2015年02月13日
デボルポポル
むかしむかし、北のとある寒い国にデボとポポという、とても仲の良い姉妹の鍛冶屋が暮らしていました。いつものように二人が仕事に励んでいると、大慌てで村人が駆け込んで来ました。なんと!幼い頃に突然消えた母が見つかった知らせでした。
母“ボコ”は、山の梺にある巨大な氷塊の中に当時と変わらぬ若々しい姿で閉じ込められておりました。二人は力を振り絞って何度も氷塊を壊そうとしましたが、いくら火をくべようが、巨大な鎚で叩こうが、まったく壊れる気配はありません。
諦めかけた時、ポポが言いました。『お姉様……私達の鍛えた剣ならひょっとして……』デボは二人の愛と努力の結晶、傑作“デボルポポル”を母眠る氷塊へ!するとどうでしょう!二人の身体は氷の中の母に抱かれておりました。
『二人とも…大きくなって…。』母は氷塊の中で生きておりました。二人は嬉しくてずっと泣きました。そして、何日も語り合いました。二人が出ていく時、母は二人を引き止めませんでした。なぜなら姉妹は炎を扱う鍛冶屋だったからです。
母“ボコ”は、山の梺にある巨大な氷塊の中に当時と変わらぬ若々しい姿で閉じ込められておりました。二人は力を振り絞って何度も氷塊を壊そうとしましたが、いくら火をくべようが、巨大な鎚で叩こうが、まったく壊れる気配はありません。
諦めかけた時、ポポが言いました。『お姉様……私達の鍛えた剣ならひょっとして……』デボは二人の愛と努力の結晶、傑作“デボルポポル”を母眠る氷塊へ!するとどうでしょう!二人の身体は氷の中の母に抱かれておりました。
『二人とも…大きくなって…。』母は氷塊の中で生きておりました。二人は嬉しくてずっと泣きました。そして、何日も語り合いました。二人が出ていく時、母は二人を引き止めませんでした。なぜなら姉妹は炎を扱う鍛冶屋だったからです。
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