仙台二高という学校です。
毎年、東大には約15名、地元の東北大学にいたっては
約120名の合格者を輩出する進学校でした。
この高校に合格できる目安とされる
学年10位以内に私は常に入っていましたので、
合格できる自信はありました。
滑り止めとして私立高校も受験しましたが、
トップ高校に合格できる自信があったので、
私立高校に入学一時金は納付しませんでした。
つまり、背水の陣でトップ高校を受験することにしたのです。
いくら自信があるとはいえ、さすがに受験前日はあまり眠れませんでした。
当日は眠い目をこすりながらも、難なく試験問題を解くことができました。
手ごたえはありましたので、4日後の合格発表も見に行くことはしませんでした。
結果は、合格。
私の代わりに合格発表を見に行った母から聞かされました。
私としては特別な感激もなく、とりあえずホッとしたのを覚えています。
そして、合格発表から10日後。
仙台二高の体育館に合格者と父兄を集め、
学校説明会が開催されました。
入学早々、実力テストをすること。
出題範囲は中学で習った全範囲の応用問題に加え、
これから配布する高校の教科書からも一部出すとのこと。
そして、仙台二高の応援歌を収録したCDを渡されました。
全部で10曲ほどあったでしょうか。
学校創立は1900年で、歴史ある伝統校です。
そして、市内に同じくらい歴史ある仙台一高という学校があり、
毎年5月に野球部の定期戦を行うのです。
その試合を応援するため、全員が動員されるのです。
そしてそこで応援歌を絶叫するのです。
新学期早々、毎日放課後の応援練習を開始すると説明されました。
一人ずつ覚えてきた応援歌を披露させるので
それまでに応援歌をマスターしてくるようにと言われました。
ああー、合格して長い受験勉強からやっと解放され
15歳の春休みは思いっきり遊ぶぞ!と意気込んでたのですが・・
入学早々の実力テストの準備だけでも大変なのに、
意味不明な歌詞の応援歌を丸暗記なんて・・
意気消沈してしまいました。
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