2010年08月25日
<一生モノの人脈術> 鎌田浩毅
京都大学教授にしてベストセラー「一生モノの勉強法」の著者である鎌田さんが人脈について書いた一冊です。
「人脈」の構築に限られた内容ではなく、人間関係の構築術といった印象の一冊です。
様々なビジネス書にも共通することですが、
本のタイトルや本で書かれていることは一朝一夕で効果が出るような気がします。
しかし、どのような分野においても基本を大切にし、一日一日を積み重ねた努力によって結果が生まれます。そのような日々の積み重ねの重要性もこの本では伝えています。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
一生モノの人脈を得るためには相手に対して力を貸すことができるようになる必要がある
一生モノの人脈を得るために身につけるべき能力
1.スペシャリストとしての専門性
2.教養
3.人と仲良く楽しくやっていきたいという気持ち
今日の結果が明日でないのが人脈作りである
日々出会う一人ひとりが可能性の種を秘めている
異業種交流会などで不特定多数の人と名刺交換する時は自分に近しい人から接触する
会話でネタがないときには相手をほめる
自分と相手とは価値観が異なることを認識しておく
自分の関心よりも相手の関心を優先する
人脈を築くときに持つべき考えは「相手の問題を解決することに自分が役立つものを持っていないか」
相手に会う前に情報をつかむチャンスがあるならば相手について時間をかけて調べておく
能力があっても伸び悩む人に必要なものは「素直になること」
余計なプライドを背負っている限り、学びを得られることはない
人脈を確かなものにするためのキーフレーズ:「私を使ってください」
どんな仕事でもいとわずに引き受けることでより大きな仕事(チャンス)がやってくる
社内では目の前の与えられた仕事に専心する
人脈においてもクチコミが大きな威力を持っている
しかし、得られる成果について期待してはいけない。焦りは禁物である。
自分の意は近くにいる人から人へと伝わっていく
異業種交流会は人間関係を築くための訓練の場と考えて参加する
コミュニケーションの極意は「場慣れ」
教養や知性を身につけるために「形から入ってみる」
グリーン車に乗ってみる、高級ホテルに泊まってみる、このような行動を通じて「気品」とはどういうものかを身につける
自分の人生に何も起こすことのない100人の知人よりも確かな1人の人脈のほうがずっと価値がある。いろいろな人と付き合った結果として得られた人脈がたったの1人でも立派な人脈である。
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