2020年01月30日
アリエル・マルティネス 日本渡航前インタビュー キューバのファンの前でまたプレーしたい
アリエル・マルティネス
Radio Rebelde、2020年1月30日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
今週水曜日(1月29日)、来季中日ドラゴンズのユニフォームを着るキューバ選手たちが日本に向けて旅立った。彼らはライデル・マルティネス、初デビューとなるヤリエル・ロドリゲス、捕手のアリエル・マルティネスである。
第59期キューバ野球リーグで優勝したマタンサスチームのメンバー、アリエルは、カマグエイチームとの決勝戦第三戦で生じた負傷から良好に回復している。
マルティネスは日本野球で3年連続の活動となり、チームとともに回復の最後の仕上げ作業を行う。
- 毎日良くなっている。フランク・パイス病院で診察した医師たちから幹細胞治療を命じられ、30日以内にはトレーニングに復帰できると思っている。
マタンサスの捕手アリエルは、3月22日からアリゾナで始まる五輪最終予選にはキューバ代表チームメンバーになることを目指しているが、何も無理はしない、と話した。
- 私は楽観主義者だ。チームの力になれると思う。ときに人はこのような負傷をすると同じ状態には戻れない。もし私がよい状態でなければ、最大限にパフォーマンスできる他の選手に道を譲るほうが良い。
アリエル・マルティネスはシーズンの自身最良のときに負傷した。
- スポーツでは起きることだ。確かに私は身体的にも精神的にも印象的な状態にあった。それまで長い間、このように感じたことはなかった。復帰してあのパフォーマンスに出会えるかどうか見てみよう。
マタンサス市出身のアリエルは、今年は中日ドラゴンズの一軍でさらに多くの機会を持たねばならないと考えている。
- 今年は3年目だ。大きく飛躍しなければならない。そのことを頭に入れている。負傷で遅れないよう願っている。いい1年を過ごし、より多くの機会を与えられる、というメンタリティーで臨む。
キューバ野球最大の有望選手の一人であるアリエル・マルティネスは、キューバリーグでのデビューから彼を応援してくれたファンにメッセージを送った。
- われわれのことをいつも信頼してくれてファンにはとても満足している。われわれに対する大きな歓迎でそれを示してくれた。誰も家にとどまっている者はおらず、みんな通りに飛び出して、われわれと共に祝った。そのことが、われわれのチームに対し彼らが持っている愛情をとても表している。あの姿を頭に焼き付けて私は出発する。しばし私はいなくなるが、この地ビクトリア・デ・ヒロン球場のグラウンドで、私の人びとの前で、ふたたびプレーしたい。
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アリエル・マルティネス
Ariel Martínez: “Tengo ganas de volver a jugar ante mi gente” (+Audio)
http://www.radiorebelde.cu/noticia/volver-jugar-20200130/
アルマンド・フェレール監督インタビュー ニカラグアとの対抗戦に挑む
アルマンド・フェレール監督
Radio Rebelde、2020年1月30日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
マタンサスチームは先日第59期キューバ野球リーグを制したチームと比較すると重要な不在を抱えたままニカラグアに到着することになるが、同国の2チームとの対抗戦で勝利するというメンタリティーを持って臨む。
もっとも重要な不在としては、三塁手で三番打者のユリスベル・グラシアルがいる。彼はソフトバンク・ホークスとのプレシーズンにコミットしている。1番打者で二塁手のセサル・プリエトは、U23のパンアメリカン大会に出場するチームと準備している。また捕手のアリエル・マルティネスは膝を負傷しているほか、中日ドラゴンズとのトレーニングに向けてすでに出発した。
このほかの選手たちはリストに名を連ねており、その不在にもかかわらず、ニカラグアチームと争える。アルマンド・フェレール監督は本紙に対し、カマグエイとの決勝戦で起用したのと似たチーム構成が維持されるだろうと語った。捕手にアンディ・コスメ、一塁にヤシエル・サントーヤ、二塁にダイニエル・ガルベスかアニバル・メディーナ、遊撃にエリスベル・アルエバルエナ、三塁にジェフェルソン・デルガド、外野にハビエル・カメーロ、エドゥアルド・ブランコ、ライコ・サントスである。
リーグ王者監督してデビューしたマタンサスのフェレール監督は、ニカラグア代表チームとの初戦に左腕ヨアンニ・ジェラを起用することを発表した。初戦は現地時間午後6時に最新のデニス・マルティネス球場でおこなわれる。
メキシコ野球でおよそ10年間働いていたフェレール監督は、このチームの目標は、可能な限り多くの勝利をあげることだ、と述べた。
- 勝利するというメンタリティーで行く。選手たちには良いイメージを残さねばならないと教え込んだ。まるでキューバリーグで戦っているかのように出ていかねばならない。
来季はマタンサスとのプレーを望むというスター選手フレディ・アシエル・アルバレスの声明に関して生じた論争について、同チームの監督フェレールは次のように語った。
- フレディは私に、われわれとプレーを続けたい、家族といるように感じている、と言った。ビジャ・クララのスポーツ当局が彼に許可を与え、こちらに来ることができるといいのだが。ここでわれわれはもろ手を挙げて彼を待っている。実際、ニカラグアで彼は第二戦に投げるだろう。
アルマンド・フェレールは、第60期キューバリーグに向けての目標は、ふたたび優勝を争うこと以外ありえない、と話した。
- ファンは2位では満足しない。王座を取るつもりで進んでいく。質の高いチームがたくさんあり、激しい競争が予想されるが、不可能なことは何もない。
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キューバTV アルマンド・フェレール監督ロングインタビュー(2020年1月)
Armando Ferrer: “A Nicaragua vamos con el objetivo de ganar” (+Audio)
http://www.radiorebelde.cu/noticia/armando-ferrer-nicaragua-vamos-con-objetivo-ganar-audio-20200130/
2020年01月29日
ビジャ・クララ県スポーツ局声明 フレディ・アシエル・アルバレスの移籍は許可せず
フレディ・アシエル・アルバレス
CMHW、2020年1月29日
ビジャ・クララのスポーツ局評議会と県野球委員会は、フレディ・アシエル・アルバレスがマタンサスチームとプレーするために放出する可能性についての意見を受けて、声明を発表した。その全文を本紙は以下に掲載する。
ビジャ・クララ県スポーツ局の声明
ビジャ・クララの県スポーツ局評議会は、県野球委員会およびその専門家らと共同で、フレディ・アシエル・アルバレスが来季マタンサスチームとプレーするために放出する可能性に関する意見を受けて、これらの案件は、いかなる選手であれ、いかなる県に向けてであれ、移籍を決めるかどうか、という案件であることを明らかにしておく。
現時点では、フレディ・アシエルが来季第60期リーグでマタンサスチームとプレーするための移籍は許可されていない。
ビジャ・クララINDER管理評議会
Niegan autoridades deportivas salida de Freddy Asiel para jugar con Matanzas (+Audio)
http://www.cmhw.cu/deportes/23987-nota-de-la-direccion-provincial-de-deportes-en-villa-clara-audio
2020年01月28日
ヨアンニ・ジェラ セサル・プリエト ライコ・サントスの3選手 オルメカス・デ・タバスコと調印
左より、ヨアンニ・ジェラ、セサル・プリエト、ライコ・サントス
JIT、2020年1月28日
左腕投手ヨアンニ・ジェラ、二塁手セサル・プリエト、外野手ライコ・サントスが、2020年シーズンに向けたメキシコチーム「オルメカス・デ・タバスコ」に貢献する。
彼らはきょう、ハバナのシウダ・デポルティバ競技場のロビーで、同胞ロエル・サントス中堅手も在籍している同チームとの契約に調印した。
同チームのスポーツマネージャー、フェリックス・スルエタ・ガルシアと、キューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス・カリオンも同じく調印したその式典には、INDERの国際関係局長ヒスレイディス・ソーサ・カブレラが同席した。
「これらの選手たちとチームを展開していき、今年は大きくはばたいていく」、とスルエタは本紙に話した。
「彼らは最近終わったリーグの王者メンバーであり、激しい試合の道のりが続く試合システムでは非常に力になる」、とスルエタは語った。
「ジェラは左腕でとても力になる。その投球で相手打線を苦しめ勝利を重ねるに違いない」、とスルエタは述べた。
「今回の機会を与えてくれたキューバ野球連盟に感謝する。あとは課題を克服するためにやるべきことをしっかり行うだけだ」、とライコは話した。
25歳で3年のキャリアを持つグランマ出身のライコ・サントスは今季、打率.344、107安打、二塁打23本、本塁打5本、48打点という成績を残した。
20歳で第58期リーグでデビューしたシエンフエゴス出身のプリエトは今季、打率.352、96安打、そのうち二塁打13本、三塁打5本、本塁打4本という成績で終えた。
30歳で11年のキャリアを持つマタンサスのジェラは、通算88勝46敗9セーブをあげている(キューバ野球公式サイトによる)。
キューバ代表チームメンバーのジェラは、今回の3選手の中では唯一、これまでもパナマのトロス・デ・エレーラや、カナダ・オンタリオのインターカウンティリーグのキッチナーパンサーズのような他のリーグのチームに在籍したことがある。
3選手は4月6日に開幕するメキシカンリーグ(レギュラーシーズン102試合)に出場することになる。
1993年の王者オルメカス・デ・タバスコは2019年、メキシカンリーグ南地区で8位に終わった。
ヨアンニ・ジェラ(中央)
セサル・プリエト(中央)
ライコ・サントス(中央)
キューバTV 3選手インタビュー(2020年1月28日)
Cubanos fortalecerán a equipo Olmecas de Tabasco
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=137839
2020年01月27日
カナダ人ビル・ライアン キューバ野球への用具寄付活動を続ける
左より、オスバルド・ベント・モンティジェル会長、ヘラルド・エルナンデス・ノルデロ、ビル・ライアン
JIT、2020年1月27日、Roberto Méndez記者
カナダの友人による野球とソフトボールの用具の寄付について、INDERのオスバルド・ベント・モンティジェル会長は、米国によってキューバに課せられている封鎖の破壊への援助と形容した。
「これは封鎖への強烈な一撃であり、ネット上でアナウンスされたとき大きな積極的反響を受けた」、と会長はビル・ライアンとの対話のなかで語った。ライアンはカナダの個人及びグループによって支えられている協力プロジェクトの管理者である。
INDER会長はライアンに対して、寄付の一部を各市に分配することを表明した。寄付品は子どもたちが野球を実践するためのボール、グローブ、ユニフォームや、成人ソフトボール向けの同様の用具であった。
会長は、最近終えた第59期キューバ野球リーグが引き起こした大きな盛況がまだ続いているキューバスポーツにとって特別な時期における連帯の意思表示の重要性を強調した。
会長はまた、国際大会でのより良い結果を目指すための措置を講じることを期待して、キューバ野球に関する全国聴聞の過程でもっとも提出された請願の一つが、基盤における発展である、と述べた。
シウダ・デポルティバとサンティアゴ・チャンガ・メデーロス球場を訪問し、寄付品の一部を贈呈したカナダの活動家ライアンには、キューバ共和国英雄で国際関係高等研究所(ISRI)副所長であるヘラルド・エルナンデス・ノルデロが同伴した。
ライアンは、米国でのスパイ容疑で他の4人の同志とともに同国の刑務所に不当に収監されていたエルナンデス・ノルデロと深い友好関係を築いたあと、第49期キューバ野球リーグ以降、バットを提供し、キューバスポーツとの協力を続けている。
ライアンは、自身で製作した多くのバットの提供のほか、自国の他の個人やグループによる援助の管理者にもなり、それによって、キューバでのスポーツへの貢献に新たなページが開かれた。
「協力のためにより多くの同胞たち、チーム、グループを、野球やソフトボール以外も含め集められることを期待している。持ち込めるには内外に多くの障害があるが」、とライアンは対話のなかで述べた。その場にはINDERのラウル・フォルネス・バレンシアーノ第一副会長とアリエル・サインス・ロドリゲス副会長も居合わせた。
左より、オスバルド・ベント・モンティジェル会長、ヘラルド・エルナンデス・ノルデロ、ビル・ライアン
ヘラルド・エルナンデス・ノルデロとビル・ライアン
Manos amigas desde Canadá para el deporte cubano
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=137834
2020年01月24日
オスカル・ルイス・コラース パナマへ メジャーリーグを目指す
オスカル・ルイス・コラース(左)とリバン・モイネロ
Sierra Maestra、2020年1月19日、Jorge R. Matos Cabrales記者
(訳者注)キューバの公式メディアほぼ唯一のオスカル・ルイス・コラース亡命への言及がこの記事のコメント欄にある。記事の記者が説明している。
コメント
#2 ホルヘ・R・マトス、2020年1月24日、10:37
よろしくオスマニ。まずはじめに、私の記事をフォローしてくれていること、そして私に連絡をとってくれたことに感謝したい。オスカル・ルイス・コラースは合法的に国を出て、パナマに向かった。私が知る限り、そこで彼はフリーエージェントになりMLBとの契約を目指すために対応する書類を入手するのを待っているところだ。それほど簡単にそれを得られるわけではない。というのは日本人たちは彼の「高飛び」をあまり快く思っていないようだから。いずれにしても彼はそれを達成するだろうが。
#1 オスマニ・デラース・フォンデン、2020年1月23日、10:07
こんにちはホルヘ、僕はイスラ・デ・ラ・フベントゥ出身だけど、実はサンティアゲロなんだ。というのは両親がサンティアゴ出身だからね。僕はあなたの「注釈」欄の記事の愛読者ですが、オスカル・ルイス・コラースが現在どういう状況か応答してもらえるとうれしいです。彼が、U23代表候補チームにおらず、ソフトバンクとも契約していないことに驚いたもので。
FINAL DE AJEDREZ FEMENINO CON CUATRO SANTIAGUERAS
http://www.sierramaestra.cu/index.php/deportes/29491-final-de-ajedrez-femenino-con-cuatro-santiagueras
セサル・プリエト インタビュー キューバ野球の新たな宝石
セサル・プリエト・エチェバリア
Cubadebate、2020年1月24日、Duanys Hernández Torres記者
セサル・プリエト・エチェバリアは、そのダイナミックで軽快なプレーで皆を夢中にさせる。シエンフエゴスのワンダーボーイはまるでキューバ野球の申し子のようだ。まだ20歳の若さだが(今年5月10日で21歳)野球のグラウンドではほぼすべてをうまくこなす。
アブレウス生まれの落ち着きのない少年は、効果的にボールをミートし、反対方向に本塁打を放ち、二塁ベース付近で驚異的な連携プレーを行うことができる。
試合のそこかしこにたくさんの見せ場をつくる。だからあらゆるファンをとりこにする。コーチ陣、専門家、野球を愛する多くの人びとは、この若者に対して賞賛の言葉しか持てない。間違いなく、セサル・プリエトはキューバ野球の新たな宝石である。
- 今回はあなたにとってキューバ野球二回目の決勝戦でしたね。その若さにも関わらず、あなたはたくさんの経験を持った野球の申し子のようです。プレッシャーのかかる試合をどのように引き受けていますか。
ベストの形で引き受けるよ。満員の球場でプレーすることは、スポーツ選手にとってもっとも素敵なことだからね。プレッシャーなど何もなく、ユニフォームへの忠誠があるだけだ。
- ラス・トゥナスとの激しいプレーオフのあとの決勝戦のはじめの数試合であなたはパフォーマンスが低下しましたね。12打数連続で凡退が続いたあと、そのスランプから抜け出すために何をしましたか。
心理カウンセラーとトレーナーのおかげでそのスランプから抜け出した。とても助けてもらった。たくさんのアドバイスを聞いて、それで後半の試合から結果が出せた。
- 決勝戦では、セサル・プリエトと、サンティアゴからの補強サンティアゴ・トーレスとの強いライバル性が注目されました。その対決をどのように受け取めていましたか。
ただわれわれは野球に関することを言い合っていた。お互いに目標に向き合うという行為が励みになっていた。それは素敵なことだ。より良い試合を提供するために2人はお互いを高めあっていたのだから。
- エリスベル・アルエバルエナとは何年も前からプレーしていたかのようでした。今回のプレーオフで、彼の遊撃手としての経験はあなたにどれほどのものをもたらしましたか。
彼のような、たくさんの才能と偉大なキャリアを持つ選手とプレーすることは僕にとって大きな経験だった。それまで一緒に試合に出たことはなかったけれど、たくさん話してはいたんだ。常にアドバイスをもらっていた。連携プレーは準備することなく出せていた。試合で一緒になるだけだからね。
- 決勝戦では試合を決める貴重な本塁打を打ちましたね。あの打撃について話してみて。
あれは大きな瞬間だった。試合の終盤で勝ち越せたのだから。あの打撃は決して忘れることはない。決勝戦で試合を決めるというのはとても素敵なことだ。優勝を決めた第6試合の先制本塁打も、大きな喜びとともに忘れないだろう。
- マタンサスが王者になれるというのはいつ考えましたか。
加わってからチーム内のいい雰囲気に気づいた。すぐれたコーチ陣のいる偉大なチームだ。王者になるためのすべてを持っていて、それで目標を勝ち取ったんだ。
- プレミア12では多くの機会を得ませんでした。でもホンジュラスでのU23ワールドカップ予選と、アリゾナでの五輪最終予選に出場しなければなりません。これらの2大会ではより多くの責任を担ったセサル・プリエトが見られますか。
それらの決定をするのは私ではない。私ができることは野球をプレーすることだ。その決定の担当者たちが、それらの大会で私がより多くの責任を持つかどうかを決めることになる。
- あなたはひじょうに献身的な選手であり、観客はあなたの姿勢を高く評価しています。どんなときもあなたを賞賛し応援しているファンに何を言いますか。
ファンには、僕のベストを期待し続けてくれと言う。僕はつねにセサル・プリエト自身であり続けるつもりだ。毎日グラウンドで全力を尽くしに行くよ。
(アルマ・マテル誌1月22日付記事より)
キューバ選手セサル・プリエト・エチェバリアは2017年にカナダのサンダーベイ市で開かれた第28回U18野球ワールドカップの打撃王者に輝いた
アブレウス生まれの落ち着きのない少年は、効果的にボールをミートし、反対方向に本塁打を放ち、二塁ベース付近で驚異的な連携を行うことができる。
シエンフエゴスのワンダーボーイはまるでキューバ野球の申し子のようだ
セサル・プリエト、キューバ野球の新たな宝石
セサル・プリエトの守備 アルエバルエナとの連携プレー 今季決勝戦
セサル・プリエトの打撃 決勝戦でのヨシマル・コウシンからの本塁打
キューバTV セサル・プリエトとライコ・サントス インタビュー
César Prieto Echevarría, la nueva joya del béisbol en Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/01/24/cesar-prieto-la-nueva-joya-del-beisbol-en-cuba/#.XjGxumj7TIU
2020年01月23日
ラサロ・ブランコとカルロス・フアン・ビエラ メキシカンリーグのサラペーロス・デ・サルティージョと契約
左より、イヒニオ・ベレス会長、フアン・カルロス・ビエラ、ロベルト・マグダレーノ・ラミレス最高責任者
JIT、2020年1月23日
キューバ野球の2人の投手ラサロ・ブランコとカルロス・フアン・ビエラがきょう(1月23日)、メキシカン野球リーグのサラペーロス・デ・サルティージョとの契約に調印した。
この契約調印はハバナの競技場シウダ・デポルティバのロビーでおこなわれ、キューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス会長と、サラペーロス・デ・サルティージョのロベルト・マグダレーノ・ラミレス最高責任者が同席した。
「今回の契約を迎えたことにとても満足している。われわれの野球の質を見せるつもりだ」、とブランコは記者団に話した。
「打撃陣が優位に立ち、投手陣はひじょうに正確でなければならないリーグだ。そこには米大リーグを経験した選手たちが参加しているが、サラペーロスがプレーオフに進出するように微力を尽くしたい」、とブランコは言い添えた。
一方、ビエラは、「今回の機会について、私を支えてくれたすべての人びと、特にコミッショナーに対し」感謝を示し、「このリーグで自分を試せることを誇らしく感じている」、と表明した。
ラミレスにとって、今回の契約は「われわれのチームとキューバ連盟との提携を確立する」目的に組み込まれた一歩であり、両者の関係に果実をもたらす種をまくものである。
「キューバの野球選手たちがサルティージョに来て、その才能を見せてくれることをわれわれは望んでいる」、とラミレスは述べた。
このブランコとビエラの契約前日には、アルフレド・デスパイネとユリスベル・グラシアルが日本のソフトバンク・ホークスと、また、アリエル・マルティネスとライデル・マルティネスが同じく日本の中日ドラゴンズと契約をおこない、そこにヤリエル・ロドリゲスが加わった。
左より、イヒニオ・ベレス会長、フアン・カルロス・ビエラ、ロベルト・マグダレーノ・ラミレス最高責任者
左より、イヒニオ・ベレス会長、ラサロ・ブランコ、ロベルト・マグダレーノ・ラミレス最高責任者
左より、ラサロ・ブランコ、ロベルト・マグダレーノ・ラミレス最高責任者
キューバTV(2020年1月24日)
Béisbol: Blanco y Viera a Saraperos de Saltillo
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=136811
2020年01月22日
デスパイネらキューバ人選手6人が日本野球と契約 ヤリエル・ロドリゲスは中日と新規契約
ヤリエル・ロドリゲス(左)、イヒニオ・ベレス会長(右)と
Radio Rebelde、2020年1月22日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
合計5人のキューバ人野球選手がきょう水曜日(1月23日)、シウダ・デポルティバ競技場のロビーで、日本プロリーグの2チームとの契約に調印し、またリバン・モイネロは、今回の調印には出席しなかったが、この栄誉あるリーグとの関係を維持している。
グランマのアルフレド・デスパイネとマタンサスのユリスベル・グラシアルは、ソフトバンク・ホークスとさらに2年の契約で更新した。一方、来季の中日ドラゴンズで活動するのは、ピナール・デル・リオのライデル・マルティネス、マタンサスの捕手アリエル・マルティネス、さらにデビューとなるのがカマグエイの投手ヤリエル・ロドリゲスである。
昨季プレーオフでMVPに輝いたグラシアルは、昨年の活躍によるプレッシャーは感じていない。「プレッシャーは何もない。チームのためにふたたび優勝を目指してこれまでつねにやってきた仕事をしに出ていくだけだ」
アルフレド・デスパイネは、日本プロリーグの偉大な打者の一人とみなされている。「さらに2年契約してもらえてチームにはとても感謝している。私の目標はこれまで日本でやってきた6年と同じであり、すでに3連覇している王座を獲得し続けようとすることだ」
再契約となるもう一人の選手が抑え投手のライデル・マルティネスである。「昨年は自身最高のシーズンになった。試合終盤に登板するというミッションを与えられて、自分の役割を果たせた。ショートリリーフが常に気に入っている」
カマグエイのヤリエル・ロドリゲスは、同胞のライデル・マルティネスとアリエル・マルティネスがいる中日ドラゴンズでデビューする。「とても素敵な体験になるだろうし、同時に大きな責任でもある。しっかり礼儀をわきまえて担っていく。向こうでは全員プロなんだから」
今回の契約調印には、キューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス会長、コミッショナーのエルネスト・レイノソ、ソフトバンク・ホークス国際部の松本裕一部長が出席した。
ユリスベル・グラシアル(中央)、イヒニオ・ベレス会長(左)と松本裕一部長(右)とともに
アルフレド・デスパイネ(中央)、イヒニオ・ベレス会長(左)と松本裕一部長(右)とともに
キューバTV 各選手インタビュー(2020年1月22日)
En Audio: Cubanos regresan a Japón
http://www.radiorebelde.cu/noticia/cubanos-regresan-japon-20200122/
2020年01月21日
ヨアンニ・ジェラ セサル・プリエト ライコ・サントス 来季メキシカン野球リーグのオルメカス・デ・タバスコに参加へ
Radio Rebelde、2020年1月21日、Yodeni Masó Aguila記者
今季キューバリーグ優勝メンバーのヨアンニ・ジェラ、セサル・プリエト、ライコ・サントスが、4月6日開幕の来季メキシカン野球リーグでオルメカス・デ・タバスコに参加する。同リーグのレギュラーシーズンは合計102試合行われる。
タバスコチームはツイッターの公式アカウントを通じて、キューバの3選手を歓迎し、ジェラ投手、プリエト内野手、サントス外野手のスター性を認めている。3選手は最近、第59期キューバ野球リーグでマタンサスチームの優勝に大きく貢献した。
30歳のジェラは3選手のうち最も経験豊かな選手であり、2018年にパナマのトロス・デ・エレーラ、2019年にカナダ・オンタリオのインターカウンティリーグのキッチナー・パンサーズなど、海外リーグでの経験を重ねている。
マタンサスの左腕ジェラは、今季キューバリーグでは、11試合に登板し、プレーオフでの2勝を含む5勝4敗という成績をあげた。
一方、グランマ出身のサントスは、プレーオフでマタンサスの補強選手となり、打率.344、107安打、23二塁打、5本塁打、48打点という好成績をあげた。
オルメカスに参加するもう一人のキューバ選手が才能豊かなセサル・プリエトである。地元シエンフエゴスチームで、打率.352、96安打を放ち、そのうち二塁打13本、三塁打5本、本塁打4本を記録した。
優勝を争うマタンサスの補強としてその才能を示したプリエトは、メキシコの地でプロリーグデビューを果たすことになる。
今季のメキシカンパシフィックリーグでは、グランマのロエル・サントスが予選ラウンドでオルメカス・デ・タバスコとプレーし、プレーオフではナランヘーロス・デ・ヘルモシージョの補強に加わった。
まさに、ロエル・サントスと、ヨアンニ・ジェラ、セサル・プリエトは、3月22日から26日にかけて五輪最終予選に出場するキューバ代表候補チームのメンバーである。
オルメカス・デ・タバスコ
@OlmecasTabasco
強力なキューバ野球のスター選手3人がオルメカ軍に参加。ようこそ、ライコ・サントス、ヨアンニ・ジェラ、セサル・プリエト。
2020年1月21日10:45
ヨアンニ・ジェラ
ライコ・サントス
セサル・プリエト
Tres peloteros cubanos reforzarán Olmecas de Tabasco en México
http://www.radiorebelde.cu/noticia/tres-peloteros-cubanos-reforzaran-olmecas-tabasco-mexico-20200121/