2019年03月11日
恐怖のフラッシュバック。
普段一緒に練習しているチームとは
別のチームで出ているリーグ戦の公式試合があった。
僕がそのチームで求められているのは
自由にプレーして得点を多く取ること
ではなく、
・ボール運びと中継と相手ガード陣のディフェンス
・インサイド中心に攻めるチームコンセプトに従い
ポストへボールを供給すること
・とにかく一旦ポストにボールを入れる”形”を作ること
その試合では
ゴール下で非常に強力な相手センターがいて
インサイド陣が苦戦していた。
僕は相手ポイントガードを何とか抑えていたが、
試合終盤、こちらが10点リードを保っていた中、
流れの中でマークマンの入れ替え(スイッチ)が発生。
一瞬、僕が相手インサイドプレーヤーに付いた時、
相手にオフェンスリバウンドを取られてしまった。
次の瞬間、味方から怒号が飛んで来た。
「こっち頑張ってんだからリバウンド取れよ!!」
僕は味方のこの一言に凍り付き、
試合中にも関わらずその場で心臓を押さえて
うずくまってしまった。
どこか痛かったわけではなく、
過去に怒鳴られた時の映像がフラッシュバックし、
恐怖に頭が支配され真っ白になったから。
居酒屋アルバイト時代
年末年始の最繁忙期に満席のホールで店長に怒鳴られ
恐怖のあまりその場でフリーズし、
苛立ちが頂点に達した店長に胸ぐらを掴まれ
大勢の客の前で追撃を食らった記憶。
過去に参加した練習で、
やはり何かのきっかけで怒鳴られ
「ごめんなさい、ごめんなさい」とうずくまった時、
周りの選手たちが
「大人なんだから耐えろよ、邪魔なんだよ」
と罵ってきた記憶。
この時、ファウルが発生し
フリースローとなっていた(かどうか覚えていない)のか、
試合が一旦止まっていた。
試合再開、
相手がオールコートでプレスをかけてきて、
リードが一気になくなり、そして逆転負けを喫した。
長年悩まされている発作のようなものだが、
はっきり言ってスポーツをするには足枷にしかならない。
それは重々承知している。
熱くなったら誰だってこうなる可能性はあるし、
怒鳴られながら練習して試合するのが当たり前の環境で
ずっとバスケをしてきた人だってたくさんいる。
増してサイズもパワーもある相手センター相手に
フラストレーションが溜まっていたインサイド陣からすれば
文句の1つも言いたくなるのは当然だ。
それは頭ではわかってる。
試合後、僕の顔色が悪いことを指摘してくれたメンバーが
「試合中なんてそんなものだから気にしないで」と
声をかけてくれた。
彼だって悔しさを噛み締めてるはずなのに。
僕はいい仲間に恵まれている。
強い言葉に晒されるというトリガーは
まだ判りやすいからましで、
平静時でも何の前触れもなく
パッと記憶が、当時の映像が、甦ってくることも多い。
集中して何かに取り組んでいる時以外は
いつ起こるかわからない。
一人でいる時、誰かといる時、
それも関係なく発生するので、
何もなかったように振る舞うのも大変。
僕の脳に言いたいのは、
「本当にもう止めてほしい」ということ、
だけどコントロールできないのが悩み。
じゃあ試合行くなよ、というと極論だが、
このままでいいなんて微塵も思っていない。
苦しいから治したい。
記憶を消すことは難しい、
だけど、過去に縛られたくない。
来週も試合がある。
この1週間で心を修正できるか。
別のチームで出ているリーグ戦の公式試合があった。
僕がそのチームで求められているのは
自由にプレーして得点を多く取ること
ではなく、
・ボール運びと中継と相手ガード陣のディフェンス
・インサイド中心に攻めるチームコンセプトに従い
ポストへボールを供給すること
・とにかく一旦ポストにボールを入れる”形”を作ること
その試合では
ゴール下で非常に強力な相手センターがいて
インサイド陣が苦戦していた。
僕は相手ポイントガードを何とか抑えていたが、
試合終盤、こちらが10点リードを保っていた中、
流れの中でマークマンの入れ替え(スイッチ)が発生。
一瞬、僕が相手インサイドプレーヤーに付いた時、
相手にオフェンスリバウンドを取られてしまった。
次の瞬間、味方から怒号が飛んで来た。
「こっち頑張ってんだからリバウンド取れよ!!」
僕は味方のこの一言に凍り付き、
試合中にも関わらずその場で心臓を押さえて
うずくまってしまった。
どこか痛かったわけではなく、
過去に怒鳴られた時の映像がフラッシュバックし、
恐怖に頭が支配され真っ白になったから。
居酒屋アルバイト時代
年末年始の最繁忙期に満席のホールで店長に怒鳴られ
恐怖のあまりその場でフリーズし、
苛立ちが頂点に達した店長に胸ぐらを掴まれ
大勢の客の前で追撃を食らった記憶。
過去に参加した練習で、
やはり何かのきっかけで怒鳴られ
「ごめんなさい、ごめんなさい」とうずくまった時、
周りの選手たちが
「大人なんだから耐えろよ、邪魔なんだよ」
と罵ってきた記憶。
この時、ファウルが発生し
フリースローとなっていた(かどうか覚えていない)のか、
試合が一旦止まっていた。
試合再開、
相手がオールコートでプレスをかけてきて、
リードが一気になくなり、そして逆転負けを喫した。
長年悩まされている発作のようなものだが、
はっきり言ってスポーツをするには足枷にしかならない。
それは重々承知している。
熱くなったら誰だってこうなる可能性はあるし、
怒鳴られながら練習して試合するのが当たり前の環境で
ずっとバスケをしてきた人だってたくさんいる。
増してサイズもパワーもある相手センター相手に
フラストレーションが溜まっていたインサイド陣からすれば
文句の1つも言いたくなるのは当然だ。
それは頭ではわかってる。
試合後、僕の顔色が悪いことを指摘してくれたメンバーが
「試合中なんてそんなものだから気にしないで」と
声をかけてくれた。
彼だって悔しさを噛み締めてるはずなのに。
僕はいい仲間に恵まれている。
”アスペルガー症候群とPTSD(心的外傷後ストレス障害)の類似点”
アスペルガー症候群の人は、頭の中にしまってある視覚的な記憶を、
たった今目の前で起きていることのように思い出す。
しかもその記憶は時系列に沿っていない。
それはPTSDのフラッシュバックに似た想起であり、
脳内でも同様のメカニズムが働いていると考えられている。
『大人のアスペルガー症候群』第二章 より
強い言葉に晒されるというトリガーは
まだ判りやすいからましで、
平静時でも何の前触れもなく
パッと記憶が、当時の映像が、甦ってくることも多い。
集中して何かに取り組んでいる時以外は
いつ起こるかわからない。
一人でいる時、誰かといる時、
それも関係なく発生するので、
何もなかったように振る舞うのも大変。
僕の脳に言いたいのは、
「本当にもう止めてほしい」ということ、
だけどコントロールできないのが悩み。
じゃあ試合行くなよ、というと極論だが、
このままでいいなんて微塵も思っていない。
苦しいから治したい。
記憶を消すことは難しい、
だけど、過去に縛られたくない。
来週も試合がある。
この1週間で心を修正できるか。
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