2020年11月09日
【おすすめ本】『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』〜PART1 人は”嫉妬”を解消しようとする時に快感を覚える生き物だ〜。
ー目次ー
- この本を読む前の自分
- この本で得た気づき
- 学びから実戦していきたいこと
1.この本を読む前の自分
「他人の不幸は蜜の味」
「ネット私刑」
「自粛警察」
「メシウマ」
「いじめ」
こんなことをしても、
本人には何の得にもならない。
他人を引きずり下ろせても、
自分の能力は上がらないばかりか、
仕返しされるリスクを負う。
なのに、人はなぜやめられないんだろう。
誰かを叩く、炎上させる、
いじめる、集団から排除する。
時間と労力を消費し、復讐のリスクまで負いながら、
なぜ他人を引きずり下ろしたがるんだろう。
2.この本で得た気づき
理由は簡単だった。
”嫉妬”という、巨大な感情の暴走だ。
人間の脳は、誰かを攻撃すると
気持ち良くなるようにできている。
自分が持つものを奪うかも知れない人を、
排除した時に快感を覚える。
「人をいじめても、自分の能力は上がらない。
だからやめよう、自分の能力を上げよう。」
そうやって、後先や損得を考える以前に、
快感だから止められないんだ。
そんな、人間には手に負えない”嫉妬”。
実は防衛のためでもあるという。
何を守るのか。それは、
「自分が所属する”正しい集団”」。
ルールを破った、不倫した、
1人だけ周りより能力を持った。
そうやって誰かが飛び抜けると、
自分の所属する集団すべてが
叩かれるべき”不正な奴ら”になってしまう。
それを防いで安全を確保するために、
出る杭を打ちたくなるそうだ。
人間が集団生活する生き物である限り、
嫉妬が生み出す快感は、なくなりそうもない。
3.学びから実戦していきたいこと
”嫉妬”は、制御が難しい感情だ。
「どうしてあいつだけ」
「あいつムカつく」
そんな、黒い感情を
まったく感じなくさせるのは難しい。
だけど、嫉妬する自分に気づくことはできる。
嫉妬の沼にはまり、
他人を引きずり下ろす快感に溺れそうな自分に
気づくことはできる。
嫉妬に感情を奪われないために、
自分の感情を普段から観察することが大切。
そして、自分の課題に集中すること。
他人がどうこう、ではなく
自分がすべきことに目を向ける。
手っ取り早く他人を落とすのではなく、
自分を伸ばすことに集中していきたい。
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