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<ぼうず丸もうけのカラクリ> ショーエンK





「お坊さん」と呼ばれる人たちの生態がよくわかる一冊です。

「秘密の暴露」という人々の興味・関心が強いところをうまく突いている一冊だと感じます。
私も宗教法人は商行為でなければ税金がかからないことは知っていましたが、それ以外にどのような秘密があるのかを知りたくて手に取ってしまいました。

お坊さんの儲けの裏事情もそうですし、住宅会社や保険会社の儲けの裏事情も気になるところです。
そういったなかなか表に現れてこない情報が書かれている本は非常に価値あるものになります。

ついつい、こういった暴露本も自衛のためにもチェックしてしまいます。
自動車保険の裏事情 → 示談交渉人裏ファイル 自動車保険無用論!


生命保険の裏事情 → 生命保険のカラクリ (文春新書)



印象に残ったポイントは以下の通りです。


お寺はどれだけの檀家がついているかでお布施収入が変わってくる。そういう意味で不平等である

お寺には様々な収入がある
お布施収入、地代収入、拝観料収入、線香収入、賽銭収入、寄付金収入、墓地管理費収入



お坊さんはサラリーマンである。雇われていれば雇用保険にも加入しているし、残業手当も出る。

お坊さんにも退職金がある。

お坊さんは副業ができる。公務員にもなれる(公務員は副業禁止だが、お坊さんは副業に当たらない)



お布施の金額の「気持ち」とはお坊さんの「気持ち」の金額である



お寺には様々な税金がかからない
不動産取得税、事業税、印紙税、市町村民税、道府県民税、固定資産税、都市計画税、登録免許税、所得税、法人税、消費税など


お寺によっては総本山に上納金を納めることになっている



業界誌がある(月刊住職、時門興隆)


お寺から土地を借りると地代が安くなる可能性がある
国の税金に関するルールで、地代を「固定資産税+都市計画税」の3倍以内にすれば税金を支払わなくてもよい、という決まりがある



生前に事前に墓地とお寺の場所を確認しておく
墓地に埋葬する時には住職の指示に従わなければならない



永代使用料は地域によって価格差がある。0円のところもある。


お墓を引越しすることもできる


戒名とは出家した際につけるのが元々の決まり。仏教式の葬式でない場合には戒名は不要
戒名を詳しく知りたければ「戒名と日本人」という図書が参考になる。



お布施は交渉できる。先に金額を提示してしまう「○○万円でお願いできませんか」




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