2017年09月06日
カテゴリー5のハリケーン・イルマ キューバ接近中 警戒フェーズ発令
イルマは48時間から72時間のあいだにキューバのオリエンテ(東部)地方に被害をもたらすと予想される
Cubadebate、2017年9月6日
気象研究所予報センターによると、イルマは、サファ・シンプソン・スケールでカテゴリー5の強力なハリケーンであり続け、時速26kmにスピードをあげながら、西北西に進路を取っている。今後48時間から72時間のあいだにキューバのオリエンテ(東部)地方に被害をもたらすことが予想される。
12時間から24時間のあいだに同様の進路とスピードを維持するとみられることから、本日(9月6日)の午前10時から、以下の各県に警戒フェーズを発令することを決定した。対象は、グアンタナモ、サンティアゴ・デ・クーバ、グランマ、オルギン、ラス・トゥナス、カマグエイ、シエゴ・デ・アビラ、ビジャ・クララの各県。サンクティ・スピリトゥスとシエンフエゴスとマタンサスの各県には情報フェーズが維持される。ハバナとマヤベケは、気象研究所からの情報に注意する必要がある。
警戒フェーズ発令対象の各県の機関や経済団体、社会組織は、災害を減少させ、監視を強化する計画における事前対策をとり、被害可能性のモデル評価をしなければならない。
住民には、気象研究所と市民防衛が発するハリケーン情報を通じて、その発達状況に注意し、各地域当局が指示する対策に規律をもって従うよう周知すること。
市民防衛全国参謀本部
2017年9月6日 午前10時
En Fase de Alerta ciclónica provincias orientales y centrales de Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/09/06/en-fase-de-alerta-ciclonica-las-provincias-orientales-y-centrales-de-cuba/#.WbDI8PiLTIU
ラウル・カストロとわれらのアメリカ 新刊本発表へ
ラウル・カストロとわれらのアメリカ
Radio Rebelde、2017年9月6日
ラテンアメリカ・カリブ地域の統合を推進し、地域における帝国の覇権主義に抵抗するラウル・カストロ将軍の思想と行動の軌跡が今週金曜日(9月8日)の午後6時、ハバナ旧市街のプエルト通りにあるサン・フランシスコ広場で読者に公開される。
書籍「ラウル・カストロとわれらのアメリカ 86編の演説、インタビュー、声明」は、アベル・エンリケ・ゴンサーレス・サンタマリアによる徹底的な研究の成果である。著者はタイトルのテーマに関係する発言を選ぶために、政治家ラウル・カストロの公文書1468点を点検した。
「われらのアメリカの現実や問題、展望に関連する文書86点は、1959年8月24日のサンティアゴ・デ・チリでの米州機構外相会合の際の記者インタビューから、2017年1月25日のドミニカ共和国での第五回ラテンアメリカ・カリブ地域共同体(CELAC)会議での演説までを含んでいる、と本書編集者である作家・政治学者は説明した」
Presentarán libro Raúl Castro y Nuestra América
http://www.radiorebelde.cu/noticia/presentaran-libro-raul-castro-nuestra-america-20170906/
2017年09月05日
カテゴリー5のハリケーン・イルマに関する情報発令第一号 キューバ
Radio Rebelde、2017年9月5日
気象研究所予報センターによると、サファ・シンプソン・スケールでカテゴリー5の強力なハリケーン「イルマ」が強さを増し続け、時速22kmのスピードで、12〜24時間のあいだ、西に進路を取り続けると見られており、その結果キューバに被害をもたらす可能性がある。
この強大なハリケーンの特徴と、その予測軌道を考慮し、今週火曜日(9月5日)の15時から、以下の各県に情報フェーズを発令することを決定した。対象は、グアンタナモ、サンティアゴ・デ・クーバ、グランマ、オルギン、ラス・トゥナス、カマグエイ、シエゴ・デ・アビラ、サンクティ・スピリトゥス、シエンフエゴス、ビジャ・クララ、マタンサスの各県。
ハバナとマヤベケは、気象研究所からの情報に注意する必要がある。
情報フェーズ発令対象の各県の機関や経済団体、社会組織は、合理性を考慮した防災計画における予防措置をとらなければならない。
住民には、気象研究所と市民防衛からの情報に注意し、各地域当局が指示する対策に規律をもって従うよう周知すること。
市民防衛全国参謀本部
Nota Informativa No.1 del Estado Mayor de la Defensa Civil
http://www.radiorebelde.cu/noticia/nota-informativa-estado-mayor-defensa-civil-20170905/
2017年09月03日
9月4日から新学期始まる キューバ 170万人に無料教育
*ブログ主注:オリジナルの写真はなぜかメキシコの学校の写真だったので、Radio Reloj紙記事から転用
Radio Habana Cuba、2017年9月3日、Bárbara Gómez記者
キューバでは今週月曜日(9月4日)から2017年度の新学期が始まる。170万人以上の生徒・学生たちが教室に通う。
教育大臣の発表によると、全国10600校の教育施設が開かれ、そこではさまざまなレベルの生徒たちが無料で授業を受ける。それに向けて5月から教師たちは準備をしてきた。
キューバでおこなわれる学校授業の基本的な目的は、教育の質を向上し続け、単なる知識獲得だけでなく、技術訓練や倫理形成に役立てることである。
Comienza este lunes en Cuba nuevo curso escolar
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/140253-comienza-este-lunes-en-cuba-nuevo-curso-escolar
2017年09月02日
ジェットブルー ハバナに2か所の営業オフィス開設 キューバ定期便運航開始から1周年
ロビン・ヘイズ、米国の航空会社ジェットブルーの最高経営責任者、ハバナ市内の同社営業所開所式でのテープカット
Cubadebate、2017年9月2日
2016年に米国の航空会社として初めてキューバへの定期便運航を開始したジェットブルーは、ハバナに2つの営業所を開設した。これは同社のキューバへの操業の関心と可能性を示すものである。
ラ・ランパ地域と、ホセ・マルティ国際空港第3ターミナルでの2か所の営業所の開所は、同社による昨年8月31日のキューバ便運航開始から1周年を祝っておこなわれる、と同社のロビン・ヘイズ最高経営責任者は式典で語った。
ヘイズCEOはまた、キューバでの操業開始2年目を迎えて同社は首都ハバナでさらに多くの旅行者に低料金のサービスを提供する方針であると語り、ハバナ、カマグエイ、オルギン、サンタ・クララへのルートの乗客数を運航数を維持しながら調整してきた、と述べた。
最近ハバナに開設されたジェットブルーの営業所
この市場で長期的に操業を確保することを目指し、顧客により良いサービスを提供するための改善を続けていく、とヘイズCEOは語った。
クバーナ航空のビジネス・ディレクターのイブライム・フェラーダス氏は、ジェットブルーや米国のほかの航空会社の営業所の開設は、米国によるキューバへの経済・商業・金融封鎖にも関わらず、彼らのキューバでの関心を示すものだ、と述べた。
フェラーダス氏によると、現在米国の航空会社6社(ジェットブルー、アメリカン航空、デルタ、ユナイテッド、サウスウエスト、アラスカ)がキューバ各地に定期便を運航しており、このことは航空安全分野におけるキューバの強みを示している。
フェラーダス氏は、米国との尊重しあう協力関係を発展し続けようとするキューバの意向を強調した。
キューバと米国は2016年、ワシントンとハバナの国交正常化交渉の過程において、それまで50年以上休止していた両国間の直行定期便を再開した。
現在も米国人は観光客としてキューバを訪問することは禁じられており、バラク・オバマ政権が両国民の交流のために承認した12の一般カテゴリに基づく渡航のみ許されている。
ハバナに開設されたジェットブルーの新営業所
ロビン・ヘイズ、ジェットブルーの最高経営責任者、ハバナにて
JetBlue ratifica su apuesta por Cuba al inaugurar dos oficinas comerciales en La Habana
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/09/02/jetblue-ratifica-su-apuesta-por-cuba-al-inaugurar-dos-oficinas-comerciales-en-la-habana/#.WaxET_iLTIU
エボ・モラレス大統領 チェ・ゲバラの不滅の業績をたたえる
ボリビアのエボ・モラレス大統領、チェ・ゲバラの肖像画とともに
Cubadebate、2017年8月31日
ボリビアのエボ・モラレス大統領は英雄的ゲリラ、エルネスト・ゲバラの不滅の人物像に言及した。チェは死去50周年を迎え、世界各国で回想されている。
同国の石油労働者労働組合連盟65周年の式典において、モラレス大統領は、チェがボリビアでおこなったようなラテンアメリカでのゲリラ闘争は、米国の帝国主義や独裁の支配地域を解放するためであった、と述べた。
モラレス大統領はエルネスト・ゲバラの革命家としての模範に言及して、「祖国と主権は命をかけて守るべきもの」と表現した。
モラレス大統領はまた、チェの部隊にいた唯一の女性兵士、タマラ・ブンケ・ビデルの功績についても回想した。タマラは1967年8月31日、リオ・グランデで待ち伏せ中に他のゲリラたちとともに殺された。
さらにモラレス大統領は、チェのボリビアでのゲリラ活動50周年を記念してサンタ・クルースでおこなわれるイベントに参加するよう、石油労働者たちやボリビア国民、世界のすべての国々に呼びかけた。
モラレス大統領は最近、国際的反響が予想されるこのイベントを予定通り進めるために、同市の変革部門コーディネーター(Conalcam) の会合に出席した。
同幹部のティト・サンヒネスの報告によると、多くの参加者が期待されており、特に、チェが殺されたバジェグランデ地域からは多くの参加者が予想されている。
上記イベントの組織委員会メンバーのひとりであるホルヘ・バロンは最近プレンサ・ラティーナ通信社の取材に対して、さまざまな国の若者たちがチェを追悼するため10月8日の巡礼(プカラーからイゲラまで)に参加するだろうと報告した。
ソニア・ブリト議員は、医師チェの変革社会医学会議、反帝国主義ジャーナリストのラテンアメリカ第二回会合、およびゲバラ主義思想の国際会合、の召集も確認した。
これらの会議は10月6日から8日までバジェグランデでおこなわれ、はじめのふたつはバジェの統合大学学部で、最後のものは同市の市場で開催される。
Evo Morales: Ernesto Che Guevara es inmortal para Bolivia y el mundo
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/08/31/evo-morales-ernesto-che-guevara-es-inmortal-para-bolivia-y-el-mundo/#.Wan3ta91pdg
チェ・ゲバラに捧げる映画「エルネスト」10月に日本で公開 日系ボリビア人ゲリラ フレディ前村の伝記映画
日本映画「エルネスト」はチェ没後50周年を記念して今年10月に公開される
Cubadebate、2017年9月2日
チェ・ゲバラとともにボリビアで戦った日系ボリビア人ゲリラ、フレディ前村の伝記映画「エルネスト」が今年10月、チェの没後50周年を記念して公開される。
この映画のタイトル「エルネスト」は、前村につけられていた名前に由来しており、日本からボリビアに移民した一家の息子の歴史を描いている。彼の人生はキューバで医学を学んだ際にチェと知り合ったことで急旋回する。
フレディ・マエムラ・ウルタード。チェ・ゲバラとともに戦った日系ボリビア人ゲリラ。
製作会社による簡潔なプロフィールによると、1941年にボリビアのトリニダで生まれた前村は、温かい家族のもと、しかし非常に厳しい貧しさの中で育ち、若いときから、人助けをする資質を見せ、医者になることを決意した。
チェとの出会いを期に、弱冠25歳のとき、カリスマ的なアルゼンチン革命指導者がボリビアのジャングルで開始した国際主義ゲリラ隊であるボリビア民族解放軍(ELN)への加入を決意する。
ELNの47人のゲリラの間では「エル・メディコ」というあだなでも知られていた前村は1967年8月、キューバ人ゲリラ、フアン・ビタリオ・アクーニャ・ヌニェスに指揮された縦隊がボリビア政府軍に待ち伏せされ、殺された。
彼の遺体は1999年まで見つからなかった。現在はサンタ・クララ(キューバ)のエルネスト・ゲバラ記念塔内に埋葬されている。
阪本監督は、「フレディの人物像が一般に知られるのを手助けする」ことを企図しており、「19世紀末からのボリビアへの日本移民について調べたときに、フレディの歴史を見つけた。」、と説明した。
阪本監督には、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した「顔」(2000年)をはじめ、「ぼくんち」(2003年)、「闇の子供たち」(2008年)などの作品がある。
前村を演じるのは、日本人俳優のオダギリ・ジョーである。キノフィルムズの情報によると、彼にとってとても難しかったこの配役に対応するため、2016年4月にスペイン語の学習を始めた。
映画「エルネスト」は、チェと前村自身の没後50周年にあわせて、来月10月に日本国内の映画館で上映される。
キャストのなかでは、ウアン・ミゲル・バレーロ・アコスタ、ミリアム・アラメーダ、ヒセレ・ロミンチャルー、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス、エンリケ・ブエノ・ロドリゲス、ダニエル・ロメロらのキューバ人俳優も活躍している。
この映画は、このアルゼンチン人の英雄の死から50周年を記念して東京が企画した活動の一環である。
Japón estrenará en octubre película “Ernesto”, dedicada al Che Guevara
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/09/02/japon-estrenara-en-octubre-pelicula-ernesto-dedicada-al-che-guevara/#.WasAX691pdg
キューバ・ハバナ 夏の終わり 読書・音楽・芸術が彩る
マリアーナ・グラハレス公園では、ヘンテ・ヌエバ出版による小さな子どもたち向けのさまざまな本が用意されていた
Cubadebate、2017年9月2日、Ismael Francisco記者(写真も)
キューバの首都ハバナでは、およそ2ヶ月にわたる夏休みを経て、夏の活動が最終日の9月1日を迎えた。23番通りの周辺、12番通りからマレコン(海岸)通りまで、読書や音楽、芸術などでふたたび彩られた。
とりわけ読書は今回、それぞれの専門分野を持つおよそ40社の出版社の出版物を目にすることができる35箇所の書籍販売所がもうけられ、多くの人を集めた。
書籍の展示、集会、子ども向けのイベント活動が、ハバナのベダード地域にある23番通り中心部で、夏の終わりの日々を彩った。
さまざまな音楽演奏がハバナの午後を賑わせた
ダンスと喜び、ハバナの夏の午後
23番通り周辺の至るところに家族みんなで楽しめるたくさんの本が
夏のあいだ、家族みんなが読書を楽しんだ
23番通り周辺の至るところで読書が楽しまれた。特にエル・キホーテ公園で
旅行者たちもハバナの夏に浸っている
23番通りの終端にあるマレコン(海岸通り)も夏に別れを告げる
En fotos, La Habana despide el verano entre libros, colores y música
http://www.cubadebate.cu/cuba/2017/09/02/en-fotos-la-habana-despide-el-verano-entre-libros-colores-y-musica/#.WaxHDPiLTIU
2017年09月01日
ラ・ボカ海水浴場での夕日 キューバ ラス・トゥナス
夕日をながめる少年。キューバ、ラス・トゥナス北部の町プエルト・パードレにあるラ・ボカ海水浴場にて
Cubadebate、2017年9月1日、Yaciel Peña de la Peña記者
夕日を背にラ・ボカ海水浴場を通過する船
ラ・ボカ海水浴場での夕日
ラ・ボカ海水浴場での夕日
ラ・ボカ海水浴場での夕日
Atardecer en Playa La Boca, Las Tunas
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2017/09/01/atardecer-en-playa-la-boca-las-tunas/#.WaxUe_iLTIU
アレイダ・ゲバラ語る チェはキューバの若者たちのなかに生き続けている
チェ・ゲバラの娘、アレイダ・ゲバラ・マルチ
Radio Habana Cuba、2017年9月1日、Martha Ríos記者
アレイダ・ゲバラ・マルチは9月1日、キューバ中部のサンクティ・スピリトゥス県において、父のエルネスト・チェ・ゲバラ司令官の暗殺50周年に際し、チェは若者たちによるその模範の実践とともに、彼らのなかにつねに生き続ける、と語った。
ゲバラ・マルチは記者団に対し、それぞれの課題における新しい世代の強靭さと活力は、革命の歴史的指導者フィデル・カストロやチェに対してわれわれが為しうる、最良の贈り物である、と述べた。
ゲリラの英雄チェの娘アレイダは、革命防衛委員会(CDR)の第9回青年部会議に出席した。各地域ですぐれた結果を出し選ばれた学生や労働者たちで構成されている。
プレンサ・ラティーナの情報によると、全国の7200人を超える若者たちがこの団体に加入し、来年開催予定のCDR総会や、また9月28日に迎える設立57周年に向けての各市での社会活動に参加するよう召集されている。
CDRはキューバ大衆の最大組織である。フィデルの提唱により、キューバ革命防衛および社会主義建設のために全国民を動員するという目的で、1960年に創設された。それぞれの共同体の人びとや家庭が直接その課題に取り組む。
El Che está presente en la juventud cubana, asegura Aleida Guevara
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/140127-el-che-esta-presente-en-la-juventud-cubana-asegura-aleida-guevara