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タグ / 両手剣

記事
連合兵士の剣 [2015/02/16 00:00]
ある一族が守り続けてきた特殊な製法で鍛え上げられた剣。この製法の秘密を知るために、一族の娘が敵国のスパイだった愛する男を殺し、自らも命を絶ったと伝えられている。 その後も秘密は守られ続けたが、そのためには多大な代価を払わなければならなかった。一族は怪文書や密告を根拠に、製法を漏らそうとした疑いで、身内に対しても容赦のない拷問を行うようになったのだ。 拷問は凄惨を極め、溶かした鉄を口から流し込まれて命を落とす者や、拷問時のショックから精神を崩壊させる者が出た。 身内を信用..
人斬りの断末魔 [2015/02/15 00:00]
俺はどうしてしまったのだろうか? この剣を振るうたび、 切り裂いた首から血飛沫が飛び散るたび、 言いようのない歓喜がこみ上げてくるのだ。 真っ赤な血、街路を染める血。 俺の体を染める血。血、血。 その鮮烈な色が、両目に焼き付いて離れない。 血、血、血、血、血。 ジャパジャパと、パシャパシャと、血が吹き出る。 剣を振るい肉を斬り裂く。 温かな赤がすべてを染める。 血、血、血、血、血ぃ、血ぃぃい! 血ィィー!アガッ!アガイ..
信義 [2015/02/14 00:00]
遥か東の国の都に歌を詠むことで生計を立てている歌人がいた。自分の才能に限界を感じていたある時、質屋に飾られていた美しい刀を目にした。赤く輝く刀身に魅入られた歌人は、刀を購入し持ち帰る。 傍らに刀を置き、うとうとと寝入ると、夢枕に一匹の妖怪が現れ、歌人に取引を迫った。おまえの名をくれれば、万能の才を授けよう、と。 歌人は才を得る為に、自らの名を妖怪に与えた。契約どおり、歌人は優美な肢体と、卓越した才能を一夜にして手に入れた。 才の代わりに名を失った歌人は、次第に人の姿を失..
デボルポポル [2015/02/13 00:00]
むかしむかし、北のとある寒い国にデボとポポという、とても仲の良い姉妹の鍛冶屋が暮らしていました。いつものように二人が仕事に励んでいると、大慌てで村人が駆け込んで来ました。なんと!幼い頃に突然消えた母が見つかった知らせでした。 母“ボコ”は、山の梺にある巨大な氷塊の中に当時と変わらぬ若々しい姿で閉じ込められておりました。二人は力を振り絞って何度も氷塊を壊そうとしましたが、いくら火をくべようが、巨大な鎚で叩こうが、まったく壊れる気配はありません。 諦めかけた時、ポポが言いまし..
貴正 [2015/02/12 00:00]
その男は貴正を合戦の折、敵から奪い取ったのだと伝えられている。貴正をはいていたのは、みすぼらしい落武者であったという。 落武者の剣術は優れたものではなかったが、刀を合わせた途端、男の刀はたちまち折られてしまった。男は身を捨てる覚悟で臨み、貴正を肩口に受けながら、折れた刀を落武者の眉間に突き立てた。こうして男は貴正を手にいれた。 「肉を切らせて骨を断つ」男の覚悟に貴正が呼応したのか、貴正の切れ味は戦を経るごとに増していった。貴正を手に次々と武勲を挙げる男。そんなある日、男に..
月光と闇 [2015/02/11 00:00]
強烈な冷気を発する大理石の剣は静かに使い手を待ち侘びている。 使い手の死をも凍らせるという物語も残された、大理石の剣はずっと静かに冷たく待ち続ける。 待ち続けることに費やした時間さえ凍らせてしまうほど大理石の剣は冷たく眠っている。 奇しくも今、使い手が現れ幾多の血の温もりを与えても、目覚めることはないだろう。ひとつだけ言えることは、凍りついた使い手の顔が、刀身に映り込む事実であろう。
カイムの剣 [2015/02/10 00:00]
十八年前、世界が破滅に瀕した時、一人の男と一匹の竜が神に抗った。男は命を賭して戦い、竜は男の為に世界を救った残された男は失った半身と心焦がす赫怒の残滓にすがるように、荒廃した世界を彷徨った。その放浪には、神の器として破滅を巻き起こした幼き少女が伴われた。 竜の命を用いた封印を改変し、身を捧げた竜への負担を倍増させた老司祭は、かつての仲間の一人だった。竜の苦しみの思念を感じ取った男の心は大きく揺らいだ。その隙を突いた少女は、男の不意をついて逃走。男は再び訪れた孤独の中で、憎悪..
解放の剣 [2015/02/09 00:00]
自由の象徴としてその時々の英雄が所持していた剣。しかし英雄達がその名声を勝ち取るためには、同時に数多くの血を必要とした。 この剣を手にした英雄達は、解放の名の下に異国の人々を蹂躙した。兵士による略奪が行われ、無実の人々が処刑された。 後に剣は盗賊によって盗まれ、やがて異国の将軍の手にもたらされた。異国の将軍は解放の名の下に隣国の人々を蹂躙した。兵士による略奪が行われ、無実の人々が処刑された。 戦が終わると剣は再び持ち主をかえる。そして今でも、どこかの国の英雄がこの剣を手..
結束の剣 [2015/02/08 00:00]
ベヒモスの牙、グリフォンの嘴、竜の爪、遥か東の国の玉鋼。名匠と言われた彼でも、国王の注文の品の材料に頭を抱えていた。やり遂げる気はあったが、かなりの覚悟が必要であった。長い旅になる。彼は早々に旅立った。 旅には手助けが必要だったが、疲弊しきっていた王国に旅を共にできる余裕のある人間はいなかった。だが、国王の依頼を、彼はなんとしても果たしたかった。まだ若い王は民を守ることのできる剣を、古い文献から探し出し、彼の工房に自ら足を運んだのだった。 何とか捗らぬ旅を続けたが、魔物の..
破剣・封天の韻律 [2015/02/07 00:00]
かの地に武具の名匠あり? 神に弄ばれる世界を憂い 神の力に打ち勝つ武具を 生み出すことを決意す? 神に抗うは、封印の力? 封印の力、即ち女神の力? 名匠は女神の力を武具に封入す? そんな噂を聞きつけた、駆け出しの刀鍛冶は、 一儲けしようと、伝説の武具に似せた武器を作ろうとした。 刀鍛冶は苦労の末、武具を一振り完成させた。 しかし、刀鍛冶のその後を知るものはいない。 武具を狙うものに襲われた、女神の呪い、 などまことしやかに囁かれているが定かではない。
銀の鳳蝶 [2015/02/06 00:00]
幼くして隣国の伯爵と結ばれた美しくも賢い夫人の話。良き夫と良き家臣に恵まれて何ひとつ不自由のない暮らしを送っていたが、刺激もなかった。退屈な日々を伯爵に申し出ると意外にも旅に出るよう薦められた。伯爵夫人として、知るべき物事はまだまだたくさんあるという伯爵のはからいに、婦人は感謝した。 旅先では、たくさんの冒険者からさまざまな話を耳にした。雨風の具合で明日の生活が変わる農民の話や親のない子の話。他国の王の暴君ぶりや裏切りの話。婦人はさまざまな物事の見聞に夢中になり、そのまま一..
血啜りの牙 [2015/02/05 00:00]
鍛冶屋は完全な剣を求めていた。斬れば、肉を断ち、尽きぬ痛みが襲い、突けば五臓を貫き、無限の苦悶を被害者に与える剣。 究極の痛みを目指し、鍛冶屋は寝食を忘れ、夢中で槌を振るった。そして、ついにその剣は完成した。あらゆる痛みを超えた痛みを与えることができる剣。鍛冶屋はその成果を試したくて仕方がなかった。 そこで鍛冶屋はある王にその剣を以てすれば、どのような豪傑もすべてを白状すると売り込んだ。王が罪人に試してみると、言葉どおり、どんな罪人もすぐに口を割った。 喜んだ王は、その..

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