2010年04月21日
<週末起業> <週末起業チュートリアル> 藤井孝一
2冊とも週末起業コンサルタントである藤井氏の本です。
これまでも藤井氏の本を紹介しましたが、リーマンショック、トヨタショック以降の景気は製造業を中心に一気に冷え込みました。
団塊の世代が年齢によるリタイアしているにもかかわらず、就職市場も回復の目途が立っていません。
日本の高齢化は進み、総人口もすでに減少が始まっています。
世の中のムードは重く、転職は氷河期。
資格も「この資格さえあれば安心」というものはほとんどない。資格をとってもお客さんがいなければ何の価値もない。
単なる副業は時間の切り売りに過ぎず、本業に悪影響をもたらしかねない。
独立開業は今の安定を手放してゼロからスタートするハイリスクを伴う。
そのような状況を脱するための一つの切り口として週末起業を具体的に提案している一冊です。
あなたが現状の自分に満足していなかったり、自分の可能性を模索したいと考えているならば一読しておきたい一冊です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
商品作りに念頭に起きたいこと
1.やりたいことか
2.できることか
3.時流に乗っていることか
売り物の4タイプ
1.モノ(物品そのもの、セミナーなどを出版物化したものなど)
2.ワザ(代行など)
3.知識・情報(セミナー、出版物など)
4.人脈(マッチング、手配、サークル運営など)
自分の趣味に関して困っていること、あったらいいなと思っていることをビジネスにすることができないかを考える
趣味だからこそ、お客さんがいるけれども、競合がやれていないものを探す
メールマガジンなどで見込み客を集めて商品・サービスをリピート購入してもらうようにする
時間捻出のステップ
1.必要時間の把握(どれだけの時間を充てたいのかを考える)
2.時間の棚卸(今の時間の使い方から、止めたり、時間短縮したりできるものを探す)
3.時間の使い方に優先順位をつける
人脈は名刺交換してできるものではなく、一緒に仕事をすることでできるもの
週末コンサルタントになることを考えてみる
自分でオリジナルの肩書きを作る(例:金銭教育コーディネーター、マネーアドバイザー)
商品を作る(サービスをパッケージ化させる)
1.名前がある
2.値段が決まっている
3.標準化されている
4.継続的に提供できる
コンサルタントは「問題解決人」である。
「○○という状況は問題だ」という認識がないお客さんには用のない人となってしまうことは織り込んでおく。
情報を発信して見込み客から集める
1.メールマガジン、ブログ
2.雑誌への寄稿
3.本の執筆
4.小冊子作成
5.セミナー開催
本業を持っていることが週末起業の強みになる
1.本業のための勉強をネタに週末起業できないかを考える
2.大企業にいる人は大企業の肩書きを生かして週末起業できないかを考える
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント