2019年11月12日
キューバ外務省声明 ボリビアで進行中のクーデターを断固糾弾する
Cubadebate、2019年11月9日
キューバ外務省声明
去る10月20日、広範な国民参加の下で大統領選が実施され、ボリビア国民はエボ・モラレス・アイマ同志をボリビア多民族国大統領に選んだ。国内・地域内右翼による工作や帝国主義、徹底したメディア戦争に打ち勝ったモラレスの歴史的な勝利は同時に、「パトリア・グランデ」(大きな祖国)全体の勝利でもある。
選挙当局及び投票で示された国民の負託を認知せず、ボリビアの野党勢力は米国と地域寡頭支配層の支援と誘導を得てクーデターを実行し、選挙結果を国民の目から覆い隠そうとした。野党のクーデター戦略によって国内で激しい暴力行為が展開された結果、死者と数百人の負傷者が出た。糾弾すべきことに、先住民への人種差別的な行為も見られた。
キューバ共和国のミゲル・ディアスカネル大統領は「合法的なボリビア大統領に対するクーデターが進行している。野党は選挙の敗北を認めようとせず、憲法秩序に反して暴力に訴えている」と表明した。
われわれは合法的なボリビア大統領に対するクーデターを強く非難し、すべての関係勢力に向けて、この危険な工作をやめるよう呼びかける。これはボリビアと地域全体の安定にとって脅威である。
われわれはエボ・モラレス・アイマ大統領の呼びかけを支持する。大統領は、いっそうの冷静さと政治的高潔さを示しながら、各政党にはボリビアの和平に向けた対話を招集し、暴力的抗議の組織者たちには「深い反省」を呼びかけ、国民には民主主義を擁護するために努力するよう要請した。
キューバ政府と国民は、ボリビアの合法的に選出された大統領であるエボ・モラレス・アイマ同志、ならびに同氏が大多数の利益を目的に進めている「変革プロセス」に対し、確固たる支持を表明する。同プロセスは反論不可能な成功を収め、素晴らしい経済成長や先住民の権利要求をはじめとする目覚ましい社会的前進が達成された。われわれは国際社会に向けて、国際法及び「ラテンアメリカ・カリブ海の平和地帯宣言」の基本理念を遵守し合法性と平和の側に立ち、帝国主義と寡頭支配層によるクーデターを糾弾するよう呼びかける。
2019年11月9日、ハバナ
テレスールTV キューバ外務省声明(2019年11月9日)
Declaración del Ministerio de Relaciones Exteriores de Cuba contra el golpe de Estado en marcha en Bolivia
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/11/09/declaracion-del-ministerio-de-relaciones-exteriores-contra-el-golpe-de-estado-en-marcha-en-bolivia/#.Xcp_L1f7TIU
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