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2021年02月03日

【おすすめ本】『死にたくなる人の深層心理』〜PART1 自殺に対する誤解、”メンヘラ”を差別用語として使わないで〜。

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ー目次ー
  1. 差別用語のように使われる”メンヘラ”
  2. 生き物として矛盾するはずの”自殺”
  3. 自殺への誤解”ただの脅しだ”
  4. 希死念慮があるからこそ口にする”自殺”
  5. ”メンヘラ”と口にする前に、想像してほしいこと


1.差別用語のように使われる”メンヘラ”

「メンヘラ」

僕は誰かがこの言葉を使うのを聞くと、
悲しい気持ちになる。

そしてその次に、
バカにされたような怒りが沸いてくる。



理由はおそらく、

「メンヘラ」

という言葉はたいてい、
差別用語のように使われるからだ。




かまってちゃん
すぐ死にたがる
めんどくさい
精神障害者
自殺志願者
病んでる


そんな、表面的な言動ばかりが強調される。

その人がどれだけ深い心の傷を負い、
孤独と戦い、涙を流してきたかに、
思いを巡らされることもなく。


2.生き物として矛盾するはずの”自殺”

生き物が「死」を口にするのは、
本能と矛盾している。

まして、自ら生を終わらせる「自殺」など、
本来なら口に出るはずもない。


それほどの究極の選択が「自殺」。



そんな異常事態にもかかわらず。
死にたい、自殺したい、などと言う人には、

「メンヘラ」

という、ある種の蔑称のような烙印が押される。

3.自殺への誤解”ただの脅しだ”

メンヘラという言葉が、

「愛してくれないなら死んでやる」と
駄々をこねているだけの人


という差別用語として使われているから。

それに当てはまる人が口にする「自殺」にも、
こんな誤解が生まれるんじゃないだろうか。

自殺したい、などとよく口にする人は、
なかなか実行しない。口だけのおどかしだ。



『死にたくなる人の深層心理』”自殺に関する誤った考え” より


僕はかつて
リストカットの現場を元・母に見つかった時、
こう言われたことがある。

「それは自分の言うことを聞かせるための脅迫行為だ」



いま思えば、これが

「メンヘラ」を蔑称として使う人の考え
「自殺」という言葉に対する認識


だったのかも知れない。


4.希死念慮があるからこそ口にする”自殺”

『死にたくなる人の深層心理』には、
自殺への誤解について、続けてこう記されている。

自殺をほのめかす人は、自殺を念頭に置いていたり、
半意識的にでも希死念慮があるからこそ
口にするのである。



たとえ「自殺」という言葉を
かまってほしい、見捨てないでほしいために
口にしているとしても。

その根底には、少なくない「死への願望」がある。
生き物として矛盾するはずの願望が。


5.”メンヘラ”と口にする前に、想像してほしいこと

メンヘラなんか、
「愛してくれないなら死んでやる」と
駄々をこねているだけだ

自殺するなんて、ただの脅しだ


そうやって、メンヘラを煙たがる前に、
考えてみてほしい。

メンヘラは、メンヘラになることでしか、
生き延びられない環境で育ったことを。




1人で生きる力のない、幼い頃から、
愛してもらえず、見捨てられ、
ぬくもりをもらえない経験をしたら。

そういう環境に、時代に生まれていたら。

自分もそうなっていたかも知れないことを、
どうか想像してみてほしい。



自分は愛される価値のない人間
このまま生きていても誰にも愛されない
だから生きていても意味がない


そんな絶望感から、自殺への思いは育ってしまう。
そして、心に深く根をおろし、ひきはがせない。

自分が生きている限り、
この絶望感は続くと想像したなら。

それでも「メンヘラ」を
差別用語として口にできるだろうか。







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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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