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福井ケンシロウ
1978年生まれ、岐阜県在住です。コミュニケーションや同時並行作業をすることが苦手な性格です。これまで苦節に満ちた人生でした。浪人、留年、借金苦、詐欺・通り魔被害、ブラック企業就職、早期離職、ニート、転職先でパワハラ被害、うつ病で休職・・人生に失望し続けました。しかし、2018年40歳の年に大企業への転職を果たし、ようやく自分の居場所を見つけることができました。
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2022年04月02日

寝るしかなかったセンター試験本番・・・

1997年1月。

大学入試センター試験を受験しました。

私が通っていた仙台二高は毎年、センター試験の会場となります。

そのおかげで普段通りの気持ちで受験することができます。


周りのみんなは必死の形相で、本番開始直前まで参考書とにらめっこしてます。

もう半年以上も受験対策を何もしていない私は、それを冷めた目で見ていました。

「そんなに頑張る価値はあるのか?」

「いい大学に入ったところで将来が保証されるのか?」


問題用紙が配られました。

そして開始の合図があり、みんな一斉に問題用紙に向き合います。

見たこともない問題ばかりです・・・。

幸いなことに、センター試験はマーク式ですので、

白紙で出すという敗北感は味わずに済みます。

私は一通り、マークシートを塗り絵感覚で塗りつぶしました。

しかし、開始10分で何もすることがなくなりました。

英語は試験時間が120分ですので、残り100分ほどの間は

ずっと座って待機を余儀なくされます。

周りからは一生懸命問題を解く音が聞こえてきます。

なのに、自分は何もすることがない・・。

不正行為を疑われるので、外の景色を眺めたり退室することもできない。

120分もの時間が与えられる試験なのに全く歯が立たず、

10分も持たない自分の学力・・

東大目指して県内トップ進学校に入ったが、

高校3年間でこの程度の実力しか身につかなかった現実・・

悲しくなるばかりでした。

打ちひしがれて机に突っ伏して目をつむり、

いつの間にか寝てしまいました。

周りの人たちには衝撃的な光景だったかもしれません。


というわけで、センター試験はマークシートを塗りつぶし、

暇を持て余して寝るしかありませんでした。











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