2019年11月13日
エボ・モラレス勝利のボリビア大統領選挙に不正はなかった 米国の経済政策研究センターが発表
Cubadebate、2019年11月13日
米国の経済政策研究センター(CEPR)によって提出された報告は、先の10月20日にボリビアでおこなわれた選挙には不正が存在しなかったことを示しており、米州機構(OAS)のスタンスを否定している。
「ルイス・アルマグロ率いる米州機構の報告のどこにも、不正は明確に提示されていない。OAS監視団も、他のいかなる政党も、2019年10月20日の選挙において広範な、あるいは組織的な不正があったことを実証していない」、と同報告は提起している。
同報告が示すところによると、選挙の監視プロセスは、投票の集計における疑念と不信感を避けるために、政治的利益から離れていなければならない。
その意味で、米国に接近し、ボリビアでの不正選挙に確かに言及したドナルド・トランプ大統領とマルコ・ルビオ上院議員の発言については沈黙するOASの独立性を、同研究センターは疑問視した。
「根拠のない非難は取り下げるべきであり、将来のOAS選挙監視団の中立性を確保するために対策をとるべきである」、と同研究センターは述べている。
同報告は、ボリビアの最高選挙裁判所が2つの投票集計システムを持っており、そのひとつは合法で、もう一つがスピード集計のためのもので、この後者がOASの選挙の透明性に関する提案に従って実装されたシステムである、と説明している。
「その第一のシステムは、"暫定選挙結果送信"(TREP、以後スピード集計と呼ぶ)として知られるスピード集計である。これはある民間企業が"住民登録サービス”(SERECI)と合同で実施しているものであり、速報を提供するために設計されているが、不完全であり、確定的なものではない。投票集計の第二のシステムは、公式集計(あるいは計算)である。これはボリビアの法律に則った法的拘束力がある。この公式集計はより完全かつ正確であり、当然、より時間がかかる」、と同報告は説明する。
「最初の投票集計83.85%時点でのスピード集計の結果は、10%以上の差をつけてモラレスが即時の勝者であることを示している最終結果の方向性と一致しており、スピード集計も公式集計も、最終結果に関して投票傾向における重大な変化は示しておらず、むしろ、異なる地理的地域における投票者の好みの違いによって説明可能な、すでに知られた同じ傾向が、どちらの集計においても明らかになっている。法的拘束力のある集計、つまり公式集計に、何か意味のある重大な停止期間はまったくなかった」、と報告の研究者は説明している。
CEPRのマーク・ワイズブロット所長、BBCインタビュー(2019年11月9日)
CEPRのマーク・ワイズブロット所長、デモクラシーナウ インタビュー(2019年11月11日)
( レスーメン・ラティーノアメリカーノの情報による)
Informe desmiente a la OEA: No hubo irregularidades en Elecciones en Bolivia
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/11/13/informe-desmiente-a-la-oea-no-hubo-irregularidades-en-elecciones-en-bolivia/#.Xc1qdVf7TIU
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