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2020年12月22日

文芸部 シナリオに挑戦してみようか、な。(長くなるつもりはなかったが、)2

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前回を要約すると、
シナリオに必要なことは小説では不必要だし、小説で必要なことはシナリオでは不必要である。
だが、同じ書き物として、読み手に伝わるように書かなければ、どちらも意味がない。
アプローチの仕方が違うだけで、書くということは同じなのだ。

てことを言いたかった。らしい。


どうも、梅ゆかり母さんです。
いや、文芸部の時には、松浦 由香と名乗ったほうがいいのかな?
どちらでも構わないけれどね(笑)

さて、続きを書きますとね。

******************

シナリオに必要なルールを抑えつつ、まずプロットを書かなきゃいけない。
前回たように、原作通りの人物ではやはりだめで、仰々しく、いんぎんで、横柄で、横暴な悪役でなければならない。
では、そんな悪役はどうすればいいのか? どう設定すれば、そんな悪役に見せれるか?
悪役が悪訳であることが主人公や、加害者を救える手段。だとして、
さて、どうしたものか?

よくある、主従関係で部下や、使用人をいじめる人は大勢いる。
いじめるのではなく、主人なので、当たり前に使っているだけなのだが、
それをいじめや、傍若無人と取るのは、時代がそう変わってきたからだろう。
主人に対して絶対だった時代の、執事が、いちいちブチ切れていたら、殺人事件ばかりが起きる。

つまり、この話は、封建制度と言われる古式ゆかしいイギリスで起こったわけではなく、
上下関係はあるが、それは主従ではなく、雇い主と雇われている人のカンケイなのだ。
そこに、過去の絶対的服従心はなく、嫌ならばそこから立ち去ることも辞さない。という自由がある。

そこが、この話の一番のネックになっているように感じる。
今までなら、絶対的服従していたはずのものの反逆を、ポワロは良しとしなかった。
それは最後の「散々虐げられてきた<負け犬>のような人だからこそ犯した犯行」という思考のもとに、
ポワロは犯人を追い詰める行動を一週間繰り返す。

長年虐げられ、反逆をやってのけたものをさらにいじめるような手口。
原作のポワロの好きじゃねぇなぁ(ちっ)

ポワロの紳士的どうかすれば加害者に掛ける愛情があってもよさそうな話だが、
そこに全く同情も、哀れみもなかった。

ポワロは殺人を良しとしない。罪を良しとしない。
だから、いくら、正当防衛に近い行いでも許さないのだろう。

……。って、ただの感想文になっている。

これでシナリオが書けるのだろうか?
これで終われると思ったけれど、これはなんだか続いてしまうぞ……。

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