2021年03月08日
【おすすめ本】『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』〜PART1 心に残る一節を4つ紹介 ”振り回す人が抱く不安と恐怖”〜。
「私はいつも人の感情に振り回される」
そう悩むメカニズムを、
専門用語を使わず嚙み砕いて伝えてくれる本。
『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』
今回は、
”振り回す人が抱く不安と恐怖”
という視点から、
著作中で心に残った一節を紹介したい。
ー目次ー
なぜ常識はずれな人にイライラするのか。
それは自分の価値観とは違うから。
「常識ある人であるべき」
それに逸脱している相手が許せない。
なぜ価値観が違うことが許せないのか。
それは安心できないから。
同じ価値観の人だけの、
安心できる世界を求めているから。
これも、
「相手を自分の思い通りに変えたい」
というコントロールの一種。
自分の正しさを問われて怒るのは、
正しさにすがりついているから。
本当は何もない自分、自信がない自分を
さらけ出すのが怖い。
その恐怖を、不安を和らげるために、
正しさという後ろ盾が必要。
だから、その人の怒りの強さは、
その人の不安の大きさでもある。
男性は
「勝ちたい、ほめられたい」生き物だ。
夫婦間に限らず、
男性はその優位性が脅かされた時に、
攻撃という「防衛」に走る。
自分の立場が、居場所が、拠り所が
奪われるのが怖くてたまらないから。
甘えてくる人は、
見捨てられることも、
自分で考えて行動することも恐れている。
それを心の底ではわかっている。
触れられたくない”地雷”として。
甘えてくる人の甘えが強くなるのは、
「あなたは自分で考えて行動できない」と
相手に思われたかも知れない時。
誰かを振り回す人は、
その攻撃性の奥に大きな不安と恐怖を抱えている。
自分の居場所、優位性、存在意義を守ろうと、
必死で”強いフリ”をしている。
誰かに振り回される人は、
そんな人たちの「弱さを隠すための攻撃」を
必要以上にまともに受ける。
誰かを振り回す人の深層心理を知ると、
そんな構図が思い浮かんでくる。
安心する世界で生きたい
不安と恐怖を拭い去りたい
振り回す人も、振り回される人も、
同じようにそう願っているはず。
なのに、その方法を
「勝つこと」「優位に立つこと」に求め、
結局はどちらも苦しんでいる。
「手段が違うだけ、願うことはみんな同じ」
それがわかってから、
誰かを振り回す人のことを、
一歩引いた視点から見れそうだ。
そう悩むメカニズムを、
専門用語を使わず嚙み砕いて伝えてくれる本。
『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』
今回は、
”振り回す人が抱く不安と恐怖”
という視点から、
著作中で心に残った一節を紹介したい。
ー目次ー
- 同じ価値観の世界で安心したい
- 相手の正しさを問うと敵視される
- 男性は勝ちたくてほめられたい生き物
- 甘えは年齢相応の成長の欠如
- 所感
1.同じ価値観の世界で安心したい
「なんでこの人はこんな常識はずれなことをするんだろう?」
と思っているときは
「相手を私のように常識のある人間に変えたい!」
という意識が働いています。
『「間違っているのをわからせたい!」の裏にある本音』162ページ より
なぜ常識はずれな人にイライラするのか。
それは自分の価値観とは違うから。
「常識ある人であるべき」
それに逸脱している相手が許せない。
なぜ価値観が違うことが許せないのか。
それは安心できないから。
同じ価値観の人だけの、
安心できる世界を求めているから。
これも、
「相手を自分の思い通りに変えたい」
というコントロールの一種。
2.相手の正しさを問うと敵視される
「自分が一番正しい!」と思っている人に、
「あなたの正しさは本物ですか?」と
その人の良心や正義を問うと、
相手から敵視され、攻撃されてしまう。
『相手をモンスターにしない、とっておきの方法』168ページ より
自分の正しさを問われて怒るのは、
正しさにすがりついているから。
本当は何もない自分、自信がない自分を
さらけ出すのが怖い。
その恐怖を、不安を和らげるために、
正しさという後ろ盾が必要。
だから、その人の怒りの強さは、
その人の不安の大きさでもある。
3.男性は勝ちたくてほめられたい生き物
旦那さんが上から目線で偉そうにふるまうのは、
「男じゃなくなるのがこわい」ので、
暴力的(男性的)になって
男性性を誇示しようとしているからです。
『モラハラ男性の胸のうち』171ページ より
男性は
「勝ちたい、ほめられたい」生き物だ。
夫婦間に限らず、
男性はその優位性が脅かされた時に、
攻撃という「防衛」に走る。
自分の立場が、居場所が、拠り所が
奪われるのが怖くてたまらないから。
4.甘えは年齢相応の成長の欠如
セクハラ、モラハラの原因が
「男性性の欠如」だったら、
ウザったく甘えてくる人は
「年齢相応の成長の欠如」
になるのかもしれません。
『甘える人には「頼もしいですね」』173ページ より
甘えてくる人は、
見捨てられることも、
自分で考えて行動することも恐れている。
それを心の底ではわかっている。
触れられたくない”地雷”として。
甘えてくる人の甘えが強くなるのは、
「あなたは自分で考えて行動できない」と
相手に思われたかも知れない時。
5.所感
誰かを振り回す人は、
その攻撃性の奥に大きな不安と恐怖を抱えている。
自分の居場所、優位性、存在意義を守ろうと、
必死で”強いフリ”をしている。
誰かに振り回される人は、
そんな人たちの「弱さを隠すための攻撃」を
必要以上にまともに受ける。
誰かを振り回す人の深層心理を知ると、
そんな構図が思い浮かんでくる。
安心する世界で生きたい
不安と恐怖を拭い去りたい
振り回す人も、振り回される人も、
同じようにそう願っているはず。
なのに、その方法を
「勝つこと」「優位に立つこと」に求め、
結局はどちらも苦しんでいる。
「手段が違うだけ、願うことはみんな同じ」
それがわかってから、
誰かを振り回す人のことを、
一歩引いた視点から見れそうだ。
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