2010年08月13日
<「夢」実現脳の作り方> 苫米地英人
まったく同じことをやっているのに、見えるものが違う、成長曲線が違う、この違いが生じるのはなぜか?という謎を理論だてて教えてくれる一冊です。
あなたは成功するようにできているなどのサイコサイバネティクスに関する内容と類似しています。
耳触りは良いけれども「自己啓発」の本は何となく信じきれない、
そういった人には理路整然と内容を教えてくれるこの本はとても良い本だと感じると思います。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
人間のホメオスタシスは物理的なものだけでなく、脳内の情報空間でも働く
(ホメオスタシス:物体または生物システムが間断なく外的および内的環境の変化を受けながらも、
個体またはシステムとしての秩序を安定した状態に保つ働きをいう。恒常性)
ホメオスタシスだけではなく、人にはコンフォートゾーンがある
このコンフォートゾーンは人によってレベルが異なる
コンフォートゾーンから外れた時は、それが他者から見てよかろうと悪かろうと、コンフォートゾーンに戻ろうとする
人は自分にとって重要な物事しか見えない
コンフォートゾーンをズラすことができれば見えないものが見える
コンフォートゾーンをズラすために暫定的なゴールを一つ作る
ただし、そのゴールには期限を設けなければならない
そして目標と期限を設けた時に「現状がどうあるべきか」を想定する
その「あるべき現状」と現在の自分の姿は異なっているがそれでかまわない。
大切なことはそのギャップを認識することにある。
「あるべき現状」へとコンフォートゾーンをズラすことを考える
⇒「未来にこうあるためには今こうあるべきだ」と自己イメージを描き変えていくことが重要
この自己イメージとともに「臨場感」が重要
「ゴールそのもの」ではなく、
「ゴールに向かっていく自分の姿」のイメージに強い臨場感を持つようにする
(ハリウッド映画での)臨場感を与える方法
1.セックス、2.デス、3.ラウド・ノイズ
最終のゴールはやり方もわからないような途方もない「夢」と呼ばれるようなものであった方がよい
しかし、臨場感やイメージがわからない。
なので、先述した「あるべき現状」という途中の過程に臨場感を持っていく
夢自体を事細かに思い描くことが大切なのではなく、
夢を持ち、そこへ向かっていく自分に対してリアルな自己イメージを持つことが大切である
自分に高い自己評価を持ち、強い臨場感を維持できる人だけが高いレベルのゴールを達成することができる。勘違いして「自分にはできる」と思い込んでいる人くらいでちょうどいい
逆に謙遜するのはうわべだけのほうがよい。謙遜が癖になると自己評価を下げる方向に進んでしまう
自己評価を下げる人(ドリームキラー)の言葉に耳を傾けてはいけない
信念を作る3要素
1.言語(例:有能なビジネスマン)
2.イメージ(例:バリバリ仕事をやっている)
3.情動記憶(例:社長に褒められた)
マイナスの情動記憶が発生した時は言語の使い方を変える
何かに失敗したときは「自分が駄目だから失敗した」ではなく、
「おや、自分らしくない」という言葉を使う。自己イメージを下げてはいけない
人生の棚卸
1.自分の人生において満足していないこと、変えたいと思うことは何か?
2.満足しているもの、もっと増やしたいと思うことは何か?
3.何を心から楽しんでいるか?何を嫌っているか?
4.望み通りの人生を送れるとしたらどんな人生を選ぶか?
5.失敗しないという保証があったら何をやるか?
6.死ぬ前に経験したいこと、やり遂げたいことは何か?
7.自分の長所・短所は何か?
思考スピードを早くするトレーニング
レストランでの注文はメニューを1ページ1秒でめくっていき、全部見た後に1秒で決める
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント