ブラック企業イン、アメリカ（ In USA ): 国際結婚inアメリカのんびりマタニティライフ

2022年04月06日

ブラック企業イン、アメリカ（ In USA )

今日は、私の働いている保育園についてお話したいと思います。

州によって保育園の決まりごとは微妙に違うかもしれませんが、

フロリダ州では、２歳児は、先生（保育士）一人につき最大で、１１人まで受け持つことを許可されています。

逆に言えば、それ以上の子供を一人の先生が受け持つのは禁止されています。

ちなみに、１歳半から２４ヶ月児の場合、６人までです。

私が、最初に受け持ったクラスは、１歳半から２４ヶ月児のクラスだったので、一人で６人までを

受け持っていました。

そして、６人以上１２人以下クラスにいる場合は、先生２人がそのクラスにいなければいけません。

そして、そのルールをやぶってはいけないと厳しく先輩たちに言われていました。

トイレに行くときも、代わりの先生に誰か、来てもらわないと行けないし、お昼休憩も同じです。

また、その保育園内にある外の公園（プレイグラウンド）に子どもたちがいる場合、子どもたちだけを外においたまま、教室内に物を取りに行ったりなどたった、数秒でも注意されます。

とてもそこはシビアなのです。

ですが、保育園の仕事もやっと慣れてきたと思った頃、足を怪我してしまい、なぜか、

２歳児のクラスに移動させられました。

それからが地獄の始まりでした。

２歳児といえば、魔の２歳児、英語ではTerrible 2（ひどい、最悪の２歳という意味）

その名の字のごとく、ひどいです。

私も子供が２人いるのでわかりますが、２歳はまったく人の言うことを聞きません。

だめと言ってもにやにやしながら、やります。

例えば、電気を消しちゃだめと言っても、消します。

人のおやつを食べちゃだめと言っても、無理やり取って食べます。

トイレの水で遊んじゃだめと言っても、トイレに手を突っ込んで遊びます。そして、おもちゃを入れて水を流してしまったり、さらには、コップに水をくんで、飲みます。（これ本当です。。。）

おもちゃの取り合いは日常茶飯事で、それが原因で、お互いの腕をかじります。

棚の上によじ登り、そこから飛び降ります。

他の子のおかしを棚の上に置いておいたら、気づいたときには、水浸しにされたこともあります。

先生の私物をその辺に置いておいたら大変、食べ物は勝手に取って開けられ、隠れて食べます。携帯は勝手に持っていって、ピコピコ押します。ロックがかかっていなかったら大変、携帯の待ち受け画面の色を変えられます。

お迎えの時間が来ると、次々と子どもたちのお迎えが来るなか、残された子どもたちがお母さんやお父さんが来ないと、泣き始めます。

私も帰る準備をしなくてはならないので、部屋の片付けを始めますが、

まず、おもちゃを片付けても片付けてもまた散らかります。

しまいには、片付けたおもちゃ箱をひっくり返します。

なので、おもちゃは棚からはずして、クローゼットの中に隠します。

本棚の本をすべて床に投げて、本棚によじ登り、窓の外を見て、お母さんのお迎えの車を探します。

よじ登っていたり、テーブルに乗っかったりする子を止めないと、上司に私が怒られるので、

片付けを中断して、止めに入らないといけません。

掃除機をかけようとすると、掃除機を触ろうとしてきたり、コンセントの線を触ったり、

掃除機をかけようとするところに走ってきたり、叫んで走り回ったりします。

お昼寝の時間は、早く寝る子はいいんですが、寝ない子は、他の子を起こそうとしたり、

わざと大きな音でおもちゃをがんがん棚にぶつけたり、

泣きわめいたりします。

お昼寝用のマットレスのシーツをはがしたり、シーツの下に潜り込んだり、

だめだといってもやり続けます。

先生が２人、３人いるときはまだいいのですが、一人で１１人見ているときは、

お昼寝の時間は大変です。

一人で二人の背中をとんとんしたりして寝かせようとするのですが、

他の子たちが騒いでいたりすると、そっちまでいって、止めに行かなくてはいけないので、

せっかく寝そうになっていた子も起き出して、一緒に遊び始めます。

そんなこんなで、地獄の日々もようやく慣れてきたというのに、

またさらなる地獄がやってきました。

なぜかというと、新しく入ってきた先生も次々とやめていくのです。

そのため、そのとばっちりがこちらに来ます。

他のクラスの子を見る先生が３時で帰ってしまうので、そのクラスの夕方６時半までの先生がやめてしまったため、

もう一つのクラスの先生がそのクラスの子たちを担当させられているのですが、

そのクラスの先生たちも、５時で帰りたがるので、

私のクラスに残った子どもたちを連れてくるのです。

私が１１人までしか担当できないのをわかっているのに、

それ以上連れてきます。

そして、上司も見て見ぬふり。

誰も助けてくれません。

最近はそれがほとんど毎日です。

これをブラック企業といわずなんというのでしょうか？

基本私は８時から５時までの勤務とさせてもらっているのですが、

（娘が同じ保育園でプリスクールに通っていて、プリスクールは８時からはじまるため）

私のクラスの６時半までの担当の人もやめてしまったため、

結局私が６時半までいるはめになってしまっています。

その後新しく入ってきた先生は、大学生なので、

木曜日と金曜日は６時半までいてくれるのですが、

月曜日と水曜日は学校があるので、１時で帰ってしまいます。

そして、パートで入ってきた先生も朝の６時半から午後２時までで帰ってしまいます。

そして、隣のクラスは１５～６人ほどの子どもたちがいて、

５時ころにはまだ８人くらい残っていて、私のクラスに何人か連れてこられて、

その後またさらに何人か連れてこられます。

そのため、私のクラスだけなかなか人数が減らず、

５時半から６時くらいになってやっと、人数が減るので、やっと片付けが

うまくいきます。

その頃になると私も精神と体力がもうくたくたです。

私の息子も学校が２時に終わってから、保育園にバスでくるのですが、

さすがに朝はやくから学校に行っているので、６時すぎまで保育園にいると

息子も疲れています。

夏場は、まだ、外が明るいうちに帰れるのでまだ気分的にいいのですが、

冬になると、その時間はもう真っ暗になってしまうので、

余計気分が悲しくなります。

せめて５時には帰れたら、まだ気持ち的にも体力的にも楽なんですが。

上司に相談したところ、新しい人を雇ったので、来週には来れるかもしれないと言っていましたが、

結局それから一週間たちましたが、姿を見せません。

ブラック企業にいつまでもいてもいいことないと思うので、

早いうちに私も辞めようと思っています。

娘のプリスクールが５月で終わるので、それまで我慢するか、

もう明日、上司に言って、２週間後に辞めると言うか。

悩み中です。

娘は、プリスクール中、保育園に出張でくる、バレエクラスと、チアリーダークラスを受けているので、

それはやめたくないようです。

息子も大好きなお友達がいて、その子が夏休み入るともうそこの保育園には来なくなる予定なので、

そしたらもう未練はないようです。

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