2019年03月16日
太平洋と潮風散歩。
海岸沿いの街へ
太平洋を眺めに行って来た。
ずっと来たいと思っていながら
交通費やらお金の心配ばかりしてて
自分でブレーキをかけてしまっていた。
この日はあいにくの曇り空。
ちょっと写真が暗くなってしまったが
この時は15時ちょっと過ぎ。
何年ぶりだろう。
ここに来たらいつも
波打ち際を歩きながら珍しい貝殻を探す。
そして
砂浜から突き出た眺望用の防波堤の先まで行って
雲間から射す陽の光と、水平線をぼーっと眺める。
この海岸ではいつの間にか
お決まりの潮風散歩コースになっている。
3月の海風はまだ刺すように冷たい。
カモメはそんなことを意に介さず波間に漂う。
脚、冷たくないのだろうか。
砂浜から離れ、テトラポットを登り
整備された散歩道に出ると
まだ少し雪が残ってるというのに。
どこか暖かいところで
この冬を越して戻って来たんだろうか。
真上を見ると、ぽっかりと雲に穴が空いていて
青空が覗いている。
その青空に、離陸してちょっとの飛行機が現れたが、
すぐに雲の中へ消えてしまった。
手を伸ばせば掴めそうなのに
実際は気が遠くなるほど離れている。
何だか不思議だ。
もはや使い古された言葉だが
この砂浜からの景色を目の当たりにすると
海はとてつもなく広い。
こんな中へ人間が放り出されたら、
やれることの方が少ない。
海へ放り出されて、
漂っているところを救助された
という話をたまに聞くが、
つくづくあれは奇跡なんだ。
いつだったか飛行機に乗って
窓から下を眺めたら、
陸地から容赦なく広がる海の果てしなさに圧倒され、
どれだけの人がこの海に消えていったんだろうと
美しくも怖くなった。
船底の板1枚を命綱に戦ってる漁師、航海士、
海上保安官、海賊。
彼らがとても偉大に思えた。
雲と、少しの青空と、
絶えず打ち付ける波音のちょうど狭間に居ると、
自分を必要以上に卑下したり責めたり、
逆に立ち直るために自分を鼓舞してみたり、
そんなことがいかにちっぽけか思い知らされた。
今、防波堤から見てる波打ち際、
自分の居る位置がそのたった数メートル先なだけで、
簡単に海の藻屑となれる。
例えが良いかわからないが、
車が通る車道のたった数メートル横、
歩道という場所にいるだけで命が救われている事実。
紙一重で生き永らえてる。
そしてその紙一重がこれまで何十年も続いてるから
今、僕はこうして立ってる。
だから命を粗末にしようだなんて
高尚な考えに至ったわけではないけど、
紙一重が続く限りは
やりたいことをやり切ることに精進しよう。
交通費がかかったのは事実だけど、
無料で行ける範囲で我慢していたら、
きっと今日も後悔したり自分を責めたりして
自分の価値を落として1日が終わっていたかも知れない。
海を見に行くことは
お金を直接生み出す行為というわけじゃないけど、
自分が思う自分の価値を高めるために、
一番やりたかったことに投資できたから、
きっと最高の1日になったと思う。
太平洋を眺めに行って来た。
ずっと来たいと思っていながら
交通費やらお金の心配ばかりしてて
自分でブレーキをかけてしまっていた。
この日はあいにくの曇り空。
ちょっと写真が暗くなってしまったが
この時は15時ちょっと過ぎ。
何年ぶりだろう。
ここに来たらいつも
波打ち際を歩きながら珍しい貝殻を探す。
そして
砂浜から突き出た眺望用の防波堤の先まで行って
雲間から射す陽の光と、水平線をぼーっと眺める。
この海岸ではいつの間にか
お決まりの潮風散歩コースになっている。
3月の海風はまだ刺すように冷たい。
カモメはそんなことを意に介さず波間に漂う。
脚、冷たくないのだろうか。
砂浜から離れ、テトラポットを登り
整備された散歩道に出ると
まだ少し雪が残ってるというのに。
どこか暖かいところで
この冬を越して戻って来たんだろうか。
真上を見ると、ぽっかりと雲に穴が空いていて
青空が覗いている。
その青空に、離陸してちょっとの飛行機が現れたが、
すぐに雲の中へ消えてしまった。
手を伸ばせば掴めそうなのに
実際は気が遠くなるほど離れている。
何だか不思議だ。
もはや使い古された言葉だが
この砂浜からの景色を目の当たりにすると
海はとてつもなく広い。
こんな中へ人間が放り出されたら、
やれることの方が少ない。
海へ放り出されて、
漂っているところを救助された
という話をたまに聞くが、
つくづくあれは奇跡なんだ。
いつだったか飛行機に乗って
窓から下を眺めたら、
陸地から容赦なく広がる海の果てしなさに圧倒され、
どれだけの人がこの海に消えていったんだろうと
美しくも怖くなった。
船底の板1枚を命綱に戦ってる漁師、航海士、
海上保安官、海賊。
彼らがとても偉大に思えた。
雲と、少しの青空と、
絶えず打ち付ける波音のちょうど狭間に居ると、
自分を必要以上に卑下したり責めたり、
逆に立ち直るために自分を鼓舞してみたり、
そんなことがいかにちっぽけか思い知らされた。
今、防波堤から見てる波打ち際、
自分の居る位置がそのたった数メートル先なだけで、
簡単に海の藻屑となれる。
例えが良いかわからないが、
車が通る車道のたった数メートル横、
歩道という場所にいるだけで命が救われている事実。
紙一重で生き永らえてる。
そしてその紙一重がこれまで何十年も続いてるから
今、僕はこうして立ってる。
だから命を粗末にしようだなんて
高尚な考えに至ったわけではないけど、
紙一重が続く限りは
やりたいことをやり切ることに精進しよう。
交通費がかかったのは事実だけど、
無料で行ける範囲で我慢していたら、
きっと今日も後悔したり自分を責めたりして
自分の価値を落として1日が終わっていたかも知れない。
海を見に行くことは
お金を直接生み出す行為というわけじゃないけど、
自分が思う自分の価値を高めるために、
一番やりたかったことに投資できたから、
きっと最高の1日になったと思う。
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