長から脱却するために現場を知ろうと、1ヶ月間のドライバー体験が綴られています。この一冊から社長の人柄がよく見えて、日本交通のしっかりとした宣伝にもなっています。
逆にものすごい経営手腕やノウハウの具体的な内容が書かれているわけでありません。
ドライバーを通して感じられたことやドライバーの心構えが描かれています。
ですので、タクシー乗務員を目指している人にはとても参考になりますが、
経営手腕やノウハウといったもの期待している方にはあまりしっくりこないかもしれません。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
ファクトベース
経験からくる思い込みや机上の空論ではなく、現場で日々起こっている事実を直視し、それを基に戦略を立てる
タクシーの基本は、
1.真面目に、
2.怠けず、
3.しっかりと休憩をとって
働くこと
タクシー乗務員のコツ
1.営収(売上)よりも回数(乗車回数)を目標にする
2.回送をなるべく使わない
3.流しながら乗り場へ向かう。無線には100%応答する
4.(最低限は稼ぐことができる)巡回コースをつくる
5.時間ごとに営収目標を設ける
絨毯爆撃ではなく、ツボを突く(最良のポイントを絞ってそこに資源を集中投下する)
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