2010年05月26日
<ヘッテルとフエーテル> マネー・ヘッタ・チャン
世の中の「詐欺」と呼ばれる出来事をさまざまな形で皮肉った一冊です。
ここまで皮肉られてしまうと人生がとても空しく、悲しいものだと感じられてしまいます。
人によってはショッキングなことだと感じられるかもしれません。
ですが、悲しいことに皮肉られてしまっても仕方がない現実がここにはあります。
勝間氏
融資一体型変額保険問題
年金
円天
ホワイトバンド
NTT株
おまとめローン・過払い金返還
グッドウィル・コムスン
といったものが題材としてとりあげられています。
直近でいえば、「口蹄疫募金詐欺」も「ホワイトバンド」と同じ類モノでしょうか。
世の中のカラクリを知った上での判断としなければと考えさせられる一冊です。
印象に残った点は以下の通りです。
本当に100%儲かるならわざわざ赤の他人に教える人はいない
誰かに認められたいという自尊心、ほかの人より目立ちたいという気持ちは狙われる
学生の就職ランキングに上位に位置する銀行は鬼畜ともいえる所業を行ってきた
年金制度は砂上の楼閣。しっかりと老後のことを考えて貯蓄すべし
詐欺師は最初に小さく儲けさせて最後に大きくだます
以前に流行った「ホワイトバンド」。実は一銭も寄付金に当てられていない
募金詐欺、幼児が死ぬ死ぬ詐欺など、人を救うなどの心理的に逆らいづらい制度を利用してお金をたかる輩がいる
国家が勧める儲け話に乗ってはいけない。最終的にもうかるのは国家
貧困ビジネス:無料で相談に乗るふりをしてカモを探している輩がいる
無料で助けてくれる人がいたらなぜ見ず知らずの人を助けるのかをよく考える必要がある
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