2018年02月28日
キューバ革命軍 グアンタナモ米軍基地の火事を消火 グランマ紙報じる
グアンタナモ米軍基地第6キャンプ入り口
Radio Habana Cuba、2018年2月28日、Pedro Manuel Otero記者
キューバの領土であるグアンタナモに建設された米国の海軍基地で数日前に火事が起き、キューバと米国は消火のために協働した。グランマ紙がきょう2月28日付けで報じた。
作業員や作業車のほか、空から水を撒き火をコントロールするためのヘリコプターなどを提供したキューバ革命軍(FAR)の助けを借りて火は消し止められた。
このキューバ領土の不法占拠がともなう兵站上および実戦上の困難さにもかかわらず協働行為はおこなわれた、とグランマ紙は報じた。
対立にもかかわらず、ここ数年、海軍基地の非常事態のためのキューバと米国両当局間の対話は維持されてきた、とグランマ紙は書いている。
今回のような事件は、いかなる場合においてもFARの行動を支配する確かな原則と倫理を明らかにすると同時に、その土地で負担を強いられるひとびとの意思に反して基地を維持するという兵站上および実戦上の困難さを示している、と同紙は述べている。
グアンタナモは米国が外国領土に保持している最古の軍事支配地である。
Cuba y Usa cooperan para apagar incendio en ilegal base militar estadounidense de Guantánamo
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/156288-cuba-y-usa-cooperan-para-apagar-incendio-en-ilegal-base-militar-estadounidense-de-guantanamo
米国のカーニバルクルーズライン社 2019年に17回のキューバ渡航を発表
マイアミからハバナに寄港したカーニバルクルーズラインのアドニア号(2016年5月2日)
Radio Rebelde、2018年2月28日
米国のクルーズ会社カーニバルクルーズラインは、2019年にキューバに向けて17回の出航を行うと発表した。客船カーニバル・センセーションによる5日間の船旅となる。プレンサ・ラティーナが報じたところによると、ハバナには1日滞在し、このほかカリブ地域やバハマの人気の港湾に停泊する。
これらの運航は、2018年から2019年にかけておこなわれるカーニバル・パラダイス客船によるタンパからキューバへの船旅シリーズにつながるものである。同社によるキューバへの運航は、米国財務省の承認を得ている。
わずか数日前には他の米国のクルーズ会社によるキューバへの運航増加の発表があったばかりだが、それに続くカーニバルクルーズラインによるニュースである。
Línea de cruceros Carnival anunció 17 nuevas salidas a Cuba
http://www.radiorebelde.cu/noticia/linea-cruceros-carnival-anuncio-17-nuevas-salidas-cuba-20180228/
2018年02月27日
デスセメル・ブエノ 3月2日にハバナで集大成ライブ カール・マルクス劇場
デスセメル・ブエノ
Radio Habana Cuba、2018年2月27日、Leanne González記者
ミュージシャンのデスセメル・ブエノが3月2日(金)にハバナのカール・マルクス劇場で1回きりのコンサートを開催する。
同公演には、エリアデス・オチョアやブエナ・フェ、カルロス・バレーラ、タマーラ・イ・ラ・ダマらが共演する。デスセメル・ブエノのこれまでの豪華なキャリアを集大成する内容になる。
この公演はたくさんの友人やゲストを招き、驚きの詰まった、特別なイベントになるだろう、とデスセメルは語った。
デスセメルはまた、世界のあらゆる場所に音楽を届けるためには自身の作品を多様化せねばならず、それはある妥協を伴うものでもあるが、しかしアーティストは過去に滞っていることはできない、と言い添えた。
同公演の入場券は2月27日からカール・マルクス劇場の窓口で販売される。
キューバTVによる報道
Descemer Bueno - 360 Grados.
Concierto de compositor cubano Descemer Bueno
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/156235-concierto-de-compositor-cubano-descemer-bueno
2人の司令官 フアン・アルメイダ・ボスケとラウル・カストロ・ルス
フアン・アルメイダ・ボスケ(左)とラウル・カストロ・ルス
Granma、2018年2月27日
偉大な責任を重んじるには、迅速な自己犠牲と、正当な使命が必要である。だから、60年前にフィデルがラウル・カストロ・ルスとフアン・アルメイダ・ボスケを司令官に昇進させたとき、この二人にとってそれは目標ではなく、困難で長い献身の道のりの始まりだった。
大きな業績を為すためには、長は信頼すべき柱を必要とする。最高司令官はそのことをわかっており、それでふたりを指名した。そのキューバへの忠誠の長い道程と、清らかな魂。そのことが間違っていなかったことを、フランク・パイス第二連隊とマリオ・ムニョス第三連隊は証明した。この二人の男による多くの戦闘はキューバが尊重し望んでいるものである。
Dos Comandantes, una ruta de fidelidad
http://www.granma.cu/cuba/2018-02-27/dos-comandantes-una-ruta-de-fidelidad-27-02-2018-00-02-15
2018年02月24日
キューバ革命幹部3人に労働英雄勲章授与 ラミロ・バルデス、ギヘルモ・ガルシア、マチャド・ベントゥラ
ギジェルモ・ガルシア・フリアス(左)はグランマ号遠征隊員たちを援助する農民ネットワークを組織し、新生叛乱軍に加入した。
Radio Rebelde、2018年2月24日、ACN
キューバのラウル・カストロ国家評議会・閣僚評議会議長はきょう(2月24日)、キューバ革命の歴史的幹部であるホセ・ラモン・マチャド・ベントゥラ、ラミロ・バルデス・メネンデス、ギジェルモ・ガルシア・フリアスの3人に、労働英雄名誉勲章を授与した。
式典は、第二次キューバ独立戦争開始123周年を祝うこの日、人民権力全国議会の本部となっているハバナの議事堂でおこなわれた。
ラウル議長は、これら3人の幹部たちへの授与について、革命にすべての人生を捧げた功績を称えたものだと語った。3人はキューバ共和国英雄勲章もすでに授与されている。
またラウル議長は、マチャド・ベントゥラ(共産党中央委員会第二書記)、バルデス・メネンデス、ガルシア・フリアス(ともに革命司令官)の3人を、われらの時代のマンビー(独立運動の闘士)と形容した。
ラウル議長はまた、この3人の同志の共通点として、革命への忠誠、フィデルへの忠誠、仕事への献身をあげ、彼らの謙虚さと質素さは全キューバ国民の尊敬を集めている、と述べた。
ホセ・ラモン・マチャド・ベントゥーラ(左)はハバナ大学で医学を学んでいたとき、フルヘンシオ・バティスタ圧政に対する戦いを開始した。
ラミロ・バルデス・メネンデス(左)はサンティアゴ・デ・クーバでモンカダ兵営襲撃に参加した一人であり、そこで負傷し、ピノス島に収監され、メキシコに亡命した。
会場全景
授与式に出席した幹部たち。右列左より、エステバン・ラソ国会議長、歴史家のエウセビオ・レアル、ミゲル・ディアス・カネル国家評議会第一副議長ほか
ギジェルモ・ガルシア・フリアスを抱擁するラウル・カストロ(中央)
授与式の模様
ラウル・カストロ議長、授与式後の記者団とのやりとり
Raúl condecora a dirigentes históricos de la Revolución cubana
http://www.radiorebelde.cu/noticia/raul-condecora-dirigentes-historicos-revolucion-cubana-20180224/
ホセ・マルティ追悼 第二次独立戦争開始123周年を祝う キューバ
ラウル・カストロ議長からのホセ・マルティへの供花
Radio Rebelde、2018年2月24日、Carlos Sanabia Marrero記者
スペイン植民地からの第二次独立戦争開始123周年を祝い、キューバのサンタ・イフィヘニア墓地ではきょう(2月24日)、その指導者ホセ・マルティが眠る墓前に、ラウル・カストロ・ルス国家評議会・閣僚評議会議長からの供花がささげられた。
あわせて、国家評議会、閣僚評議会、キューバ国民の名による供花が、アリデス・エステベス軍事高等学校(アントニオ・マセオ勲章受章)と、サンクティ・スピリトゥスのカミーロ・シエンフエゴス軍事学校の生徒たちによって、わが国の英雄ホセ・マルティの墓前にささげられた。
キューバ共産党中央委員会委員でサンティアゴ・デ・クーバの党第一書記であるラサロ・フェルナンド・エクスポシト・カントや、サンティアゴ・デ・クーバ県人民権力議会議長のベアトリス・ジョンソン、サンティアゴ・デ・クーバ地域の軍責任者リカルド・リヘル・テヘダ連隊長らが出席したこの式典は、ホセ・マルティによる第二次独立戦争開始123周年を祝うと同時に、カルロス・マヌエル・デ・セスペデスやマリアナ・グラハレス、フィデル・カストロ最高司令官に追悼をささげた。
第二次独立戦争の反乱を起こした全国35箇所のうち、いちばんはじめに蜂起した地区であるバイレでは、政治文化集会や、現地の墓地までの巡礼をおこない、この日を祝った。同地で1895年2月24日に「自由キューバ万歳」の叫びをあげた中心人物たちであるヘスス・ラビー将軍、サトゥルニーノ・ローラ、フアン・ホアキン・ウルビーナ、フロレンシア・サルセドたちが眠る墓前に花が手向けられた。
サンタ・イフィヘニア墓地での軍事式典、2月24日
カストロ国家議長とキューバ国民からのホセ・マルティへの献花
ラサロ・エクスポシト、国父カルロス・マヌエル・デ・セスペデスを追悼
リカルド・リヘル・テヘダ、フィデルを追悼
バイレでの式典
サンタ・イフィヘニア墓地での式典の模様(キューバTV)
Amor de la Patria a José Martí
http://www.radiorebelde.cu/noticia/amor-patria-jose-marti-fotos-20180224/
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2018年02月23日
ビジャ・クララで交通事故 2人死亡 4人負傷 レンタカーがバスに衝突
Cubadebate、2018年2月23日、Abel Falcón Curí記者(CMHW)
ビジャ・クララのランチュエロ市エスペランサ集落の、中央道284kmの地点で2月23日未明に発生した交通事故で、2人が死亡し、4人が負傷した。
情報によると、この事故は、ジュトン製バスが通行していた車線に一台のレンタカーが侵入して起きた。
この事故で亡くなったのは、レンタカーの運転手ホセ・ラミレス・フェルナンデス(50歳、海外在住のキューバ人)と、そのレンタカーに同乗していたアレクシス・ロペス・アヤラ(45歳、ビジャ・クララのサント・ドミンゴ市カスカハル集落在住)の2人。
負傷者は、バスに乗っていたツアー旅行者のオダリス・ガステルア・ベルナル(49歳、シエンフエゴス・クルーセス在住)、リアン・ガンボア・ラミレス(47歳、カマグエイ)、ミゲル・アンヘル・ルイス・ラゴ(53歳、ビジャ・クララのサント・ドミンゴ)、ブランカ・トラバウ・カステジャーノス(74歳、シエゴ・デ・アビラ)、の4人。
当局は中央道の通行が正常化したことを確認した。
*元記事:CMHW Dos fallecidos y cuatro lesionados en accidente del tránsito en Villa Clara
Villa Clara: Dos fallecidos y cuatro lesionados en accidente de tránsito
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/02/23/villa-clara-dos-fallecidos-y-cuatro-lesionados-en-accidente-del-transito/#.WpLetrxl_IU
2018年02月20日
ラウル・カストロ国家評議会議長 米国国会議員団と会談
米国のパトリック・レイヒー上院議員(左)とラウル・カストロ国家評議会議長(右)
Cubadebate、2018年2月20日
キューバのラウル・カストロ・ルス国家評議会議長兼閣僚評議会議長は2月20日(火)の午後、米国民主党バーモント州選出の上院議員パトリック・レイヒーを団長とする国会議員団の訪問を受けた。
同議員団のメンバーは、上院からロン・ワイデン(オレゴン州)、ゲイリー・ピーターズ(ミシガン州)両議員、下院からジェイムズ・マクガヴァン(マサチューセッツ州)、スーザン・デイビス(カリフォルニア州)の両議院であった。
会談では両国間の案件について話しあわれた。
キューバ側では、ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相と、カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ米国総局長が出席した。
Recibió Raúl a congresistas estadounidenses
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/02/20/recibio-raul-a-congresistas-estadounidenses/#.Wo2AC7xl_IU
2018年02月19日
キューバへの日本人移民120周年を祝う
Radio Habana Cuba、2018年2月19日、Lorena Viñas Rodríguez記者
日本はキューバに対し、120年前の日本人移民受け入れについて感謝を表明した。現在その子孫たち(日系人)は、キューバの経済・社会の発展に貢献している。
駐キューバ日本大使館の小野氏は記者会見のなかで、キューバでの日系社会には青年の島とハバナに1200人おり、農業やビジネス、芸術や報道分野に関わっている、と説明した。
小野氏は、移民初期には文化的摩擦があったものの、現在キューバにいる日系移民の子孫たちは自らをキューバ人のように感じており、正直さや誠実さ、規律や繊細さといった価値観を共有している、と述べた。
また、キューバへの日本人移民120年を記念して、造形美術展覧会や、東京のコンテンポラリーダンスのダンサーと著名なキューバ人アーティスト、カルロス・アコスタとのプレゼンテーションなどのイベントがおこなわれる。
日本の外務省の佐藤正久副大臣は、この記念の時期にちょうど訪問できたことに満足している、と語った。
佐藤副大臣はまた、日本政府の代表として、キューバにおける日本人社会への深い敬意を表明し、両国間の友好の最前線と形容した。
日本の安倍晋三首相が2016年にキューバを訪問し、ラウル・カストロ・ルス国家評議会議長やその他の政府代表者たちと会見したことに言及した佐藤副大臣は、安倍首相がラテンアメリカ・カリブ地域に住む日系人との協力に重きを置いている、と語った。
キューバには1898年に、沖縄、鹿児島、熊本、福岡、広島、長野、新潟、福島、宮城の各県から、日本人移民の第一弾が到着した。
研究者たちによると、移民の数がもっとも多かった時期は、移民会社によって促進された1924年から1926年にかけてである。
移民の人たちは、キューバ人と家族を形成し、化学肥料を用いた農業生産物の最初の協同組合を作った。
世界における日系人社会では、現在ブラジルの日系社会がおよそ150万人ともっとも大規模であり、次いで米国とペルーになる。
Agradece Japón a Cuba acogida de primeros migrantes hace 120 año
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/155527-agradece-japon-a-cuba-acogida-de-primeros-migrantes-hace-120-anos
2018年02月15日
サンティアゴ・デ・クーバの山岳地帯でトラック転覆 20人が負傷
Cubadebate、2018年2月15日、Sierra Maestra(Jorge Rafael Matos Cabrales記者)
サンティアゴ・デ・クーバの山岳地帯ラ・グラン・ピエドラの公道できょう(2月15日)の午後、交通事故が起き、未成年者3人を含む20人が負傷した。
この痛ましい事故は、Zil-132製のトラックが高地から落下し転覆して起きた。トラックにはINDERのジャーナリストや選手、役員たちが乗っており、彼らは、ラ・グラン・ピエドラ登頂で終わった第10回サイクリング・クラシック「バラコア- ハバナ」の第二ラウンドの閉会に参加するため向かっていたところだった。
正式調査がまだ終わっていないが、内務省当局によると、トラックの運転手が制御を失い、坂の険しい峡谷に落ちるのを避けるために急なターンを行ったと判明している。
負傷者たちはサンティアゴ市内の各病院に移送され、必要な救急対応を受けている。
事故を知った県当局の最高幹部たちは、事故現場や負傷者が治療を受けている各病院に出向き、一人ひとりの状態を確認した。
本稿時点で、負傷者のうち3人が重体で、そのうちの2人がサトゥルニーノ・ローラ県病院で手術を受けていた。疑いなく、キューバでのロード・サイクリングの熱いイベントを悲しみで包む不幸な事故である。
(元記事 シエラ・マエストラ紙)
Reportan 20 personas heridas en accidente automovilístico en La Gran Piedra
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/02/15/reportan-20-personas-heridas-en-accidente-automovilistico-en-la-gran-piedra/#.WobSiLxl_IU