2020年12月04日
シルビオ・ロドリゲス語る ロス・バンバンは学び舎である
フアン・フォルメル(左)とシルビオ・ロドリゲス(右)
Radio Rebelde、2020年12月4日
楽団ロス・バンバン結成51周年を記念して、ラジオ・レベルデの番組「フレクエンシア・トータル」では、歌手シルビオ・ロドリゲスへの初公開のインタビューを放送した。フアン・フォルメルやロス・バンバンの他のメンバーとの仕事や親交について語っている。
このインタビューはもともと、映像作家でラジオ放送作家のブルーノ・スアレス・ロメーロによるドキュメンタリー「アイ・ムーチャス・コサス・パラ・アブラール」(話すことはたくさんある)の製作の一環でおこなわれた。
シルビオ・ロドリゲスはさまざまなテーマのなかで、バンバンとの協働についてや、バンバンが現代キューバ音楽のムーブメントにいかに影響を与えたか、などについて語っている。
ドキュメンタリー作品制作の都合上、シルビオへのインタビューの全編は作品のなかに含まれなかった。未公開だった部分も含めたインタビュー全体の今回の放送は、キューバ史上最も人気のある楽団と評価されることもあるバンバンに関してキューバの象徴的歌手であるシルビオが持っている評価の特別な側面を提供している。
シルビオ・ロドリゲスへのインタビュー音声はこちらから。
1983年にシルビオ・ロドリゲスが発表したロス・バンバンとの共演シングル2枚
Silvio Rodríguez: “Van Van es una escuela” (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/silvio-rodriguez-ldquo-van-van-es-una-escuela-rdquo-audio--20201204/
キューバ ハバナの新たな日常
鳩の周りで飛びはねる
Cubadebate、2020年12月4日、Abel Padrón Padilla記者、Ismael Francisco記者(ともに写真)
ハバナはこの12月、コロナ禍のさなか、新たな日常を生きている。子どもたちは学校に通い、医学部の学生たちは新型コロナウイルスとの戦いのために調査を続け、お年寄りたちは買い出しに向かう。当サイトのフォトジャーナリスト、アベル・パドロンとイスマエル・フランシスコのカメラがハバナのいまを映し出す。
コロナ対策を遵守
新型コロナウイルスに油断するな、アイスバーにも注意
調査に向けて準備万端
きみのタマネギがここに
公園での遊び
こうしてハバナは目覚める
ハバナの夜明け
にぎやかで素敵なわが町内
何よりも美しいもの
ハバナの動物園ガイド(2020年12月1日)
La Habana y su normalidad
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2020/12/04/la-habana-y-su-normalidad/
キューバ文化省声明 米国に資金援助された集団や報道メディアとの対話を拒否
キューバ文化省
Radio Rebelde、2020年12月4日、キューバ文化省
11月27日、キューバ文化省の前に、さまざまな要求を持った人びとが集まった。芸術に関係する若者たち(彼らは他の意図を持った集団のネットワークに召集されてそこまでやってきた)の探求心と申し立てを尊重して、フェルナンド・ロハス副大臣やUNEAC(キューバ作家芸術家協会)やAHS(エルマーノス・サイス協会)の代表者たちとの交流のために文化省の扉が開かれた。
4時間を超える対話の結果、事前に議題と出席者のリストを調整するために、大臣が主宰する会議を改めて開くことが合意された。
12月3日の午後1時39分、一通の無礼な郵便が文化省に届いた。そこでは、全員の代表を気取った集団が一方的な形で、誰が、誰との、対話を受け入れるよう強制しようとした。
祖国の象徴への攻撃や、一般犯罪、芸術を口実としたキューバ革命指導部への正面攻撃によってずいぶん前から自己排除されてきた人びとを参加者の中に含めようとしたとき、この策略の実行者たちは、あらゆる対話の可能性を壊して終わった。
文化省は、米国政府およびその役人と直接連絡をとり彼らのプロパガンダのための援助や戦略的支援、資金援助を受けている人びとと会うことはない。米国の連邦政府機関から資金援助を受けている報道メディアとも会うことはない。
われわれは、上述の郵便(これは文化省のデジタルサイトで参照できる)にある、キューバ文化の省庁を批判するには正当性や倫理が欠如したこの集団の性格を明らかにしている人びとについての口実を否定する。
自身の作品をキューバ国家の敵と契約していない、11月27日に文化省前に集ったすべての芸術家や若者たちに対しては、キューバ革命の文化組織が歴史的に実践してきたとおり、対話の機会が開かれ続ける。
キューバ共和国のミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領が繰り返した通り、われわれは非合法の政府ではない。われわれは政権の座にある革命政府であり、そのもっとも強大な力として、文化、自立した文化、独立した文化、根本からの反帝国主義の文化を備えている。
外国に雇われた傭兵とは、われわれは合意しない。
キューバ文化省
ハバナ、2020年12月4日
革命62周年
同郵便の文章:
日曜日会議 条件に向けた見解
1、27NやMSIの参加者への嫌がらせや攻撃や取り締まりを考慮し、会合に出向くすべての人びとや、会場外に集まりたい人びとに対する安全と補語の保証を求める。
2、文化省に送られた代表者リストは、27Nのデモ参加者によって民主的に選ばれた人びとの名前を含んでいるため、上記代表者の会合への参加は譲歩の余地はない。
3、われわれは法的問題を取り扱うため、本会合での法的な顧問として、法律家のフリオ・A・フェルナンデス・エストラーダがわれわれに同伴する。
4、議題のテーマが文化省の権限を超えており、またわが国の歴史で文化分野の危機が存在した際に対話をおこなったのは常に最高権力者であったことから、ミゲル・ディアスカネル大統領や内務省および法務省の権限代表者の本会合への出席を求める。
5、会合内にいる人びとは、出席していない多数の人びとの代理としての義務を負っており、また過去の経験では協定が破られ、公式メディアはNTVを通じてフェルナンド・ロハス副大臣の説明において会合で起きたことを報じるだけで同メディアでの反論の可能性もなかったため、会合を録画し取材するために独立メディアの出席を求める。また文化省が要求する公式メディアの出席も求める。
6、会合の最後には、共同公開宣言(文化省代表者と27N代表者との)がおこなわれ、双方が至ったすべての合意が明らかになるよう求める。
7、これらの保証が公に与えられるまでは、われわれが会合に出席することは適切とはみなさない。
会合の出席者リスト:
Alejandro Alonso
Amaury Pacheco
Aminta de Cárdenas
Camila Acosta
Camila Lobón
Carlos Manuel Álvarez
Claudia Calviño
Claudia Genlui
Daniel Díaz Mantilla
Gretel Medina
Henry Eric
Jon Benavides
Juan Pin Vilar
Julio César Llopiz
Katherine Bisquet
Liatna Rodríguez
Luis Manuel Otero Alcántara
Mauricio Mendoza
Maykel González Vivero
Michel Matos
Mijail Rodríguez
Miryorli García
Nelson Julio Álvarez Mairata
Reynier Díaz
Reynier Leyva Novo
Sandra Ceballos
Solveig Font
Tania Bruguera
Ulises Padrón
Yunior García
付添人:
Fernando Pérez
Julio Antonio Fernández Estrada
独立メディアのリスト:
14yMedio
Rialta
Periodismo de Barrio
El Toque
Cibercuba
招待する公式メディアの一部:
Granma
Juventud Rebelde
NTV
キューバTV 文化省、芸術家たちとの対話(2020年11月27日)
キューバTV フェルナンド・ロハス副文化相会見(2020年12月4日)
キューバTV キューバ文化省声明(2020年12月4日)
Nota del Ministerio de Cultura: Rompen el diálogo quienes pidieron diálogo
https://www.radiorebelde.cu/noticia/nota-del-ministerio-de-cultura-rompen-el-dialogo-quienes-pidieron-dialogo-20201204/
2020年12月02日
キューバ ハバナの今
きょう12月2日のハバナ
Cubadebate、2020年12月2日、Irene Pérez記者(写真)
今年最後の1か月が始まり、新たな日常が続いている。ハバナでは、マスク着用と日々のルーチンの最中にある。当サイトのフォトジャーナリスト、イレーネ・ペレスがハバナの今を紹介する。
毎朝の花売り
ラティーノアメリカーノ球場の公園で成人グループが体操
きょう12月2日水曜日のハバナの日常
きょう12月2日水曜日のハバナの日常
ACN ハバナの日常 べダードの公園の様子(2020年12月2日)
La Habana de estos días de COVID-19
http://www.cubadebate.cu/fotorreportajes/2020/12/02/la-habana-de-estos-dias-de-covid-19/
キューバの高速バス ビアスール 12月5日より運航再開
キューバの高速バス、ビアスール
Cubadebate、2020年12月2日、ACN
キューババス会社(EON)はきょう水曜日(12月2日)、ビアスール社が12月5日の土曜日より運航を再開すると発表した。首都ハバナを出発し全国の主要観光地や各県都への18ルートを運航する。
EONはこのプレスリリースにおいて、この計画からは、現在のコロナ禍の状況によりピナール・デル・リオとサンクティ・スピリトゥスは除外されている、としている。
このリリースによると、昨日から公式ウェブサイト(www.viazul.com)を通じてのみ、ビアスールによるサービスの営業がおこなわれている。
12月20日には同社の営業所においてチケット販売が再開され、またコロナ禍による運航停止の結果として生じる返金対応が12月31日までおこなわれる。
VIAZUL reanuda servicios de transportación a partir del 5 de diciembre
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/12/02/viazul-reanuda-servicios-de-transportacion-a-partir-del-5-de-diciembre/
米国が支援する対キューバのテロ活動 いまなお続く
Cubadebate、2020年12月2日
キューバTVのニュース番組における特別レポートは、2017年から2020年の間に発生したキューバに対する破壊活動とテロリズムによるさまざまな事件を、確証をもとに糾弾した。これらの事件は米国から資金援助を受け、支援されていた。
それらは、キューバ革命の転覆を企図してマイアミのテロリストの犯罪組織が米国当局との共謀共犯によって、あるときは暴力的手段で、またあるときは破壊的側面をともなって実行する侵略計画の一部である。
キューバTV 米国に組織化された対キューバのテロ活動(2020年11月30日)
Cuba sigue enfrentando el terrorismo financiado y alentado desde Estados Unidos (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/12/02/cuba-sigue-enfrentando-el-terrorismo-financiado-y-alentado-desde-estados-unidos-video/
キューバ グランマ号上陸64周年
Radio Rebelde、2020年12月2日
キューバはきょう(12月2日)、革命軍(FAR)の日と、フルヘンシオ・バティスタ独裁に対するゲリラ闘争を開始したグランマ号上陸64周年を祝う。
1956年12月2日、フィデル・カストロに率いられた82人の遠征隊員が、キューバ東部海域にたどりついた。メキシコのトゥクスパン港を11月25日に出発して7日後のことであった。
遠征隊員たちはおよそ4時間かけて本土までの1500メートルを横断した。その遅々とした苦しい行進のなかで、靴や服や貴重な軍需品が失われたが、しかしメキシコ出発時にフィデルによって発せられた「出発すれば到着する、到着すれば侵入する、侵入すれば勝利する」という宣言への信頼は決して失われなかった。
この確信とともに彼らは祖国の地にとどまり続けた。それはシエラ・マエストラでの決定的勝利に至るその後のすべての戦闘における指針であったし、そして64回目の12月を経た今、無駄に亀裂を生じさせることを狙う粗野なペテンに直面するキューバに屹立する指針である。
グランマ号とともに上陸したのは、ホセ・マルティが夢見た可能性と祖国のユートピアだけでなく、歴史を侮辱することを許さない、少なくともあいまいにしておくことを許さない、国民の主権の理想でもあった。
この英雄的偉業に敬意を表して、革命軍が1961年に設立された。
キューバTV(2020年12月2日)
キューバTV(2020年12月2日)
グランマ号上陸に関するメルバ・エルナンデス、ラウル・カストロ、フィデル・カストロのコメント
Recuerda en Cuba aniversario 64 del desembarco del yate Granma y Día de las FAR
https://www.radiorebelde.cu/noticia/recuerda-en-cuba-aniversario-64-del-desembarco-del-yate-granma-y-dia-de-las-far-20201202/
2020年12月01日
ラサロ・ブランコ ニカラグアリーグでのデビュー戦で勝利 6回無失点
ラサロ・ブランコ
Radio Habana Cuba、2020年12月1日、PL
ニカラグアのスポーツメディアが、同国のプロ野球リーグでキューバ人右腕投手ラサロ・ブランコのデビューをとりあげている。ブランコは王者チームのレオーネス・デ・レオンがティグレス・デ・チナンデーガに対して1対0で完封勝ちした試合に先発した。
興味深いことに、この試合の唯一の得点は6回、ブランコの同胞アドリアン・モレーノの打撃によるものだった。
モレーノは2007年から2016年まで、キューバリーグのグランマチームでブランコとチームメイトだった。
ブランコは6イニングを投げ、ピンチの場面でも動じず、とりわけティグレスが満塁とした最後の回は、マルビン・マルティネスを三振で切り抜けた。
後半の3イニングは元大リーガーのウィルトン・ロペスが投げ、2安打、2三振だった。
相手チームでは、同じく大リーグ経験があり、試合前時点で防御率トップ(0.79)だったベネズエラ人選手ヨエルビス・メディーナが、7回1/3を投げ8安打、2四球、4三振だった。
この日の他の試合としては、インディオス・デル・ボーエルが、ヒガンテス・デ・リバスの本拠地でビジターとして5対7で敗れ、9連敗を喫した。
この月曜日(11月30日)に試合がなかった新人チームのトレン・デル・ノルテが、9勝2敗で首位に立っている。これに、ティグレス(8勝6敗)、ヒガンテスとレオーネス・デ・レオン(5勝5敗)、ボーエル(1勝10敗)が続いている。
レオーネス・デ・レオン対ティグレス・デ・チナンデーガ(2020年11月30日)
Lázaro Blanco brilla en su estreno con los Leones en Liga de Nicaragua
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/241192-lazaro-blanco-brilla-en-su-estreno-con-los-leones-en-liga-de-nicaragua
2020年11月29日
キューバ 米国発のメディアによる虚偽報道を糾弾
マヌエル・マレーロ・クルース首相のツイッター
Radio Habana Cuba、2020年11月29日、ACN
キューバのマヌエル・マレーロ首相はきょう日曜日(11月29日)、自身のツイッターで、米国から生じたメディアによるさまざまな虚偽報道に対する、キューバ国民の団結を強調した。
マレーロ首相は、ミゲル・ディアスカネル大統領の投稿をリツイートした。大統領はそのツイートで、いわゆるサン・イシドロ運動は帝国主義によるリアリティーショーであると強調している。
マレーロ首相は、「サン・イシドロの人びとは、わが国民が騙されず、団結こそが将来の繁栄と尊厳と主権と尊厳に導くことを知っていることを無視している」、と述べた。
ディアスカネル大統領は先に、キューバに対して主にネット上で引き起こされているメディアの虚偽報道を糾弾した。
大統領は昨日土曜日(11月28日)、ツイートでグランマ紙の記事を共有した。その記事では、キューバの独立する権利を擁護し、良好な関係を望むが、脅迫や強制や圧力の論理には決して屈しないことが主張されている。
この記事でグランマ紙はまた、マイク・ポンペオ米国務長官のような米国の高官によるキューバの内政への干渉を糾弾している。
まずグランマは、米国政府や対キューバテロに関係している個人と、いわゆるサン・イシドロ運動との結びつきを非難していた。後者は同名の首都ハバナ近郊の地区で抗議をおこなっていた。
抗議者たちは、官憲侮辱罪により禁固8か月の処罰を受けたデニス・ソリスの釈放を要求していた。
キューバに対する暴力行動に資金援助した人びととソリスとの結びつきは、ネット上に流出した動画のなかで、ソリス自身によって肯定された。その動画でソリスは、マイアミのテロリスト集団に属していることにより告訴されたホセ・ルイス・フェルナンデスから、指示に従えば200米ドルを送金することを約束された、と説明した。
デニス・ソリスの証言
キューバTV(2020年11月29日)
Primer Ministro destaca unidad de los cubanos para enfrentar farsa mediática
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/241060-primer-ministro-destaca-unidad-de-los-cubanos-para-enfrentar-farsa-mediatica
2020年11月28日
クバーナ航空機 ハバナ着陸で不備 負傷者はゼロ
クバーナ航空のエンブラエル110機、ハバナの空港にて
Cubadebate、2020年11月28日
きょう11月28日(土曜日)の朝8時33分、ヌエバ・ヘローナとハバナ間を飛行する乗客15人、乗組員4人が乗ったクバーナ航空のエンブラエル110機1台が、ホセ・マルティ国際空港での着陸作業中に、着陸設備に不備が発生し、機体が破損した。
乗客や乗組員に負傷者は発生していない、とキューバ民間航空協会(IACC)は声明で発表した。
現在、このような事故のために定められた手順をふみながら、本件のために設置された委員会によって、事故原因が調査されている。
(キューバ民間航空協会の情報による)
Sin lesionados incidente de aeronave de Cubana que cubría la ruta Gerona-La Habana
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/11/28/sin-lesionados-incidente-de-aeronave-de-cubana-que-cubria-la-ruta-gerona-la-habana/#.X8L46c0zbIU