2021年05月03日
【おすすめ本】『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』〜PART2 威圧的な人に支配される〜壊れた”脳の緊張のスイッチ”〜。
「人の感情を読み過ぎて疲れてしまう」
「嫌だと言えない、断ることができない」
「支配的な人と上下関係ができてしまう」
頭でわかっていても、いつまでも変われない。
そんな自分は意志が弱いのか?
そうやって悩んでいる時、この本に出逢った。
『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』
なぜこんなに他者の感情に
振り回されてしまうのか
なぜ他者のちょっとした仕草から
感情を読み取りすぎてしまうのか
そこに深く関わる脳のメカニズムを、
この本は簡単な言葉で伝えてくれる。
今回は
「威圧的な人に支配される〜壊れた”脳の緊張のスイッチ”〜」
について、
参考になった筆者の意見を紹介していく。
※参考章:第2章”知らぬ間にできあがる力関係の正体”
ー目次ー
なぜ威圧的な人には下手に出て、
上下関係ができてしまうのか。
それは、その人の
「脳の緊張のスイッチ」が壊れていることで、
攻撃されないよう、相手に気を使ってしまうから。
常に緊張のレベルが高く、怯えていると、
威圧的な相手に自己主張できなくなる。
その結果、相手の要求に応えるようになり、
振り回され、支配されてしまうという。
では、なぜ「脳の緊張のスイッチ」が
壊れてしまったのか。
大きな原因は
乳幼児期のネグレクトだという。
いちばん抱きしめてほしい時、
いちばん関心を寄せられ保護してほしい時に、
してもらえなかった。
守られているという安心感が育まれなかったため
「脳の緊張のスイッチ」が壊れてしまった。
それによって、他者への怯えが消えず、
いつも相手に気を使って支配されてしまう。
「威圧的な人に従う必要なんてない、
離れればいいじゃないか」
それでも、威圧的な人から
離れられないのはなぜか。
それは、
「緊張のホルモン」分泌がいつまでも止まらず、
逃げることも戦うこともできなくなるからだという。
威圧的な人の支配から
脱することができないのは、
「意志が弱い」からでも
「勇気がない」からでもない。
常に緊張度が高く、
逃げたり戦ったりするべき時に
力をうまく発揮できないからだった。
たとえば、
家族やパートナーからのDVやモラハラで、
ひどいことをされても離れられない。
あるいは、
アルコールやドラッグ依存症のパートナーが
「この人には私がついていなければ」
と思い、離れられない。
威圧的な人に支配され、
上下関係ができてしまうのは、
脳の仕組みによって常に緊張し
怯えているからだった。
そして攻撃されないよう、相手に過度に気を使い、
相手がしてほしいことをしてしまう。
それは「脳の緊張のスイッチ」が壊れてしまったからで、
原因は「乳幼児期のネグレクト」。
「生まれた直後に育まれるはずだった安心感」
これはまさに愛着障害と深く結びついている。
現在進行形で威圧的な人に悩んでいる人は、
長い間ずっと、高い緊張をしてきた。
身体に染みついた緊張をほぐすのは
難しいかも知れない。
それでも、
敵の正体や脳の仕組みを知ることは、
自分を救うために大いに役立つ。
威圧的な人、支配的な人から自分を解放し、
苦しむ必要のない人生を送るために。
ーー合わせて読みたい『愛着障害』の本ーー
「嫌だと言えない、断ることができない」
「支配的な人と上下関係ができてしまう」
頭でわかっていても、いつまでも変われない。
そんな自分は意志が弱いのか?
そうやって悩んでいる時、この本に出逢った。
『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』
なぜこんなに他者の感情に
振り回されてしまうのか
なぜ他者のちょっとした仕草から
感情を読み取りすぎてしまうのか
そこに深く関わる脳のメカニズムを、
この本は簡単な言葉で伝えてくれる。
今回は
「威圧的な人に支配される〜壊れた”脳の緊張のスイッチ”〜」
について、
参考になった筆者の意見を紹介していく。
※参考章:第2章”知らぬ間にできあがる力関係の正体”
ー目次ー
- 常に緊張し、怯えているから上下関係ができてしまう
- 乳幼児期のネグレクトにより、人への安心感が育まれなかった
- 高い緊張によって逃げられず、戦えず、支配から脱せない
- まとめ:敵の正体、脳の仕組みを知り、自分を救う
1.常に緊張し、怯えているから上下関係ができてしまう
なぜ威圧的な人には下手に出て、
上下関係ができてしまうのか。
それは、その人の
「脳の緊張のスイッチ」が壊れていることで、
攻撃されないよう、相手に気を使ってしまうから。
「脳の緊張のスイッチ」が壊れて
緊張しっぱなしになってしまうと、
常に相手におびえて気を使って、
「支配される人」になります。
緊張度が高いとみんなと打ち解けられず、
常にビクビクして
「自分が攻撃されないように」とか
「嫌われないように」と
周囲に気を使ってしまうからです。
第2章”知らぬ間にできあがる力関係の正体” 61ページより
常に緊張のレベルが高く、怯えていると、
威圧的な相手に自己主張できなくなる。
その結果、相手の要求に応えるようになり、
振り回され、支配されてしまうという。
2.乳幼児期のネグレクトにより、人への安心感が育まれなかった
では、なぜ「脳の緊張のスイッチ」が
壊れてしまったのか。
大きな原因は
乳幼児期のネグレクトだという。
いちばん抱きしめてほしい時、
いちばん関心を寄せられ保護してほしい時に、
してもらえなかった。
守られているという安心感が育まれなかったため
「脳の緊張のスイッチ」が壊れてしまった。
それによって、他者への怯えが消えず、
いつも相手に気を使って支配されてしまう。
3.高い緊張によって逃げられず、戦えず、支配から脱せない
「威圧的な人に従う必要なんてない、
離れればいいじゃないか」
それでも、威圧的な人から
離れられないのはなぜか。
それは、
「緊張のホルモン」分泌がいつまでも止まらず、
逃げることも戦うこともできなくなるからだという。
普通の人は威圧的な人を見たときに、
警戒して緊張して「逃げる!」か「戦う!」
ということで自分を守ることができます。
一方、緊張のスイッチが壊れてしまった人は、
危ない人が近くに来ると逆に固まって動けなくなり、
相手にいいように利用されてしまう可能性が高くなります。
第2章”知らぬ間にできあがる力関係の正体” 64ページより
威圧的な人の支配から
脱することができないのは、
「意志が弱い」からでも
「勇気がない」からでもない。
常に緊張度が高く、
逃げたり戦ったりするべき時に
力をうまく発揮できないからだった。
4.まとめ:敵の正体、脳の仕組みを知り、自分を救う
たとえば、
家族やパートナーからのDVやモラハラで、
ひどいことをされても離れられない。
あるいは、
アルコールやドラッグ依存症のパートナーが
「この人には私がついていなければ」
と思い、離れられない。
威圧的な人に支配され、
上下関係ができてしまうのは、
脳の仕組みによって常に緊張し
怯えているからだった。
そして攻撃されないよう、相手に過度に気を使い、
相手がしてほしいことをしてしまう。
それは「脳の緊張のスイッチ」が壊れてしまったからで、
原因は「乳幼児期のネグレクト」。
「生まれた直後に育まれるはずだった安心感」
これはまさに愛着障害と深く結びついている。
現在進行形で威圧的な人に悩んでいる人は、
長い間ずっと、高い緊張をしてきた。
身体に染みついた緊張をほぐすのは
難しいかも知れない。
それでも、
敵の正体や脳の仕組みを知ることは、
自分を救うために大いに役立つ。
威圧的な人、支配的な人から自分を解放し、
苦しむ必要のない人生を送るために。
ーー合わせて読みたい『愛着障害』の本ーー
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10585602
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック