2017年05月01日
キューバのメーデー行進 全国で650万人が参加 革命原則擁護を訴える
朝7時30分、ホセ・マルティ革命広場で、労働者の日の記念式典は開始された
今週月曜日、5月1日の夜明けは、いつものように広場ではじまった。ハバナで60万人、全国では650万人が行進をした。フィデルのいない初めての労働者の日。しかし最高司令官は看板やプラカード、歓声のなかにおり、いつもの行進をさらに特別なものにした。
今回の祭典は、キューバ革命への国民の支持を再確認し、「われわれの強さは団結だ」というメッセージによってリードされた。
党中央委員会政治局委員でありキューバ労働者センター(CTC)事務総長のウリセス・ギラルテ・デ・ナシミエントの開会の辞のあとすぐに開始された行進の先頭に立ったのは、若者たちだった。
ラウルは行進を主宰した。使徒ホセ・マルティ塔のすぐ近くで、キューバ国民が革命原則擁護の声をあげ、コンガのリズムにあわせ歌い、踊る姿を見守った。
行進は1時間半ほど、午前9時を数分過ぎたころまで続けられ、インターナショナルが鳴り響き、ハバナのホセ・マルティ革命広場の正面で行進は終わった。
このキューバの労働者の祭典は、世界各地で差別的な政治と戦っている人々との連帯を表現した。
世界86カ国、349の労働組合組織の1600人以上の外国人がハバナでキューバ国民とともに行進した
キューバのメーデー行進
ウリセル・ギラルテCTC事務総長演説
Fidel, Raúl, los trabajadores y su desfile de Mayo
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2017/05/01/fidel-raul-los-trabajadores-y-su-desfile-de-mayo/#.WQeAV9LhDIU
2017年04月29日
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長 キューバ訪問
国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノがきょう(4月29日)、短期のキューバ訪問を開始した。先に訪問していたハイチ首都のポルトー・プランスから到着した。
インファンティーノ会長は、キューバ五輪委員会のホセ・ラモン・フェルナンデス会長と、キューバスポーツ協会(INDER)のロベルト・レオン・リカルズ第一副会長から出迎えを受けた。
国際サッカー連盟の最高幹部たちと、キューバのサッカーコミッションのルイス・エルナンデスとレネー・ペレスもそれぞれ、歓迎の場に出席した。
「会長の訪問を受けて光栄だ。スポーツが全国民の手にある国へようこそ。」、とフェルナンデス五輪会長はホセ・マルティ空港で訪問者に対して語った。スポーツ・サイトJITが報じた。
一方、インファンティーノ会長は、「ここにいれてとてもうれしい。この国は偉大な国だ。」、と表現した。インファンティーノは、ハバナのラ・ポラール競技場を訪問する予定である。そこは最近完成したキューバで唯一のサッカー総合競技場である。
「重要なプロジェクトを促進しながらともに仕事を続けていきましょう」、と会長は述べ、ラウル・カストロ議長にあてた背番号9のユニフォームとペナントを手渡した。
Arribó a Cuba el presidente de la FIFA, Gianni Infantino
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/29/arribo-a-cuba-el-presidente-de-la-fifa-gianni-infantino/#.WQWT19LhDIU
グランマで交通事故 死者1人 負傷者9人
Demajagua、2017年4月29日
きょう(4月29日)正午ごろ、ヒグアニー市(グランマ)とコントラマエストレ市(サンティアゴ・デ・クーバ)との間にあるエル・ヤレイ近郊の、グラニソと呼ばれている地域で発生した交通事故により、1人が死亡、9人が負傷した。負傷者のうち5人が重体である。
この事故は、グアンタナモ・タクシー会社の乗用車(起亜自動車製)の運転手が対向車線にはみ出し、グアンタナモでの職場の会合から戻ってきていた外貨ショップ(TRD)機関所有のトヨタ製マイクロバス(ナンバー:B085845)に衝突して起きた。
タクシー運転手デリオ・パレルモ・アリアスの証言によると、後部タイヤが破裂し、車体から外れたのを感じ、コントロールが効かなくなり、左にハンドルをとられ、反対車線に侵入した。
この事故で複雑骨折しているグアンタナモ在住のパレルモ・アリアス(60歳)は、グアンタナモ電気会社の労働者たちをオルギンに、カコクン市とバヤモ市の労働者たちをグランマに、それぞれ送り届けていた、と話した。
バヤモ市のカルロス・マヌエル・デ・セスペデス県病院のオマル・チャベス・リオス院長発表による、重体の人たちの情報は以下の通り。ノエル・バリエントス・デリス(46歳、サンティアゴ・デ・クーバ)、マリア・グロリア・サンチェス・レジェス(39歳、グアンタナモ)、ラモン・エチェベリア・ビネント(33歳、サンティアゴ・デ・クーバ)、レイデル・チャコン・ロドリゲス(39歳、グランマ)、ヤネット(姓不明、オルギン)。
また軽傷者は、タマラ・エピデル・モヤ(45歳、サンティアゴ・デ・クーバ)、アレハンドロ・ファレット・グスマン(40歳、サンティアゴ・デ・クーバ)、エクトル・モラレス・マルティネス(39歳、グランマ)。
チャベス・リオス院長はまた、亡くなった方はオスカル・ルイス・オソリオ・アリアス(34歳、グランマ)であることを確認した。その遺体はマルティーレス・デ・ヒグアニー病院に保管されている。当病院ははじめに負傷者が運び込まれ介護を受けたところであり、また、エドール・デ・ロス・レジェス・マルティネス総合病院でも負傷者に対する救助がなされた。
Un muerto y nueve lesionados en accidente de tránsito entre Granma y Santiago de Cuba
http://lademajagua.cu/un-muerto-y-nueve-lesionados-en-accidente-de-transito-entre-granma-y-santiago-de-cuba-informacion-y-fotos/
キューバ革命軍機墜落 8人死亡
公式情報
4月29日(土曜日)の朝、痛ましい事故が発生した。キューバ革命軍機AN-26が午前6時38分にバウタ市のプラヤ・バラコア空港を離陸し、アルテミサ県カンデラリア市のローマ・デ・ラ・ピミエンタに墜落した。
この事故の結果、乗組員を含む、搭乗していた8人の軍人が死亡した。
現在、キューバ革命軍省の委員会が事故原因を調査している。
キューバ革命軍省
Sufre accidente avión An 26 de las FAR y fallecen 8 personas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/29/sufre-accidente-avion-an-26-de-las-far-y-fallecen-8-personas/#.WQV03NLhDIU
2017年04月27日
ハービー・ハンコック キューバは国際ジャズの日の舞台にふさわしい
現在ハバナに滞在中の、傑出した米国人音楽家ハービー・ハンコックは今週水曜日(4月26日)、キューバは国際ジャズの日2017を開催するにふさわしい完璧な場所である、と述べた。
ハンコックは今週水曜日、世界各地のミュージシャンたちとキューバ首都に到着したあと、革命広場の文化の家でのプレートを明らかにした。革命広場は、いまや世界レベルの卓越したジャズ祭のひとつになったフェスティバル・ジャズ・プラザが35年以上前に生まれた場所である。
「ユネスコから革命広場の文化の家へ フェスティバル・ジャズ・プラサの生地 ユネスコとキューバの交流70周年に」、とプレートには記されていた。
キューバでのユネスコ代表者カトリーヌ・ミュラーは、「ジャズの尽きることのない豊かさと根気さ、その開放性、解釈の自由さと民主的性質」を強調した。
ミュラーは、ジャズはひとつの「人生の形式」であると述べ、革命広場の文化の家で培われた文化活動、特に、1979年に始まったジャズ・プラサの創設者であるキューバ音楽家ボビー・カルカセスによる活動に感謝を表明した。
「国際ジャズの日は、理解、紛争の解決、平和、文化間の対話を促進するための機会である。」、とミュラーは説明した。
一方ハンコックは、「ジャズを楽しむひとびとはみな、これが文化間をつなぐ橋の役割を果たす音楽であり、対話と協力を促進し、平和的共存を育てるための道具であることをわかっている。」、と語った。
今週日曜日、この名高い音楽家は、国際ジャズの日におけるアリシア・アロンソ大劇場での大コンサートに、特別ゲストの一人として出演する。
キューバでの国際ジャズの日のプログラムのフィナーレは、ハービー・ハンコック、チューチョ・バルデスの両ピアニストをメインに、マーク・アントワン(フランス)、ティル・ブレナー(ドイツ)、A Bu(中国)、イゴール・ブットマン(ロシア)、黒田卓也(日本)、イバン・リンス(ブラジル)らが加わるステージとなる。
Herbie Hancock: Cuba es lugar perfecto para celebrar Día Internacional del Jazz 2017
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/27/herbie-hancock-cuba-es-lugar-perfecto-para-celebrar-dia-internacional-del-jazz-2017/#.WQXmD9LhDIU
2017年04月12日
頭脳スポーツ国際会議開催 カマグエイで5月3日から
キューバ囲碁アカデミー主催の大会の様子
5月3日から5日にかけてカマグエイで、頭脳スポーツ国際会議(シデム2017)が開かれ、世界各国の専門家たちが討議する。
カマグエイ大学によって組織されるこの会議では、キューバ、メキシコ、米国、イラン、トルコ、スペインの研究者たちが集い、チェスの実践に適した社会の発展と、健康への寄与をテーマに論議する。
カマグエイのスポーツ協会の後援により、この会議では幅広い科学的メニューがとりあげられ、頭脳スポーツ国際協会のトーマス・シャン事務総長による基調講演もおこなわれる。
当地の歴史地区に位置するサンタ・セシリア・コンベンション・センターは、囲碁のような各種ゲームの実践者たちと、キューバ囲碁アカデミーの代表者たちとの交流の場になる。
プログラムには、当地のキューバ作家芸術家連合の本部でのさまざまな文化活動のほかに、スクラブル、ブリッジ、スピード・チェス、ブリッツ、ダマス(チェッカー)64、ダマス100のエキジビションも含まれている。
イベントの概要はこちらから(PDF)
http://media.cubadebate.cu/wp-content/uploads/2017/04/Plegable-del-evento.pdf
Conferencia sobre deportes mentales tendrá lugar en Camagüey del 3 al 5 de mayo
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/12/conferencia-sobre-deportes-mentales-tendra-lugar-en-camaguey-del-3-al-5-de-mayo/#.WQQn3NLhDIU
2017年04月08日
ジョディ・フォスター キューバ国立性教育センターを訪問
ジョディ・フォスター、CENESEXの専門家たちと家族写真を撮影
米国の女優であり映画監督のジョディ・フォスターは最近キューバに滞在した。1989年と1992年にオスカーの最優秀主演女優賞を二度獲得しているジョディは、そのハバナへの訪問中、国立性教育センター(CENESEX)の専門家たちと交流した。
マリエラ・カストロ博士はきょう(4月8日)、ジョディとの会見の様子をフェイスブックに投稿した。
「米国の女優ジョディ・フォスターが私たちのCENESEXでの仕事への関心を示したことはうれしい驚きだった。パートナーのアレクサンドラ・ヘディソンや息子チャールズとキットとのキューバへの私的旅行の際に、私たちは親密な家族の夕べのひとときをすごした。」
CINESEXは、科学研究や経験の交流、知識の討論を通して、セクシュアリティの研究に包括的なアプローチで取り組むさまざまな科学分野の権威として知られている専門家たちが所属している。
「タクシー・ドライバー」、「羊たちの沈黙」、「パニック・ルーム」での演技がファンの記憶に色あせず残っているジョディは今回、2014年12月のハバナとワシントンとの接近後にキューバを訪問した米国人アーティストの一人に名を連ねた。
ジョディ・フォスターとその同志アレクサンドラ・ヘディソン
Jodie Foster compartió en Cuba con especialistas del CENESEX
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/08/la-actriz-estadounidense-jodie-foster-visito-el-cenesex-en-cuba/#.WOlyWNLhDIU
2017年04月07日
シルビオ・ロドリゲス 82回目のバリオ・ツアーはラ・リサ市で 4月13日
キューバのトロバドール、シルビオ・ロドリゲスは来週木曜日、ハバナのラ・リサ市のノボア地域で、自身82回目のバリオ・ツアー・コンサートをおこなう。きょう(4月7日)現地メディアが伝えた。
シルビオの公式サイト「スロン・デル・アプレンディス」が発表したところによれば、当日19時にパルケ・キンタナで、ニウルカ・ゴンサーレス(フルート、クラリネット)、ホルヘ・アラゴン(ピアノ)、ホルヘ・レジェス(ベース)、オリベル・バルデス(ドラムス、パーカッション)、エミリオ・ベガ(ビブラホーン、パーカッション)らとともに演奏する。
ゲストとして、若きトロバドール、アウロラ・フェリウが出演する。フェリウはヨーロッパやラテンアメリカでのステージにも上がっており、そのデビュー盤は「デ・クーナ・ボエミア」というタイトルである。
シルビオは2010年に、ハバナ市内および他県でのツアーを開始した。国民とその音楽を共有し、もっとも必要としているところに芸術を提供するという目的である。
「人びとと共にいることはまたひとつの義務である。なぜなら私はそこから出発して、自分ができること、持っているもの、達成できたことを与えてきたのだから」、とシルビオはマタンサスでのコンサートでコメントした。
先月のバリオ・ツアーはレグラで開き、当地の330周年を祝った。シルビオはカルロス・バレーラと共演した。
La música de Silvio Rodríguez llegará al municipio habanero de La Lisa
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/07/la-musica-de-silvio-rodriguez-llegara-al-municipio-habanero-de-la-lisa/#.WOhme9LhDIU
2017年04月05日
英国ヴァージン・アトランティック バラデロへの運航開始
英国の航空会社ヴァージン・アトランティックは今週日曜日(4月2日)から、観光地バラデロへの運航を開始した。同社による調査で、キューバ旅行への関心の増加を確認した結果である。
ロンドンのガトウィック空港を出発し、キューバのもっとも重要な観光地に至る航路は、2万8千人を超える乗客を見込んでいる、とミラー紙は伝えた。
キューバへの旅行についての上記調査は、英国の旅行者のうちの三分の一が近年キューバ訪問への興味を高めていることを示した。
キューバは休暇地としてさらに有名になっただけでなく、フィデル・カストロの死去もキューバへの関心を促進する役割を担った、と同紙は伝えた。
バラデロが豪華な休暇のためのリストの先頭にいることは奇妙なことではない。当地は、オール・インクルーシブのホテル、受賞歴のあるスパ、豪華なゴルフ場、を備えている。
ヴァージン・アトランティックは、ロンドンから北米、カリブ、アフリカ、中東、アジア、オーストラリアに向けて大陸横断便を運航する航空会社である。
Flying to more beaches, including Varadero, from 2017
https://blog.virginatlantic.com/varadero/
Crece interés de británicos por Cuba y Virgin Atlantic inicia vuelos a Varadero
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/05/crece-interes-de-britanicos-por-cuba-y-virgin-atlantic-inicia-vuelos-a-varadero/#.WOWTRdLhDIU
革命キューバの書籍出版数 1兆冊を超える
ブックフェアは家族全員が楽しめるように考えられた空間である
Juventud Rebelde、2017年4月5日、Aracelys Bedevia記者
キューバ革命勝利以降、キューバでは、さまざまに異なるテーマの、およそ1兆1億7百万冊に及ぶ書籍が出版されている。キューバ書籍協会(ICL)のフアン・ロドリゲス・カブレーラ会長が今週火曜日に発表した。
会長は記者会見において、一冊平均の価格は10人民ペソであり、特に今年の第26回ブックフェアは、前年同時期に比べ、18万2446冊多く販売していると述べた。
今年のブックフェアはここまで、前年に比べ14万3669人多く来場しており、ハバナのカバーニャ要塞で売られた本はすべて他の各州でも販売された、と会長は語った。
今年は参加国数の記録が破られ、二つの称讃すべき例をあげれば、ビジャ・クララとオルギンでは、前年と比較して、組織面、書籍の準備、参加のキャパシティーにおいて、非常にすぐれた結果を生み出した、とロドリゲス・カブレーラ会長は述べた。
La Isla del billón de libros
http://www.juventudrebelde.cu/cuba/2017-04-05/la-isla-del-billon-de-libros/
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
キューバは1959年の革命勝利以降、1107兆冊の書籍を出版しており、一冊平均の値段は10人民ペソ(0.5ドル)である。
(*ブログ子注:1107兆冊というのは明らかな記載ミス。上記Juventud Reberlde記事の通り1兆1億7百万冊が正しい。)
キューバ書籍協会のフアン・ロドリゲス会長は、出版がさまざまな異なるテーマをカバーしていることを強調し、今年のキューバでのもっとも重要な文化的出来事としてブックフェアの成功に言及した。
4月16日にサンティアゴ・デ・クーバで終了する今年のブックフェアについて、ロドリゲス会長は、100万冊近く販売した前年の同時期と比較して、18万2446冊多く販売していると明言した。
1959年3月、発足したばかりの革命政府は、キューバ国立印刷所を創設し、1961年には識字教育運動のためのテキストを出版した。その1冊目はグスタボ・ドレーとパブロ・ピカソのイラストによるドン・キホーテであった。
キューバは大衆に文化を届けるよう努めた。国民は、当時の最高峰の知識人たちによって練られたすぐれた書籍をお手ごろな価格で入手した。それらの知識人のなかには、国立印刷所の初代所長であった小説家のアレホ・カルペンティエールがいる。
(EFEの情報による)
(*ブログ子注:EFE記事は上記Juventud Rebelde記事を引用しており、Juventud Rebelde記事が元記事である。)
Durante la Revolución, Cuba ha publicado más de un billón de libros
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/05/durante-la-revolucion-cuba-ha-publicado-mas-de-1-billon-de-libros/#.WOcRYtLhDIU