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2017年04月05日
山登りを始めるのに必要な物
山登りを始めるのに必要な物
これから「山登りを始めたい!」と言う方。
まず何が気になるでしょうか?
装備は何をそろえたらいい?
必要な物って何?
必要な物。
山ほどあります。
でも、山のスタイルとか個人の体力とか価値観とかどこに行くとか・・・
言い出したらきりがないんですよね〜
まず登山靴とザックが必要です。
ウェアも登山用の物を・・・
と教科書的な云々を紹介しているサイトは山ほどありますので、基本的なことはここでは言いません。
ぶっちゃけ、装備がなくても登れます。(安全かどうかは別にして)
私が思う「山登りに必要な物」
それは「楽しむ心」と「自己責任」
楽しむ心
山の楽しみ方って色々ですよね。
「そんなしんどいことして何が楽しいの?」とよく言われます。
確かにしんどい場面も多々あります。
花や景色に癒されることもあれば、風雨に打たれてブルーになることも。
山登りを始めた頃は近所の山から始めて、ハイキングイベントやツアーに参加してちょっとした山でもゼイゼイ、ヘロヘロ。
でも参加した自然観察会で道々の花や植物の説明を聞きながら、メモりながら登っているとしんどいと思う間もなく山頂に立っていました。
みんな夢中になれるものがあれば辛いことって忘れちゃいますよね。
ストイックにこの距離を○時間で歩けた!といった事に達成感を感じる人もいると思います。
特にクライミングは壁のグレードははっきり分かるしゴールも決まっているので、達成感を感じやすいと思います。
楽しみ方は人それぞれ。
「山」って一言で言っても近所の里山から8000m級のまでいろいろ。
なだらかな尾根もあれば険しい岩場もある。
いいことばかりでもないし、悪いことばかりでもない。
でも、それを吸収していけば大きな経験になる。
山も経験が貴重な財産。
楽しむ心があれば、世界はどんどん、どんどん広がります。
自己責任
「山は自己責任」ってよく言われています。
「自己責任」って聞くと「人に頼らない」って感じに言われることが多いように思いますが、頼れるものは頼りましょう。
逆に山は助け合う気持ちが無ければ成り立たないと思います。
「いや、自分は1人で誰にも迷惑かけずに登っている」と言う人もいるでしょう。
でも、いざ滑落・遭難でもすれば大勢の人が動きます。
山岳救助隊の方々もそうですし、近くの山小屋の方やたまたま行き会った登山者まで。
そして命が救われた時には「助けられた」と思うでしょう。
山小屋の存在は貴重です。
営業小屋に限らず、悪天候時には避難小屋の存在がありがたいでしょう。
登山道を整備してくれている方々もいます。
ボランティアによるところも多いです。
快適に登山を楽しめるのも、そんな多くの方々のお蔭です。
私が思うところの自己責任は「人のせいにしない」ってことではないかと思います。
「自分の行動の最終責任は自分にある」ということ。
「この服装で大丈夫かな?」とか「私、この山に行けるかなぁ?」とか聞かれても答えられません。
一応の目安はありますが、個人差が大きいので最終判断は自分自身です。
暑ければ脱げばいいし、寒ければ着ればいい。
レベルの高い山に登りたければ、近場の山で練習するなり、ガイドを頼むなりすればいい。
「この服で大丈夫と言ったのに寒かった」とか「大丈夫と言われて行ったのに怖かった」とかいつまでも人のせいにしかできない人は山登りには向いていないと思います。
経験が貴重な財産と言いましたが、「判断」するには「経験」が必要です。
「案ずるより産むがやすし」タイプはまず行動すればいいし、
「石橋をたたく」タイプは技術書を読むなり、山岳会に入るなり勉強すればいいと思います。
自分の行動に責任を持つには判断力が必要。
判断力を磨けばきっと楽しい山ライフが待っていることでしょう。
登山ランキング
2017年04月04日
ホワイトガソリンの使い道
ホワイトガソリンとは何ぞや?
コンロの燃料の記事でも少し触れましたが、ガソリンスタンドで売っている車用のガソリンとは違います。
わかりやすく説明しているサイトがありましたので良かったら参照ください。
ホワイトガソリンとはなんだ?使用用途は?
要は白ガスと呼ばれるホワイトガソリンは純度が高く、赤ガスと呼ばれる車用のガソリンはパワーを上げるため添加物がいっぱい入っている。
なのでホワイトガソリン用のガソリンストーブに赤ガスを使用するとススがいっぱい出たり、目詰まりを起こしたりします。
単価的には白ガスが1000円/L程度に比べ、赤ガスが100数十円/Lとヘタすれば10倍位の差があるので、赤ガスを使いたくなる気持ちも分かります。
しかし、1回の使用量にすれば大した額でもないし使用時やコンロに与える負担を考えれば素直にホワイトガソリンを使った方がいいように思います。
ガソリンストーブは持っていません
と言いつつ、私はガソリンストーブを持っていません(^^;
山で使ってたらかっこいいなぁ〜と購入を考えた時期もありましたが・・・
基本的に横着ものなので、楽な方へ楽な方へと流されます・・・
しかし、ガソリンは持っています。
コールマン エコクリーン
何故か???
お掃除が得意
ホワイトガソリンの特性としては純度の高さと揮発性。
主に洗浄用に使っています。
最初に購入したきっかけが何だったのかがどうしても思い出せないのですが・・・
山スキー道具の手入れに使うことが多いです。
これは山スキーのシールですが、粘着面の汚れ落としやグルーの張替えの時にも活用します。
もちろんスキンの汚れ落としや、スキー板の滑走面のワックス落とし等々、綺麗にすることがとっても得意なアイテムです。
しみ抜きに使うと言う話も聞きましたし、シンナー代わりに油性の汚れ落としに効果的。
高い揮発性を利用してストックのお手入れ
ホワイトガソリンの高い揮発性が効果を発揮するのが、ストック内部の清掃。
ストックを購入した時に
「使用後はシャフトをばらして、良く乾かして下さい」
と言われたことは無いでしょうか?
これはストックの内側は長い筒状で湿気がこもりやすく、放っておくと錆びてしまうからです。
引っこ抜いたシャフトが白く粉を吹いていたら錆びています。
ひどくなるとストッパーが利かなくなったり、固着して動かなくなったり。
そんな時はワイヤーハンガーなどを伸ばした先端に布を巻きつけ、ホワイトガソリンをしみこませて、ストックの内側をゴシゴシ。
これで結構きれいになります。
っで、揮発性が高いのであっという間に乾きます。
ストックのシャフトの動きが悪くなった、白い粉を吹いている、と言った方は良かったら一度、お試しください。
余談ですが、ストックの先端のパーツ。
これも消耗品です。
「止まらなくなった」と言うときはパーツが摩耗していることを一度疑ってください。
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タグ:登山
2017年04月03日
山でコンロの火がつかない!?
想像してみたください。
「山でコンロの火が点かない」
これ、結構大変なことですよねぇ。
仮に日帰りハイキングでコーヒー用のお湯を沸かそうとしている時だったら?
「まぁ、コーヒーはあきらめるか」
で済むと思いますが・・・
雪山でビバーグしている時だったら?
かなりやばいですよね。。。。。。。
食材はある。(調理かお湯が必要)
水がない。(雪を溶かすつもりだった)
コンロはある。
燃料もある。
縦走中のど真ん中。(下山にも時間(日にち)がかかる)
こんなシチュエーションで火が使えなかったら、心が滅んでしまいそう。
でも、山でコンロの火が点かないことってよくあるんですよね。
みなさんは経験ありませんか?
「ガスバーナーの点火装置(オートイグナイター)で点けようとしたけど点かない」
と言う事例が一番多いのでは?
私は数えきれないくらいこの場面に出会っています。
故障ではありません。想定の範囲内。
そのくらいよく起こるんです。
ちょっとボケていますが(^^;
カートリッジに近い所にパチンってするレバーがあって、バーナーの火が出る所に白い被覆、先端が金属の電極でスパークすることでガスに点火する装置ですね。
点火しないと言っても2つのパターンが考えられると思います。
1.点火装置がスパークしない。
2.点火装置がスパークするけど、火が点かない。
1の場合は故障、点火装置の不具合の可能性があります。
見た目で判断できるポイントとしては・・・
ガイシ(電極を保護している白い部分)が割れている
→絶縁の役割をしているガイシが割れていると言うことはどこかで電気が漏れています。
これは修理が必要。原因がガイシだけであればオートイグナイターの交換で済みます。
電極とバーナーとの間隔が適正でない
→電極とバーナーの間隔は3〜4mmが適正と言われています。
近すぎても遠すぎてもスパークしません。ちょっと触ってみることで直る可能性ありです。
EPIはこれが歪みやすい。プリムスは歪みにくい様に固定されている。
SOTOに至っては内部を通って電極の先端だけバーナー中央に出ているので歪みようがない。この辺りの発想はホント凄いなぁと思います。
(機種によっても違います。お店で展示品を見比べてみるとよく分かります)
電極の汚れ
→汚れていてもスパークしにくくなります。いつも綺麗に。
見た目には正常だけど、という場合。
気温・標高(気圧)・湿度によっても点火しにくくなります。
この時、スパークする場合もあれば、スパークすらしない時もあります。
寒い・標高が高い・雨や霧、と言った状況であれば点火しづらい環境だと思いましょう。
また、ガス流が強すぎる場合も火が点きにくくなるので、弱めで試してみると点く可能性も。
点火装置が壊れていても、ガスが出ていればコンロは使えます。
そのためにもマッチやライターは必ず持っていきましょう。
っで、そのライターですが・・・
この写真で左右のライターの違いが分かりますか?
【左】電子式【右】フリント式
左の電子式の方が下界では主流だと思いますが、山では絶対右のフリント式です。
電子式の点火方法はコンロの点火装置と基本的に同じ原理で点火します。
ということは、気温や標高で点きにくくなっているとすれば、電子式ライターも点きません。要は使い物にならない。
山でコンロが点かない時に「ライター有るよ〜」と言って出してきた電子式ライターも点かない、という場面は幾度も見ました。
フリント式は点きます。
フリント式ライターの着火メカニズム
電子式ライターの着火メカニズム
フリント式は火打石と一緒で直接火花を発生させているんですね。
電子式は衝撃により電気を発生。環境の影響を受けます。
フリント式が万能かと言えば、このフリントが濡れていると火花が飛びません。
濡らさないように気を付けましょう。
ほぼ万能と言えるのがファイヤースターター
LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト
擦って火花を飛ばすので気温や標高に左右されません。水濡れにも強いです。
若干、コツがいるのでまずはライターを使いますが、非常用に常に持ち歩いています。
便利ではある点火装置ですが・・・
過信してはいけません。むしろ、使えなくて当たり前、くらいに考えておいた方が無難です。
山でお湯を沸かせず、寂しい思いをしないためにもマッチやライターはコンロとセットで連れて行ってあげてください。
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「山でコンロの火が点かない」
これ、結構大変なことですよねぇ。
仮に日帰りハイキングでコーヒー用のお湯を沸かそうとしている時だったら?
「まぁ、コーヒーはあきらめるか」
で済むと思いますが・・・
雪山でビバーグしている時だったら?
かなりやばいですよね。。。。。。。
食材はある。(調理かお湯が必要)
水がない。(雪を溶かすつもりだった)
コンロはある。
燃料もある。
縦走中のど真ん中。(下山にも時間(日にち)がかかる)
こんなシチュエーションで火が使えなかったら、心が滅んでしまいそう。
でも、山でコンロの火が点かないことってよくあるんですよね。
みなさんは経験ありませんか?
どんな症状か?
「ガスバーナーの点火装置(オートイグナイター)で点けようとしたけど点かない」
と言う事例が一番多いのでは?
私は数えきれないくらいこの場面に出会っています。
故障ではありません。想定の範囲内。
そのくらいよく起こるんです。
ちょっとボケていますが(^^;
カートリッジに近い所にパチンってするレバーがあって、バーナーの火が出る所に白い被覆、先端が金属の電極でスパークすることでガスに点火する装置ですね。
点火しないと言っても2つのパターンが考えられると思います。
1.点火装置がスパークしない。
2.点火装置がスパークするけど、火が点かない。
対処法は?
1の場合は故障、点火装置の不具合の可能性があります。
見た目で判断できるポイントとしては・・・
ガイシ(電極を保護している白い部分)が割れている
→絶縁の役割をしているガイシが割れていると言うことはどこかで電気が漏れています。
これは修理が必要。原因がガイシだけであればオートイグナイターの交換で済みます。
電極とバーナーとの間隔が適正でない
→電極とバーナーの間隔は3〜4mmが適正と言われています。
近すぎても遠すぎてもスパークしません。ちょっと触ってみることで直る可能性ありです。
EPIはこれが歪みやすい。プリムスは歪みにくい様に固定されている。
SOTOに至っては内部を通って電極の先端だけバーナー中央に出ているので歪みようがない。この辺りの発想はホント凄いなぁと思います。
(機種によっても違います。お店で展示品を見比べてみるとよく分かります)
電極の汚れ
→汚れていてもスパークしにくくなります。いつも綺麗に。
見た目には正常だけど、という場合。
気温・標高(気圧)・湿度によっても点火しにくくなります。
この時、スパークする場合もあれば、スパークすらしない時もあります。
寒い・標高が高い・雨や霧、と言った状況であれば点火しづらい環境だと思いましょう。
また、ガス流が強すぎる場合も火が点きにくくなるので、弱めで試してみると点く可能性も。
点火装置が壊れていても、ガスが出ていればコンロは使えます。
そのためにもマッチやライターは必ず持っていきましょう。
ライターにも違いがある!
っで、そのライターですが・・・
この写真で左右のライターの違いが分かりますか?
【左】電子式【右】フリント式
左の電子式の方が下界では主流だと思いますが、山では絶対右のフリント式です。
電子式の点火方法はコンロの点火装置と基本的に同じ原理で点火します。
ということは、気温や標高で点きにくくなっているとすれば、電子式ライターも点きません。要は使い物にならない。
山でコンロが点かない時に「ライター有るよ〜」と言って出してきた電子式ライターも点かない、という場面は幾度も見ました。
フリント式は点きます。
フリント式ライターの着火メカニズム
電子式ライターの着火メカニズム
フリント式は火打石と一緒で直接火花を発生させているんですね。
電子式は衝撃により電気を発生。環境の影響を受けます。
フリント式が万能かと言えば、このフリントが濡れていると火花が飛びません。
濡らさないように気を付けましょう。
持っていて損はない!
ほぼ万能と言えるのがファイヤースターター
LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト
擦って火花を飛ばすので気温や標高に左右されません。水濡れにも強いです。
若干、コツがいるのでまずはライターを使いますが、非常用に常に持ち歩いています。
便利ではある点火装置ですが・・・
過信してはいけません。むしろ、使えなくて当たり前、くらいに考えておいた方が無難です。
山でお湯を沸かせず、寂しい思いをしないためにもマッチやライターはコンロとセットで連れて行ってあげてください。
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