アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

<大前流 経済心理学> 大前研一






1,500兆円の個人金融資産が動き出せば、その経済効果が大きいということを訴えている一冊です。
またそれが動かないのは「不安心理」が原因であり、この「不安心理」を取り除けば日本経済がよりよくなると訴えています。


日本という大きな視点で物事を伝えているので、個人的に何ができるかといえば、マネープランニングなど自己防衛といったところでしょうか。

不安心理や世界と日本との意識の違いや環境の違いを教えてくれる一冊です。




印象に残ったポイントは以下の通りです。


従来の経済学が通用しない日本経済
1.高齢化によって個人に資金ニーズがない
2.企業・設備は最適地に立地される
3.世界中から最も良くて安いものが入ってくる
4.在庫しない。最も優れた在庫は現金である



日本では、輸出企業は世界との競争にさらされてきた。
しかし、それ以外の産業はほとんどすべてが保護されてきた。
ゆえにそういった遅れている産業の生産性を高めれば失業者は増えることになる。
また規制緩和すれば外資系企業に買収されたり、世界の最適地に移転することになり、さらに失業者は増えることになる。



日本は深刻な状態である
日本の資源は人間しかいない。労働人口がどんどん少なくなり高齢者ばかりになる



日本国債を保有しているのはほとんど日本人だけ。
貯金しているということは銀行を通して間接的に国債を買っているのと同じ。
それだけ日本人以外は手を出さないような代物である。



日本人の心理は、バブルの後遺症で、減らなければいいという心理が働いている



日本人は年齢を重ねるごとに金融資産が増え続け、平均3,500万円もの資産を抱えたままで亡くなっている。しかし、退職後の資金については実に10人に9人が老後に不安を抱えている



不安を持つ必要はない。
日本の高齢者は現実的には暮らしに困っていないのに、貯蓄や資産に対しては不安を感じている

政府は国民に「大丈夫」と思わせる経済政策を行なう必要がある
これまでの政策論争あるいはマスコミの報道は国民の心理を逆なでし、ますます不安をあおっている



これからの日本政府は国民から搾取し、国と地方の債務、隠れ年金債務のつじつまを合わせようとする

この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。