明日死んでも後悔しない生き方をする

北海道千歳市にある
『サケのふるさと千歳水族館』に行ってきた。

離婚してからは初めての、お一人様での水族館。



館内には、隣接する千歳川の川底を見られるトンネルがある。

この時期、放流された稚魚たちが
流されたり、時々逆らったりしながら、窓の近くに集まっていた。






周りは家族連れが多かった。
何人かのお子様が口々に心配していた。

「流れにずっと逆らうの大変」
「いつ寝たり休んだりするんだろう」
「寝て起きたら見知らぬ下流かもね」



小さな身体で必死に流れに逆らう稚魚たちは、
僕が窓際に近づくと集まってきた。

思わず「サケさん…」とつぶやいた。

その時、
言葉では言い表せない感動が湧き上がり、
涙がぽろぽろと溢れ、その場で号泣した。



サケさんはいつ捕食されるかもわからない。
成魚として戻って来れるのはほんの一握り。
それを分かっていても、今を必死で生きてる。

僕ら人間は、事故などの危険はあっても、
いつ捕食されるかに悩む可能性は低い。

• ホームレスになる可能性
• 心に居つく親の呪縛
• 自分の無価値観

そんなのは、次の瞬間に命が終わるほどの悩みだろうか。

今この瞬間を必死に生きてる彼らを見て、
僕もサケさんたちに負けず、今を精一杯に生きようと思えた。



やりたいこと、できることは全部やる。
ホームレスみたいな未来は、来た時に考える。

大きくなって、この川へ戻って来るサケさんのように
今を精一杯に生きよう。

元気をもらえた、ありがとうサケさん。


→北海道千歳市『サケのふるさと千歳水族館』