2021年05月29日
感想部39 アガサ・クリスティ「ナイルに死す」
どうも、梅ゆかり母さんです
暑いですねぇ。
今日は梅雨の晴れ間で、ホイホイと家事が片付いたので、
ちょっと良かった。
さて、えーっと、これはいつの放送だっ気かな?
5月に入ってすぐだったかも……
録画をしてみるようになったので、いったい何時のものか(笑)
娘が遊びに来た時に一緒になってみたので、
まぁ、いいや、そんなことは。
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さて、今日は、「ナイルに死す」です
最近映画になりましたね? なりましたか? 撮り始め?
忘れましたが、ともかく、これを映画化したら、たぶん綺麗な映像がとれるだろうと期待ですが、
ただ、太平洋横断ではなく、ナイル川です。
ナイル川。
ご存じ? ナイル川?
エジプトを流れるあの黄土色の川ですよ。
たしかにエジプトは歴史ロマンたっぷりですが、
正直、ナイル川クルージングには興味がわかない。
何と言ったって、見に行くところないし。
そりゃ、遺跡巡り。という名目であちこち行くのでしょうが、
それでもやっぱり、ねぇ。
まぁ、海ほどあれもしないので、揺れて、船酔いってことはないでしょう。
さて、この話の大きな伏線は、あそこでしょうね。
あそこをくみ取りさえすればなぞは全て解ける。
というようなもの。
正直、それに引っ掛からなければ、
なぜ……あれ? これを言うとネタバレになるなぁ。
えーっと、どうしよう……
つまりですよ。
よくあるな話しなわけです。
男がいて、女がいて、
うぬぼれと、見栄っ張りと、プライドの高い人
それらが一堂に会してしまったから、事件が起こった。
これは古典的な人間行動だと思う。
あの人がいるから、その人と一緒に居るととんでもないことになる。
ほらね。
という具合。
まさにそんな話。
そして、人が集まれば、うまくいく人と、そうでない人がいる。
個人的に感情移入したくなる人は、結果、フラれてしまうことが多い。
何でかねぇ。
それにしても、この話しの後味は、
ナイルの川面の様にぬるっとしたものですね。
ベルベットのようにしなやかに揺れていながら、体にへばりつきそうな
そんな川面を行く船
「そうなるかもしれないし、ならないかもしれない
だが、私は忠告をした」
なんだかその船背を見送りながらこんなことを思った
ときれいにまとめてしまえるほど、
ちょっときれいに片付いた気がします。
もし!
あのまま何事もなく連行されたら、
正直、美談―決していい行いではないけれど―にはならなかった気がする
一瞬でも、美談だわ。と思えることが、もしかすると狙いなのかもしれませんね
ナイル川と同じく、
きれいだわ
と思わせることが……
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