2018年02月19日
キューバへの日本人移民120周年を祝う
Radio Habana Cuba、2018年2月19日、Lorena Viñas Rodríguez記者
日本はキューバに対し、120年前の日本人移民受け入れについて感謝を表明した。現在その子孫たち(日系人)は、キューバの経済・社会の発展に貢献している。
駐キューバ日本大使館の小野氏は記者会見のなかで、キューバでの日系社会には青年の島とハバナに1200人おり、農業やビジネス、芸術や報道分野に関わっている、と説明した。
小野氏は、移民初期には文化的摩擦があったものの、現在キューバにいる日系移民の子孫たちは自らをキューバ人のように感じており、正直さや誠実さ、規律や繊細さといった価値観を共有している、と述べた。
また、キューバへの日本人移民120年を記念して、造形美術展覧会や、東京のコンテンポラリーダンスのダンサーと著名なキューバ人アーティスト、カルロス・アコスタとのプレゼンテーションなどのイベントがおこなわれる。
日本の外務省の佐藤正久副大臣は、この記念の時期にちょうど訪問できたことに満足している、と語った。
佐藤副大臣はまた、日本政府の代表として、キューバにおける日本人社会への深い敬意を表明し、両国間の友好の最前線と形容した。
日本の安倍晋三首相が2016年にキューバを訪問し、ラウル・カストロ・ルス国家評議会議長やその他の政府代表者たちと会見したことに言及した佐藤副大臣は、安倍首相がラテンアメリカ・カリブ地域に住む日系人との協力に重きを置いている、と語った。
キューバには1898年に、沖縄、鹿児島、熊本、福岡、広島、長野、新潟、福島、宮城の各県から、日本人移民の第一弾が到着した。
研究者たちによると、移民の数がもっとも多かった時期は、移民会社によって促進された1924年から1926年にかけてである。
移民の人たちは、キューバ人と家族を形成し、化学肥料を用いた農業生産物の最初の協同組合を作った。
世界における日系人社会では、現在ブラジルの日系社会がおよそ150万人ともっとも大規模であり、次いで米国とペルーになる。
Agradece Japón a Cuba acogida de primeros migrantes hace 120 año
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/155527-agradece-japon-a-cuba-acogida-de-primeros-migrantes-hace-120-anos
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