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アリーナ・バルセイロ、選挙管理委員会委員長

Cubadebate、2018年3月12日、Oscar Figueredo Reinaldo記者、 Leysi Rubio A.記者、 Irene Pérez記者

キューバ管理選挙委員会（CEN）は、今週日曜日（3月11日）に人民権力全国議会の議員605人が選ばれた、と発表した。各候補者たちが当選するには、それぞれの地区の投票の過半数を得ることが必要で、それがクリアされた。

委員会は、投票総数や無効票の数などについても発表した。800万人を超える有権者のうち、82.90％が投票に行き、そのうちわずか5.6％が無効票か白票を投じた。有効投票率94.4％は、2012年〜2013年の選挙よりも高い率となった。これらの数字はまだ確定ではなく、最終結果はあとで別途発表される。

選挙管理委員会のアリーナ・バルセイロ委員長は、「今回の選挙はキューバの選挙制度の勝利であり、その再確認である。投票は無記名で自由意志でなされる。われわれは選挙当局として、それぞれの選挙人が自発的に投票意思を表現する権利を尊重する。」、と述べた。

CEN委員長が「国民的行事」と呼んだ今回の選挙では、各県議会の議員1265人も選ばれた。この選挙の成功には、国の中央行政機関および施設、情報科学大学、通信省管轄の企業体、その他の施設の代表者たちの絶え間名い支援があった。

3月11日の選挙は2万4470か所の学校投票所でおこなわれ、そのうち143か所は病院や駅、空港といった人が集まる場所に臨時に設置された。

選挙データ（未確定）

有権者数: 892万6575人
投票者数: 739万9891人 (82.90%)

全員信任票: 80.44%
一部信任票: 19.56%
棄権率: 17.10%
有効投票率: 94.42%
無効投票率: 1.26%
白票率: 4.32%





Elecciones en Cuba: Elegidos 605 diputados a la Asamblea Nacional
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/03/12/elecciones-en-cuba-elegidos-los-605-diputados-a-la-asamblea-nacional/#.Wqf8-h3FLIU

岡本三成外務政務官（左）とマルミエルカ外国貿易・外国投資大臣

Radio Habana Cuba、2018年3月9日、María Candela記者

日本国際協力機構（JICA)がキューバに常設事務所を開設した。キューバの持続的発展に向けて、両国間の協力プロジェクトを推進する目的である。

開設を祝す式典には、日本の岡本三成外務大臣政務官、キューバのロドリゴ・マルミエルカ外国貿易・外国投資省（MINCEX)大臣、日本の渡邉優大使、JICA幹部らが出席した。

岡本外務政務官が強調したところによれば、JICAの仕事哲学は、キューバが本当に必要としている分野に、その当局が定める優先順位に従って、技術および金融的支援を提供することである。

JICAのハバナにおける常駐は、キューバの各機関との折衝を増やし、新プロジェクトを発展させるのに役立つとともに、その影響は長期間にわたって持続するだろう、と岡本氏は述べた。

2016年9月の安倍晋三首相による歴史的なハバナ訪問以降、上昇傾向を記録している両国間の協力関係を拡張するという共通の希望を、今回の事務所設置は実現する、とマルミエルカ大臣は述べた。

マルミエルカ大臣はまた、JICAとキューバとの結びつきは半世紀以上前に始まり、ここ数年は、農業や保健医療、環境保護などの分野での主導的役割を発展させながらその対象範囲を拡大させてきた、と評価した。

大臣は特に、保健、再生可能エネルギー、運輸などの鍵となる分野への無償資金援助のような新たな協力形態に進む、という直近の可能性について、日本政府に対し感謝を表明した。

JICAの前田秀（まえだ・しげる）理事によると、同機構はエネルギーや運輸交通分野でのキューバへの支援を強化する予定であり、運輸交通については、同分野の国家開発マスタープランの作成を含んでいる。

Inauguran Agencia de Cooperación Internacional del Japón, en Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/157116-inauguran-agencia-de-cooperacion-internacional-del-japon-en-cuba

Granma、2018年3月9日、PL

キューバへの日本人移民120周年を記念する展覧会「ゴーイング・アウェイ・クローサー」（ジェンド・マス・セルカ）がきょう（3月9日）、ウィルフレド・ラム現代芸術センターで開幕する。

文化面での両国の結びつきを強化する目的で、幅広い共同活動のプログラムが用意され、その一環として、この展覧会は、在ハバナの日本大使館と国際交流基金の協賛により、4月28日まで開かれる。

国際交流基金の柄博子（つか・ひろこ）理事は記者会見で、今回キューバで初めて実現したこのプロジェクトに両国の多くの若手芸術家たちが関わることを意図している、と説明した。

Queremos dar paso a un diálogo que comenzó solamente con creadores de nuestro país, pero convertida ahora en una idea más abarcadora con el paso del tiempo, dijo.

わが国のクリエイターのみで始まり、しかしいま時の経過とともにより広いアイデアとなった対話に道を与えたい、と柄理事は述べた。

2年間かかった準備過程をふりかえった柄理事は、こんなに離れたふたつの土地の絆がようやく結ばれ、さまざまな関係が強化される、と語った。

柄理事は、文化面でのプロジェクトの可能性に関して関係を取り戻すことが、両国の作品を結びつけるためのひとつの経験であり、それこそが今回の「ゴーイング・アウェイ・クローサー」（ジェンド・マス・セルカ）で企図したことである、と述べた。

日本の学芸員、服部浩之は、今回の芸術作業によって両国は芸術交流の結びつきを強まるとし、今回の展覧会のキーワードは距離だが、近さもまたわれわれを結びつける、と述べた。

今回のイベント時期は、ウィルフレド・ラム現代芸術センターの設立35周年と重なっており、同センターは記念の幅広いイベントを予定している。


柄博子、国際交流基金理事


服部浩之、日本の学芸員





Inauguran exposición sobre presencia japonesa en Cuba en el Centro de Arte Contemporáneo Wifredo Lam
http://www.granma.cu/cultura/2018-03-09/inauguran-exposicion-sobre-presencia-japonesa-en-cuba-en-el-centro-de-arte-contemporaneo-wifredo-lam-09-03-2018-11-03-24

ハバナ、観光客に最も人気の都市

Radio Habana Cuba、2018年3月8日、PL

キューバ観光省のジャネット・アヤラ通信局長はきょう（3月8日）、キューバへの2018年の観光客が100万人を突破した、と発表した。昨年9月のハリケーン・イルマ被災後の施設復旧および観光に関するすべての関係機関の努力の結果である。

アヤラ局長はフェイスブックで今年ここまでの結果を明らかにし、圧力と不利な状況の中でのこの結果を積極的に評価した。

「今回の達成に重要な役割を果たしたのは、各セクターの労働者一人ひとりであり、とりわけ女性の活躍が目立つ。国際女性の日を祝うふさわしい。」、とアヤラは述べた。

現在、観光繁忙期にあるキューバは、宿泊施設をホテル6万7千部屋、民宿2万1千部屋用意している。


バラデロ、キューバの主要観光地、世界第三位の海水浴場


トリニダ、キューバ中南部、人気の観光地


サンティアゴ・デ・クーバ、キューバ東部、カリブの首都

Cuba completó el millón de turistas en 2018
http://www.radiohc.cu/noticias/economy/156950-cuba-completo-el-millon-de-turistas-en-2018-(+fotos)

ウゴ・チャベス

Radio Habana Cuba、2018年3月5日、PL

5年前の3月5日に死去したベネズエラのウゴ・チャベス前大統領を追悼し、キューバではこの日、首都ハバナでさまざまなイベントがおこなわれる。

ハバナのサン・ヘロニモ大学校では、キューバの政治家や文化人たちが集まり、ボリーバル革命の歴史的指導者に追悼をささげる。

同様の式典が、ICAP（キューバ諸国民友好協会）やALBA文化の家でもおこなわれる。ALBA文化の家とは、米州諸国民ボリーバル同盟（ALBA)の加盟国を中心とした、ラテンアメリカ・カリブ史の知識や社会文化遺産、芸術家や知識人の活動を促進する機関である。

この地域ブロックALBAの加盟各国はきょう、カラカスのミラフローレス宮殿（政府官邸）で、ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領が主宰する会議を開く。

ウゴ・ラファエル・チャベス・フリアス司令官は1999年以降、2013年に死去するまで、ベネズエラ大統領の座にいた。

その影響力は国境を越え、ラテンアメリカに相次ぐ左派指導者の出現をもたらした。彼らはチャベスと同じく、米国による覇権や新自由主義への反対者であり、最貧困層や少数の先住民族を擁護する姿勢を持っていた。



Cubanos rinden hoy tributo a Chávez en quinto aniversario de su fallecimiento
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/156647-cubanos-rinden-hoy-tributo-a-chavez-en-quinto-aniversario-de-su-fallecimiento-(postcast)

Cubadebate、2018年3月4日、Iván Paz Nogueira記者

シエゴ・デ・アビラ北部で新しいホテル「グランド・ムット・カヨ・ギジェルモ」が営業を開始した。同地区はキューバでもっとも人気の高い観光地であるハルディネス・デル・レイに向けて8000を超える部屋数を誇る。

グルーポ・ガビオタによるこの五つ星の新ホテルは、ビーチフロントで、高水準でオールインクルーシブのサービスを提供する客室425部屋を備えている。

観光業労働者の日であるきょう3月4日のお祝いで、観光省の組合と代表団は、エルピディオ・ソーサ勲章と、エル・クリオジート褒章を授与し、一方、若手女子職員のヤミレット・モレルは高品質サービス提供者として表彰を受けた。

観光業奨励の一環として、このシエゴ･デ･アビラの観光地は今週末、ハルディネス・デル・レイのカーニバルを催す。週に58便の航空便により観光客の増加が期待される。



Abre nuevo hotel cinco estrellas en Cayo Guillermo
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/03/04/abre-nuevo-hotel-cinco-estrellas-en-cayo-guillermo/#.Wp0KKx3FLIU

Radio Habana Cuba、2018年3月4日、Nuria Barbosa León記者

キューバはこの日曜日（3月4日）、1960年3月4日に起きた蒸気船ラ・クーブレ号爆破事件の犠牲者を追悼し、米国の中央情報局（CIA)によるテロ犯罪を糾弾する。

この悲劇は、ハバナで港湾労働者がフランスからの船の荷下ろしをおこなっていたときに起きた。この船は、まだ生まれたばかりの革命を守るために必要とされた武器を持ち込んでいた。

最初の爆発のあと、救急隊員や一般市民は救助にかけつけた。そのとき二回目の爆発が発生し、救助作業をおこなっていた人たちのさらに多くの命を奪った。100人以上が死亡し、およそ400人が負傷、そのうちの数十人は重度の障害を負った。

犠牲者たちの葬儀の際に、キューバ革命指導者のフィデル･カストロは、米国政府がこの犯罪に関係していることを示す証拠を提示した。

蒸気船ラ・クーブレ号は、フランス発の船で、武器と弾薬を運んでいたとき、1960年3月4日にハバナ湾でテロ行為の目標となった。二度の爆発が起き、およそ100人の死者と400人の負傷者を生んだ。キューバ当局は、始まったばかりのキューバ革命が軍事的に強化するのを妨げるためにCIAが犯したテロ行為として糾弾した。

午後3時10分ごろ、爆発が地を揺るがした。電柱が揺らぎ、黒煙が埠頭に舞い上がった。船の荷揚げ人、ロムアルド・ディアスは、空中に放り出された。倉庫の屋根がなくなっており、ラ・クーブレ号の船尾は破壊されていた。

叛乱軍兵士や革命国家警察官、消防団員、一般人が、救助に向かった。負傷者や遺体の救出が始まった。危険を顧みず人道的行為をおこなっていた人たちに対して、二度目の爆発が起き、新たな犠牲者を生んだ。最終的に100人が死亡（行方不明34人を含む）、およそ400人が負傷（うち数十名は重度の障害）、さらにその結果として、数十名の未亡人と80人以上の孤児を生んだ。

この事件は、それ自体甚大なものだが、その発生翌日にキューバの歴史にとって特別な関連事を獲得した。始まったばかりの希望の道のりをキューバ国民に放棄させようと脅かす試みに対して、フィデル・カストロ・ルス最高司令官が犠牲者たちの葬儀で発した返答は、最後の血の一滴まで抵抗し戦い抜くというもので、それはその日以降、「祖国か死か！」という叫びに要約され、永遠のものになった。

調査の結果によると、あらゆる証拠が、米国の中央情報局（CIA)がテロ実行員と結びついていることを示している。





Recuerdan en Cuba explosión del vapor La Coubre
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/156628-recuerdan-en-cuba-explosion-del-vapor-la-coubre

キューバ映画「苺とチョコレート」（トマス・グティエレス・アレア、フアン・カルロス・タビオ共同監督）、1994年の最優秀外国語映画賞部門にノミネート

Radio Rebelde、2018年3月3日、Alejandro Rojas記者

カンヌやベネチア、ベルリンやサンセバスティアンといった国際映画祭が一年中映画界を賑わせているとはいえ、アカデミー賞には及ばない。カリフォルニア州ロサンゼルスに本部がある映画芸術科学アカデミーによるこの賞は、映像作家や芸術家にとって最大の栄誉となっている。

この賞は90年の歴史を持ち、監督、俳優、脚本家、作曲家など映画産業に関する技術分野の大半について、毎年の傑出した作品を選出するものである。

アカデミー賞との関係でキューバを考えた場合、すぐに思い出されるのが「苺とチョコレート」である。あらゆる面で傑出したこの映画は、1994年に最優秀外国語映画賞部門にノミネートされた。しかし、このほかにもキューバ映画とアカデミー賞との関係があるのをご存知だろうか。

キューバに関連した初のアカデミー賞ノミネートは、著名な音楽家エルネスト・レクオーナである。その作品「シエンプレ・エン・ミ・コラソン」（キム・ギャノンによる英語バージョン）は、映画「オールウェイズ・イン・マイ・ハート」（1942年、ジョー・グラハム監督）のサウンドトラックにおける主要楽曲であり、第15回アカデミー賞の最優秀楽曲にノミネートされた。

作家エルミニオ・アルメンドロスの息子であるカタルーニャ人のネストル・アルメンドロスは、スペインのバルセロナで生まれたあと、17歳のときフランコ独裁から逃れ、キューバに移住した。キューバで勉学を終えた彼は、映画に関わるキャリアをスタートさせ、ニューヨークに渡り、ふたたびキューバに戻った。この短い期間に、重要な位置を占めるカメラマンおよびドキュメント作家としてICAICの創設時期に関わった人物である。

キューバを離れ、バルセロナに立ち寄ったあと、フランスに滞在することにした。エリック・ロメールとフランシス・トリュフォーの撮影所の映画監督の横でキャリアを続けるためである。彼はトリュフォーを映画史上最も偉大な監督のひとりとみなした。彼の米国における映画界での活動では、アカデミー賞に4度ノミネート（クレイマー・クレイマー、青い珊瑚礁、ソフィーの選択、天国の日々）され、1979年にはついにテレンス・マリック監督作品の「天国の日々」で最優秀撮影賞を獲得した。

米国の映画芸術科学アカデミーは数週間前に、キューバ人の映画製作関係者3人を会員になるよう招待した。映像編集者のリカルド・アコスタ（数年前からカナダで生活し働いている）、音楽家エデシオ・アレハンドロ、映画監督フアン・カルロス・タビオの3人であり、彼らのとる判断が影響力を持つことになる。


エデシオ・アレハンドロ（左）、フアン・カルロス・タビオ（右）


キューバの偉大な作曲家エルネスト・レクオーナによる美しいこの曲は、映画「オールウェイズ・イン・マイ・ハート」（1942年、ジョー･グラハム監督、ケイ・フランシス主演、ワーナーブラザーズ）で使われた


苺とチョコレート

Cuba en los premios Oscar, representaciones a lo largo del tiempo
http://www.radiorebelde.cu/noticia/cuba-premios-oscar-representaciones-lo-largo-tiempo-20180303/

Radio Rebelde、2018年3月1日

夏時間への変更は、エネルギー節約のために広く採用されている国際的慣習だが、今年は3月11日から開始される。

そのため、3月10日（土）の深夜12時に、時計の針を1時間進めなければならない。これにより現在の標準時が終了する。エネルギーの合理的利用の管理のための全国オフィス（ONURE）が伝えた。

フランスやドイツ、イタリア、米国のみならず、小さな国々を含む世界の多くの国で毎年、夏季の日中の長さを有効利用するために夏時間が採用されている。

Cuba: horario de verano desde el domingo 11 de marzo
http://www.radiorebelde.cu/noticia/cuba-horario-verano-desde-domingo-11-marzo-20180301/

この先端スポーツはキューバで多くのフォロワーを獲得している

Cubadebate、2018年2月28日、Jorge Luis Sánchez Rivera記者（写真と文）

レクリエーション活動やライフスタイルの一環としての先端スポーツはキューバで、一般的にはまだほとんど知られていないものの、実践者と観客の双方を含む、多くのフォロワーを獲得してきている。

米国に端を発するスケートボードは、日に日に国際的な関心を集めている。このスポーツは4つの車輪がついたボードに乗っておこない、さまざまな種類の技を実行する。そのうちのひとつがボードを床から持ち上げるものである。若者たちは敏捷性と調和性をくみあわせて、複雑な障害物を乗り越えた動きを見せる。

小さな島国のわが国では、公園で若者たちが、風車に立ち向かったドン・キホーテよろしく、宙を飛び、歩道に飛びかかり、小さな身体を使ってアクロバットな動きを見せている。


スケートボードは国際的関心を日々集めている


若者たちはこのスポーツを楽しんでいる


このスポーツは4つの車輪のついたボードに乗ってプレーする

Volar sobre Tablas
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2018/02/28/volar-sobre-tablas/#.WpfwD7xl_IU