2020年12月17日
【おすすめ本】『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』〜PART6 人はなぜ死を恐れるのか〜。
ー目次ー
- この本を読む前の自分
- この本で得た気づき
- 学びから実戦していきたいこと
1.この本を読む前の自分
僕らはなぜ死を恐れるんだろう。
死に対して抱く恐れの中身は何だろう。
誰もがいずれ死ぬと決まっている。
死は動かしようのない予定だ。
そんな決定事項に、
僕らはなぜ恐れという感情を抱くんだろう。
死への恐れの対象は、厳密には何だろう。
2.この本で得た気づき
僕らが死に対して抱く、恐れの感情の中身。
それは大きく分けて3つあるという。
『第8講:死に直面しながら生きる』 より
- 死に伴う痛み
死に至るプロセスで味わう苦しみが怖い
大ケガや大病で長期間、苦しむことが怖い- 死そのもの
死んだらどうなるかわからず、
死んだ後どうなるかを前もって経験できない
その不確実性が怖い- 予想外に早く死ぬこと
人生で喜びを受け取っている最中、
それを予想外に早く打ち切られることが怖い
(剥奪説)
僕らはどうやら
死の瞬間を恐れているわけではないようだ。
死の前に訪れる苦しみや、
死の後どうなるかという不透明感。
そして、
もっと生きていれば受け取れた
人生の喜びの打ち切り。
僕らきっと、こういった、
死の前後にある苦しみや剥奪を恐れているんだ。
3.学びから実戦していきたいこと
残りの人生を豊かにするために、
死への恐れの正体を知ること、
その上で、適切に恐れることが大切。
いたずらに死を恐れるだけでは、
ただ不安ばかりが募る。
心が不安ばかりに囚われていては、
楽しむ余裕が薄らいでしまう。
死は必ず、そして予想外に訪れる。
その時までを、
漠然とした恐れに支配されて過ごすのか、
恐れの正体を知った上で楽しむのか。
どちらの人生を選ぶかは、自分自身だ。
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