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2019年02月19日

繰り下がりの引き算。

小2の授業で習った繰り下がりの引き算。

メジャーな方法として、
隣から10を借りて来て云々と聞くが、

僕はこの”借りて来る”という方法を
実は後から知った。

どこで覚えたかわからないが、小2では習わないはずの
答えが0より小さいマイナス値になる計算を用いて
独特(と周りが言っていた)の方法で勝手に解いていた。



例えば42−15。

僕は頭の中に架空の定規を置いて、
こんな方法で繰り下がりの計算をしてる。

※文章にすると何だかうまく表せないが、
 精一杯に表現したつもりなのでご容赦願いたい。



1. 一の位は2−5=−3

2. 十の位が4から3になった
  →30台の目盛り上に突入したことを踏まえつつ、
  30台の10目盛り分から、手順1. で出した−3を更に引く

 → 一の位の目盛りは7で決定

3. 手順2. で、
  十の位が3になったことを踏まえてるので
  十の位は30台の3から、”15”の十の位:1を引いて2だ

  →答えは左から書くと27だ



計算というよりは、
一の位、十の位、それぞれ位ごとに別々の定規が置いてあって、
その上で目盛りを動かしてるイメージ。

頭の中の定規は0より小さいマイナス方向にも
−1、−2、−10…と、果てしなく伸びている。

2−5のような場合は目盛りが−3へ移動する。
当時40台だった十の位の目盛りは、
それに伴い30台へ移動するという感じ。

手順に書き出してみると膨大で回りくどく見えるが、
目盛りを動かすだけなので見た目ほど大変ではないし、
計算に時間を食うわけでもない。



僕は繰り下がりの引き算を
授業で初めて聞く前からこの方法でやっていたので、

借りて来るという発想は斬新だなぁ、
自分のやり方とずいぶん違うなぁと思って聞いていた。

当時のカリキュラムでは
答えがマイナスになる計算は中学校で初登場だったので、

オフレコとはいえ、
小2時点でマイナスの計算をしているのは
いいことなのかという迷いもあった。



自分のやり方が変わってるだけかと
ずっと思っていたが、

最近になって、これも発達障害の独特の捉え方、
偏った思考の産物だと知った。
出典:「算数の問題」
http://www.autism.jp/knowledge/whatisas/web-j.html



借りて来る方法での計算もできなくはなかったが、

どうにもやりづらかったので、
テストでは内緒で自分の方法を貫いて解いた。

高校受験、大学受験とこの計算方法でくぐり抜けて来たし、
要は答えが合ってればいいんだから、続けても問題ないのだろう。



繰り下がりの引き算は小学校算数の壁・その1と聞く。

僕は一体何があったのか知らないが、
幸運にもここではつまづかなかった。方法は独特ながら。

引き算をこの方法で解いてることは
ほとんど人に話したことがないので、
書いていてとても新鮮な気持ちになった。

これもきっと、自閉症に見られる
独特のこだわりの1つなんだと思うが、

思いがけず計算問題の難関をクリアできていたあたり、
悪いことばかりじゃなかったんだなぁ。


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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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